
Day1で約67kmのSSを走り、トップにたっちゃったり、スピンしちゃったりでクラス4位に後退し、
パルクフェルメの小野上温泉で1リットルのビールでドラに夜のガスコンをして臨むDay2は、
旅館の朝食から始まったのです。
前夜のサッカーワールドカップのダイジェストを見ながら朝食を完食しました。
Day2のSSには林道の設定が無く、群馬サイクルスポーツセンターのへんてこ特設コース(トシ・アライさんが設定)を2回走行。
この時点でクラストップとの差は2分15秒、
ひとつ上の順位との差が40秒。
『だめだこりゃ、自力で優勝は当然ムリだけど、3位にジャンプアップも自力は不可能だな。
ギャラリーがいっぱいなのでせめて楽しんで見ても〜らお』
という気持ちでスタートする
SS11 3.45km ドライ 15mほど◎◎路面
世界の「トシ・アライ」さんが設定したのは3キロ半の間にシケイン(1速必至)が三カ所、クランク(やはり1速使用)が二カ所、ドラム缶の180ターンが一カ所、そして15mの草ダート(Day1の腐葉土より滑る。しかも上り坂)という初めて見るタイプのコース。
「走り慣れている人とそうでない人の差を無くすため」という考えとのことです。
スタート直前に気持ちを高める音楽を聴いて(Super Fly の『タマシイレボリューション』)スタートのカウントダウン!でクラッチミート!大失敗!!
だめだめスタートから始まって、このコースの勝負ポイント『草ダート』の進入でちょっとヘマをしてなかなかのぼってくれない、180ターンもいまひとつ。
クラス6位
そして
待機場所に誘導されて1時間後の最終SSに向けて集中を高めていたところで最後のドラマが、
「クーラント漏れていますよう」という声が
『だれの車両だ?』
「ゼッケン17番のクルマ」
『げ、それってオレじゃん』
みると地面に緑色の液体が。
『ありゃ〜これは最悪リタイアか?』
ナビのかっちゃんと漏れている箇所を特定し、漏れを止める方法を考えて、他の参加者のみなさんからもアドバイスや水をいただいて、なんとか漏れは止まり、最終SSに向かえる状態になったのです。
御協力いただいたみなさん、どうもありがとうございました。
最終のSS11 (SS10の再走) 3.45km
冷却水が減っているため全開アタックは無理でしょう。
ということに加え、ひとつ下の順位との差は1分50秒。
『リタイアにならなかっただけでもラッキーだし、クルマを壊さないためにも半開でドライブペースでいきましょう。でもギャラリーがいるところだけはそれなりにいきましょう。』
と、ナビさんと打ち合わせしていて、「コースはパーフェクトに暗記できたので、ペースノートは読まなくてよいから、デジタル水温計の数字を読み上げて。」
とお願いして半開でスタートし、ギャラリーのいる草ダートへ。
もうタイムは気にしていないので気楽に進入、そしたらあらら上手くアプローチできちゃった。
上りの草ダートはロス無く通過。
お次の180ターンもお気楽にサイドを引いたら(ラリー屋にしては)上手くターンできちゃった。
水温計の数字も思ったほど上がらないので途中で半開から全開へ。
ゴールしてみたら3秒のタイムアップ。『ありゃ〜?』
『なんとか完走できた〜!』
最終リザルトはクラス13台中の4位。
リタイヤが5台。そのうち3台がスーパーラリーで復帰。というなんともサバイバルな試合でした。
2日間で合計73.369kmのSSを走った『TAGラリー』は来年 全日本戦へ昇格をねらっているとのことです。
いつもの倍の競走をしたらやはりドラマもいつもの倍ありました。
最後まで読んでいただいた方、どうもありがとうございました。
林道物語 次回は8月の後半になります。
Posted at 2010/07/12 23:44:23 | |
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