この記事は、妻の遺書について書いています。
先ずは、勝手にトラバさせて頂く事をお許し下さいませ。
タイトルの通り、イイね!でたどり着きました。
私も発言したくなり、コメントを書き始めましたが、長くなりそうなので、自分のブログに書き直しました。
はじめに、原文をコピペします。
長いけどゆっくり、お読み下さいませ。
私はもう生きてゆく根気も力もなくなりました。
署長様、ご承知のように私の夫も死にました。そして相手の人も死にました。
夫は自業自得でありましょうから如何ようにせめられてもしかたありません。
でも、あとに残った私と子ども二人にまでその責任があるのでしょうか。
私に財産がたくさんあれば、ご遺族の方の気の済むように弁償したいと思います。
いくらお金をあげたからと言って亡くなられた人の命を元通りにすることは出来ませんが……。
でも私には何もありません。
それでも将来家をたてるために貯金していたお金があったのでございます。
それで私はこのお金とテレビ、冷蔵庫、洗たく機、洋服タンス、時計、指輪、夫の洋服等も売りました。
また夫の退職金をも全部差上げる条件でご遺族の家に持っていったのでございます。
ご遺族のご両親は「こんな少額では納得できないからもっとお金をだしなさい」と申します。
私はこのお金が私の全財産でございますからこれ以上のお金を調達することはできませんので幾重にも私の事情を申し上げたのでございます。
ご遺族のご両親は親戚回りをしても賠償金をだしなさいともうします。
でも、夫の親戚も私の親戚も決して余裕のある生活はしていませんのでぼう大な金額を調達することはとうてい出来ないのでございます。
すると次は私に働いて毎月弁償しなさいと申します。
私のような学歴もなく手職もない人間に何万もする給料を払ってくれるところがありましょうか。
たとえ就職することが出来ましたところで、弁済金と家賃を払ってしまうと生活費にまでまわすことは出来ないのでございます。
どうして親子三人生活すればよろしいのでしょうか。
罪のない子どもたちと生活だけは近所の子供たちと同じようにしてあげたいと願うのは母として当然のことではないでしょうか。
子供たちは「お父さんはどうしたの」「なぜテレビがなくなったの」「テレビがみたい」とせがまれます。
子供たちは今すやすやねむっております。
これからお父さんのもとに行けるのも知らずに。
署長さん、この小さな子供の命をうばう母をばかな女とおよび下さい。
でも、子供をのこしたなら、あとの子供たちの生活を考えるとあわれでなりません。
親子三人でお父さんのもとにまいります。
ご遺族のご両親のおっしゃることは決してご無理なことではありません。
私の夫さえ、酒を飲まずに運転していたならば、決してご子息様を死なせずに済んだのでございます。
私と子供二人の命とひきかえに夫の罪をおゆるし下さるよう、ご遺族様におとりはかりくださいますようお願い申し上げます。
北海道日高管内S町の国道で、会社員が酒酔い運転で追越しをかけ、対向車と正面衝突し相方とも死亡した。
この酒酔い運転の家族は妻と5歳及び3歳になる二人の子供がおり、それまで明るい平和な生活をおくっていたが、この事故により一瞬にして幸せな生活が崩れ去り、前途を悲嘆した妻は警察署長宛に遺書を残し、可愛い二人の子供を道連れに自殺した。
これはその時の遺書である。
私はコレを読んだ時、自分の妻や子供に置き換えてみると、やるせない気持ちで一杯になり、涙が止まりませんでした。
実は、約5年前に私の父も飲酒運転の車両に“尊い命”を奪われました。
刑事裁判は、昨年やっと最高裁の結審が出ました。
しかし、民事裁判は、まだまだ終わりを見せないのです・・・
死亡事故は一瞬の出来事かも知れませんが、それによって遺族は、多大な時間と労力を費やす事を、強いられる訳です。
一言で事故と言っても、不可抗力の物も、あると思います。
被害者遺族として、言わせて頂けるなら、飲酒事故は不可抗力でもなんでもなく、“故意犯”なのです。
近年、飲酒運転に於ける厳罰化が、周知される様になりました。
それでも、飲酒運転の検挙や飲酒事故は絶えません・・・
数年前、統計上、飲酒事故は減少傾向と報道されていました。
これは、単に飲酒事故が減少したのではなく、飲酒事故を起こした者が、飲酒運転の発覚を恐れ、その場から立ち去り、アルコールが抜けてから、出頭するケースが増えたからなのです。
この場合、飲酒検知ができなくなり、飲酒事故の扱いから外されてしまいます。
よって、結果的に飲酒事故は減少との結果となっているのです。
つまり飲酒事故は、統計上に於いて飲酒事故と言う姿を晦まし、より悪質化してしまっているのです。
また、この事故現場には、大事な事が置き去りにされてしまっています。
救急車を呼んでくれたら、助かったかもしれない“尊い命”が、放置されてしまっているのです。
飲酒運転という罪を犯しながら、事故を起こし、その場から立ち去った方が、罪が軽くなってしまう現行法が、そこには存在するからです。
法改正の必要も有るとは思いますが、コレを読んだ皆さんひとりひとりが、飲酒運転撲滅に、今一度お考え頂けたら、幸いです。
ココに来る方は皆さん車が好きな方と思いますので、ご理解頂けるものと信じております。
たった一瞬の気の迷いで、家族・親類・友人・知人・会社・・・あなたを取り巻く全てを失わない為にも、飲酒運転は、絶対にやめて下さい。
万一、今でも飲酒運転をしている人が、コレを読む事によって、やめるきっかけを掴んで頂けたらと思い、書かせて頂きました。
一方的な意見かも分かりませんが、コレが私の思いです。
最後に、原文を書いた
トラ♪さんの最後のコメントをコピペします。
ps.このブログの内容が決して『イイね!』と思わなくても、少しでも多くの方に読んで頂けるように『イイね!』を押して全国の『みんカラ仲間』たちに広げていただけたら幸いです。
最後まで読んで下さり、感謝致します。
em-zee