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2022年11月23日 イイね!

ゆっくり走る

ゆっくり走る


この64というクルマのステアリングを握るようになり、以前にも増して飛ばさなくなりました。

運転免許を取得後、ダートラやラリーに憧れ大学自動車部に籍を置くも根本的な経済問題を解決出来ず、貧乏学生の夢が潰えた事がありました。
それでも速く走る事を諦められなかった青年は、社会人と同時に中古のAA5型レオーネ4WDRXターボ(一番欲しかったのは冒頭写真のAB5型。ツインキャブレターのOHV!)を手に入れました。RXとはRally Xの略称。足回りを変更しロールバーさえ組み込めば、中級程度のラリーにもそのまま使える競技用ベースマシン…というスパルタンな触れ込みに、スバル狂青年の心は鷲掴みにされてしまいました。

夜な夜な練習と称し、山道やらダートやら雪道へと大変レベルの低い走りを磨いていたものです。今思えば単なる「危険走行行為」を繰り返していただけの、たまたま事故を起こさなかった幸いは、ご先祖様のお守りがあったからこそのおかげさまであるとは、傍若無人な当時の若者(ばかもの)には気づくはずもありませんでした。

そんなこんなで煽られたり危険な目に遭うなど少しずつ自己の愚かさに気付かされ、また年々人生の深まりと共にその蛮行を反省するようになってました。

また一方クロスカントリー4輪駆動車の世界では、地形を読み4輪の位置をイメージしながらゆっくり「這う」という走り方もあると知らされ、速く走るだけがクルマでは無い事もわかりました。
そもそも一般公道とは競走するための場所ではなく、安全確実に目的地へ移動するためのもの…との認識をようやく持てるようになったのは20代の終わり頃でした。

いつしか家族が出来、そして50代の後半に差し掛かる昨今ともなれば速く走る事への興味は、スムーズで無駄の無いドライビングの心掛けへと完全に変貌してしまいました。もちろんこれは、ゆっくり走っても楽しく感じる64の魔力もあっての事かも知れません。

人生も派手なアクセルワークで一気に駆け抜ける痛快さもあるのかも知れませんが、反面じっくりゆっくりと堪能する事も意外と乙で味わい深いものであると、ふと感じる今日この頃でありました。
Posted at 2022/11/23 18:35:36 | コメント(0) | トラックバック(0)
2022年11月13日 イイね!

妄想と覚醒

妄想と覚醒憧れのクルマを購入する過程は概して以下ようなステップを経て成り立つものと考えます。
①リーク写真や情報に心がざわつく。
②発表されるや否や仕事中であろうが何であろうが、とにかく一目散でショウルームへ駆けつける。
③持ち帰ったパンフレットと見積書が毎日晩酌の肴となる。
④金策を練りながら、毎晩のセールストークで妻を洗脳し続ける。
⑤ハンコ片手に、根負けした妻を引き連れいざ注文に出掛ける。
⑥オプショナルパーツやドレスアップ、カスタマイズに想いを巡らせ、藤圭子の夢は夜ひらく…おい!どんだけ昭和やねん💢

かく言う私自身も御多分に洩れず、第⑥段階は毎晩妄想に耽る日々となりました。

あのパーツを付け何処どこを交換して…と様々な構想に思いを馳せる時間は、極めて楽しくわくわくするものでした。

そしてようやく納車が完了し妄想通りにあらこちらとカスタマイズを重ねながらもまた反面、思いはあったものの実際に運転してみれば、どうしても今すぐに差し迫って必要なモノかが微妙であるという部分も出て来ました。

妄想と覚醒。

実際に所有してみて冷静に自分自身の使い方を分析すると、所有前と後では考えが少し変化したのでありました。

ふわふわして走りにくいと聞いていた足回りも実はゆっくり這うオフロードでの都合が良く、またそこへ踏み入るにしてもノーマルの状態で走破出来ない場所にチャレンジしようとは到底思えない自分がいる事に気がつきました。
さらにワインディングを走らせてみれば自分なりの走り方にもしっかり応えてくれる事を実感し、
「全然悪くないぢゃん!許容範囲、許容範囲。」

結局はオンロードとオフロード、素の状態のバランスをあっさり崩してしまう勇気を持てず、これはこれでジムニーの「持ち味」でもあると妙に納得している現在であります。

また185や195などタイヤサイズを大きくする憧れももちろんありましたが、現実問題として走行性能や燃費性能を悪化させる可能性も否定出来ない事から、街乗りメインの「今の私」にはどうしても変更してしまう覚悟が定まらず、純正サイズのままが無難であるとの判断に至りました。

更に考えていた社外マフラーへの交換も実際あちこち運転し慎重に検討してみれば、そのままでも充分心地良く感じるサウンドに、敢えて交換する理由が見当たらない事もわかりました。

「純正」侮るなかれ(笑)

普段の使い勝手や長期所有前提の耐久性など総合的に見るならば、この「純正」こそが考え尽くされた結果の産物であり、実は極めて偉大なさじ加減であるのかも知れないと、開発者の方々に心から敬意を払いたくなる今日この頃なのです。



Posted at 2022/11/13 12:47:10 | コメント(0) | トラックバック(0)

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