
昨年のブログ・・・(汗)
放置していた分が多く、中々まとめらずにいた・・・(恥)
それを昨年の10月に“4月”・“5月前半/後半”まで書いて再び停滞していた・・・(恥×2)
【過去ログ】
2010年度 上半期 4月編
2010年度 上半期 5月編 前半
2010年度 上半期 5月編 後半
この三連休は、財政難だし、家族サービスも初日に済ませたので、重い腰をあげる事とした。
いつもならばお暇な方だけ“お付き合い頂ければ・・・”と書く所ですが、この特別版は出来るだけ多くの方に、読んで頂きたいと思っております。
この活動に共感して頂きたいとは申しません。
現状を知って頂ければと思います。
出来る事なら、“イイね”で広げて頂ければ幸いです。
2010.05.09(
Sun)
『署名活動@高知』の巻
5月編 後半(過去ログ)で“人生で初の四国へ”とあり、その目的が“ボランティア活動”と記しました。
今回はその詳細です。
お急ぎの方:新聞記事(後半に3枚)だけでもお読み頂き、“飲酒運転撲滅”のきっかけとなって頂ければ幸いです。
先ずは、em-zeeがボランティア活動をなぜするのかという事ですが、きっかけは以下の通りです。
過去ログ『イイね!でたどり着きました。』にも書きましたが、実は、約5年前に私の父が飲酒運転の車両に“尊い命”を奪われました。
交通事故の当事者(加害者・被害者・遺族)にはハンドルを握る皆さんをはじめ、免許を持たない人でも、誰にでも、巻き込まれる可能性が有る事なのです。
刑事裁判は、一昨年やっと最高裁にて“危険運転致死傷罪(以後:危険運転)”を認めて頂き、単罪では国内最高であろう懲役18年で結審致しました。
コレは当時の警察官(初動捜査・聞き込み)は勿論の事、担当検察官による執念の賜物と感謝致しております。
事件当時、裁判員裁判や被害者参加制度が無く、また罪名にも自動車運転過失致死罪(最高7年)が無い頃で、1審(地裁):業務上過失致死罪(以後:業過)+道路交通法違反(以後:道交法違反) 懲役6年/2審(高裁):逆転による危険運転 懲役18年という経過をたどっての事でした。
つまり、刑事裁判に於いて、制度を知れば知るほど、被害者遺族は蚊帳の外であり、非常な迄の無力さを痛感させられ、ストレスばかりが蓄積される事となりました。
そして未だに、民事裁判は、まだまだ終わりを見せないのです・・・
死亡事故は一瞬の出来事かも知れませんが、それによって遺族は、多大な時間と労力を費やす事を、強いられる訳です・・・(疲)
少し長くなりましたが、上記の様な事が背景にあるのです。
そして、もしも刑法に“危険運転致死傷罪”と言う罪が無ければ、当時の刑法からすると、この事件の罪名は、業過で最高5年、道交法違反を併合罪としても6~7年程度となってしまうのです。
懲役年数もさることながら、自分の意思で酒を飲みハンドルを握った者は、その時点で“故意犯”であり、“過失”と言う罪で裁くのは、被害者遺族として到底納得の行く事ではありません。
em-zeeを含む遺族の精神的ダメージが比較的少なかったのは、この“危険運転(最高20年)という罪が刑法にあり、それを認めてもらう事が出来たからと言っても過言でありません。
そして、この“危険運転”の刑法新設に、力を尽くされたのが、井上夫妻なのです。
【井上夫妻】
1999年11月 東京都内の東名高速道で大型トラックが飲酒運転で一家4人が乗った乗用車に追突し、女児2人が焼死した東名高速飲酒事故の被害者である。
この事故を機に“危険運転”が刑法に新設されるまで、署名活動~法務省への直談判~国会での法案可決されるまで尽力を尽くされたご夫妻で、現在は飲酒・ひき逃げ事犯に厳罰を求める遺族・関係者全国連絡協議会(以後:IHG連絡協議会)・・・自助団体の幹事をしている。
em-zeeもお手伝いの範囲ではあるが、IHG連絡協議会に御礼の気持ちを込め、更には飲酒運転撲滅の為、参加させてもらっているのである。
今回、直接IHG連絡協議会の活動ではないのだが、非常に納得の行かない事象が高知で発生した事により、緊急支援参加をして来たのである。
前置きが長くなりましたが、活動の様子が書かれた、新聞記事をお読み下さいませ。
尚、em-zeeの本名と実年齢は、諸事情により伏せさせて頂いておりますが故に、一部加工しております。
また、記事は翌朝の朝刊です。
予めご了承下さいませ。

■'10.05.10 高知新聞:社会1/23面■

■'10.05.10 讀賣新聞:地域/24面■

■街頭署名活動 準備風景■
IHG連絡協議会&NPO法人『こうち被害者支援センター』の方々※ 右奥スーツ:記者の方々
肝心な、署名活動中の写真は、今回ありません。
非常に限られた短時間での道路使用許可でしたので、活動に集中してしまいました。
署名活動の後、共同記者会見がNPO法人『
こうち被害者支援センター』で行われました。
2010.05.09(
Mon)
『傍聴支援@高知地裁』の巻
翌日は、高知地裁での傍聴支援に行って参りました。
傍聴支援する事による明確な効果と言う物は、正直判りません。
しかし、遺族の想いをメディアにアピールするチャンスのひとつと考えています。
現に昨日の活動中、署名協力して下さった方々の話や、メディア各社(NHK高知・テレビ高知・共同通信・高知新聞・毎日新聞など・・・名刺交換したのはそのくらいだったかな?)の記者の方々の話からも、この件が地元では非常に注目されている事を知りました。
昨日の共同記者会見や今日の閉廷後の囲み取材などでは、我ながらメディアに対して良いアピールが出来たと思っています。

■'10.05.11 毎日新聞:高知/25面■
傍聴支援にIHG連絡協議会からは、井上夫妻とem-zee夫妻で行きました。
em-zeeだけ抽選にハズレ、昨日名刺交換した記者の方から、記者席の傍聴券と腕章を貸して頂き、傍聴支援を致しました。(どこの新聞社だったのかは、忘れてしまいましたが・・・・(汗))。

■'10.05.10 傍聴券■
最後に、em-zeeの件も被告の飲酒検知拒否により、酔いの度合いに関しては、数値がないのです。
※ 2007年より飲酒検知拒否は、立派な犯罪となりました。
しかし結果が、こうも違ってくると、高知地検は、何をやっているのだ!!と声を荒げたくなります(悲)
つまり、遺族の味方である筈の検察が、最大の敵となってしまっているのです。
遺族はココでも、精神的な傷を負ってしまっているのです・・・
取り留めの無い事を、長々と書いてしまいましたが、飲酒運転による被害者遺族がここに存在する現状をリアルに感じて頂き、これを機に飲酒運転撲滅へと繋げて頂ければ幸いです。
冒頭にも書きましたが、現状を知って頂き、出来る事なら、“イイね”で広げて頂ければ幸いです。
長文にお付き合い頂きまして誠に感謝致します。
em-zee
ブログ一覧 |
まとめ | 日記
Posted at
2011/01/09 23:37:24