タッチパネルのガラスが破損したNEXUS7(2012年モデル)ですが、ASUSに修理費用が幾らなのか聞いたところ、14,000円ほどとの事。
現在の2012年モデルの新品は18,000円程度で、画面解像度が上がった2013年モデルでも16GBの記憶領域になりますが、ほぼ同様の値段でした。
これでは、修理をお願いするのは、得な事では無いですね。
いろいろ調べたところ、
先人さん達が、液晶ユニットを入手して修理しているとの事。
ebayなどから液晶ユニットが安く手に入るとの事で、修理に挑戦しました!
液晶ユニットは、
ebayのこちらから。
分解道具が付属していることと、品物代+送料がバランスが取れていると判断した売り先です。
シンガポールから送られてきましたが、送料は無料でした。
お値段は5野口少々。
11月20日注文で、12月2日に到着。およそ2週間の発送時間なのは、船便だからなのでしょうか?
関税は無税でした。この梱包だと、ポイポイ投げられても破損しないでしょう(笑)
届いた品物は液晶ユニットと、分解工具。
特に裏蓋を開けるためのギターのピックのような工具は必須ですね。
分解方法の詳細は、Youtubeにアップされていた
NEXUS7の分解動画を参考にします。少々異なりましたが、大きな配置は同じなので、非常に参考になりました。
フロントのタッチパネルが破損したNEXUS7。これが今回の患者(笑)
裏蓋を外しますが、USB端子の脇の部分に取り外す工具を差し込んでこじれば外れます。この辺の外しやすさは、iPhoneやiPodとは大違いですね。
二つに分離しましたが、右側の裏蓋はそのまま保管します。
四角で囲んだ場所にあるのが、リチウム電池。最初に取り外すのは、このパーツです。
コネクターを取り外し、電池が両面テープで止められているので、青色の工具を使いてこの原理で剥します。
次は、ステレオスピーカーの取り外しです。
コネクターは、電池の放熱目的である銅板の下にありますので、銅板を半分程度剥しました。そして、3か所のネジを取り外します。
USB端子とイアフォン端子の基盤御取り外しです。ネジは5か所。一番左側のネジは、シールに隠れていますので、シールをめくって取り外します。
メイン基盤からつながるフレキシブル配線は、コネクター根元の黒いロック箇所を起こせば取り外しが出来ます。
電源ボタンと、音量調整ボタンのフレキシブル基盤です。
コネクターを外したら、両面テープで取り付けられている基盤をゆっくり引っ張って取り外します。しかし、今回の作業では、コネクターから取り外すだけで良いでしょう。
先ほどのUSB基盤に接続している、フレキシブルケーブルにメイン基盤側をコネクターから取り外します。この際に、張り付けてある、黒い絶縁テープをはがします。
この黒い絶縁テープを全て剥します。再利用しますので、粘着力があまり落ちないようにむやみに触らない方が良いかも(笑)
銅板を外します。これは、電池の放熱用として取り付けている感じがします。同じく両面テープなので、破ってしまわない様に気を使います(笑)
銅板が取り外せますと、メイン基盤とUSB基盤を結んでいるフレキシブルケーブルも外す事が出来ます。
液晶ユニットに接続されているフレキスブル配線をコネクターから外します。
同じくもう一つのフレキシブルコネクターも取り外します。このコネクターははまっているだけなので、マイナスドライバーなどで引き起こします。
メイン基盤を止めているネジの頭に1か所”いじったことを証明する?"「SEAL」をいうシールがあるので、これもはがします。何回かはがしたり貼ったりを繰り返せば粘着物の固まりのようになります(笑)
メイン基盤を止めてあるネジを全て外します。7か所程度のネジで止められています。
メイン基盤の下にある、フレームを外します。これはネジが沢山です(笑)
フレームはこんな感じです。
液晶ユニットとメイン基盤間を接続しているフレキシブルケーブルを外します。
ピンボケで申し訳ないのですが、液晶ユニットと周囲の外枠は両面テープで取り付けられていますので、ドライヤーなどで熱しながらはがします。この作業が一連の作業の中で一番大変です。
自信が無ければ、外枠も装着された液晶ユニットを購入する手もあります。
やっと、液晶ユニットが外れました。この後は、新品を組み込みます。
左側の旧液晶ユニットの上部右側の銀色のテープは再使用しますのではがします。
新液晶ユニットに、はがした銀色のテープを貼ります。
液晶周囲の外枠を装着。僕は、その外枠の両面テープは水洗いしてガラスの滓を取った後に再使用しました。
このドッグステーション接続端子の下にあるクッションテープも旧液晶ユニットから移設します。
液晶ユニットとメイン基盤を繋ぐフレキシブルケーブルを装着。
メイン基盤とフレームも装着。その時に、液晶基板から出ているフレキスブルケーブル2本を上に出しておくことを忘れ無いように(笑)
メイン基盤とUSB基盤を繋ぐフレキシブルケーブルを装着。
USBおよびイアフォン基盤を装着。
コネクターを接続しますが、フレキシブルケーブルの位置を調節します。
液晶ユニットからのフレキシブルケーブル片方を接続。押し込むだけですが、明確なクリック感があります。
もう一方のフレキシブルケーブルを接続。今一つしっくり装着できませんでしたが、確実に接続されていればOKです。
電源スイッチなどのフレキスブル基盤を装着。下の切欠きに合わせます。実は、一番下の黒い部分、本体では操作スイッチが無いのです(笑)押せば何が起きるの??
スピーカーを装着です。一部ネジの鏝箇所が壊れているのは、誰かが踏んだから(笑)
黒い絶縁テープをメイン基盤に貼り直し。再利用です。
放熱用銅板も再利用。
電池を再接続。
フレキシブルケーブルは、コネクターに接続してロックした後に抜けないか確認が必要です。
また、今回電池が全くなくなっていることに気づかず、何回か再分解したりしましたが、NEXUS7は、電池が全くなくなった状態では、USBから充電しても何も反応が無いために、間違ったかな?と勘違いしがちなので、もし、修理が終わったらしばらく充電してみることを推奨します。
その際に、USBの接続を入り切りした際に下の写真の様に液晶に電池マークが出れば問題ありません!
てな事でNEXUS7の修理は完了。慣れればそれほど難しくない印象を受けました。(笑)
試したい方は自己責任で(笑)
長文失礼しました!