
国道ラリーとは国の維持管理する路線を始点から終点、もしくは終点から始点までを走破することを指す。 国道と言っても幅員が広く快適な道ばかりではなく、中にはとんでもない道が存在する。
特に400番台の路線は山間部や峠道をただ舗装しただけという、おおよそ国の道とは思えないような酷い道が存在し、愛好家たちはそれらを"酷道"と呼びトレースすることを趣とする。
まぁ、なんというか変わったドライブのことですw
そういうことで、僕も2009年は岡山県倉敷市~京都府福知山市までを結ぶ国道429号線と徳島県徳島市~高知県四万十市までを結ぶ国道439号線をラリーしてきました。
ちょっと動画を再編集してみたのでご紹介
2009.5.4.
ゴールデンウィークもまっただなか倉敷から総社、美作と地元の走ったことのある道をトレースしながら兵庫県宍粟市の高野峠、志引峠に始まる大型車通行困難の峠区間と生野銀山湖の湖畔をたどるワインディングロード、青垣峠の狭路急勾配、そして最後の難所である兵庫県丹波市の榎峠。
完全に生活道路というか集落の中の道を走って峠道へと進みます、かなりタイトなヘヤピンというかつづら折を繰り返しながら緩やかに標高をあげていって京都府に入ると今度は急勾配で下っていくと言うなかなか複雑なレイアウトの道でした。
R429は狭くてレイアウトが複雑なところもありますが、舗装状態や管理状態もまだよいので酷道入門にはうってつけな路線かと思いました。 ラリーでなくても兵庫に遊びに行った時は普通に使いますしねw
2009.8.12.
世間よりも1日はやい盆休みをもらったので高速道路を1000円じゃないけど瀬戸大橋を渡って四国に上陸、そのまま高速で徳島県庁を目指しました。
到着は午前5時、県庁前の大通りは阿波踊りを目前に迎えて観覧席や飾り付けが施されていました。
早い時間ですが、準備されてる人もいてラリー開始のセレモニーにはうってつけですw
国道439号線は総延長342.4km四国で一番長い国道にして"酷道"と呼ばれている路線の中でも最長ものでもあります。
はじめの難所府能峠はバイパス道が出来てしまって気がつかないうちに終了。
見ノ越で四国第二の高峰”剣山”の落石でハーフダートとなった道をグニグニと走破、その後は国道439号線屈指の酷区間、京柱峠と向かいます。
徳島側の道は動画に納められていませんが峠越え全線に渡って舗装がはがれたり路肩が落ちたりガードレールが無かったりとフルボッコ路全開、そしておきまりの急勾配ヘヤピン。
峠の頂には茶屋がありイノシシ肉のうどんが食べれられます。
ココから見られる四国山脈の眺めはすばらしかったですよ~~
くだりの高知県側ももちろん酷いのは酷いのですが、登りのアレぐらいにくらべるとなんか感覚が麻痺してきてたいした事の無い路に思えてしまうのは。。。
このあたりは林業がさかんで、あんな狭く勾配のキツイ路でもトラックに材木満載で降りていくのは凄いですねww
そのあとも矢筈峠をこえて最後の難所四万十市の杓子峠を走るのですが、この杓子峠は時間帯も昼回ってたのもアルかもしれませんが、狭いのにバンバンと対向車がやってきますw
おかげで何度バックしたことやらww
路の酷さプラス交通量でココが一番、運転していて堪えました。。。
国道走破した後は折角なので足摺岬まで走って愛媛経由で四国ほぼ一周してきました~
22時間で900km走行… 酷だけど楽しい、これが酷道ラリーってやつですか~
来年は三重~和歌山のR425とか走ってみたいですね。
Posted at 2009/12/29 12:44:28 | |
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酷道 | 日記