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先ほど、エス爺さんと(みんカラ上で)VDCの話をしていて、ふと思ったことがあったので書きたいと思います。

レヴォーグや今度のWRXに搭載される予定の‘アクティブトルクべクタリング’、スバルのこれは、VDCの制御を利用してやっていますね。
なので、同じ名前でも、ランエボのスーパーAYC(でしたっけ?)やレジェンドのSH-AWD、ジュークのそれとは制御のやり方が違うようです。

ランエボやレジェンドなどのアクティブトルクべクタリングは、デフ(リヤデフ)を電子制御して、コーナリング時、外側のタイヤにより多くの駆動をおくるというシステム。
片や、スバルの場合はVDCを利用してますので、左右どちらか片輪の駆動を増やすのではなく、コーナリング時、内側のタイヤに制動をかけることで(理論上)外側のタイヤの駆動が増す…という感じです。

スバルは制動のほうでトルクべクタリングしてます。

スバルのトルクべクタリングは機械的に駆動を増やしていないので、「四駆のスバルがVDC頼みか…」などと、多少のガッカリもあります。(笑)
しかし、早合点するなかれ。
ランエボ、レジェンド、ジュークなどのトルクべクタリングは、駆動のほうで制御しているので、アクセルONの時しか働きません。(アクセルOFF時は普通のクルマと同じ)
しかも、電磁・電子制御デフ故、メカ(リヤデフ)が重くなりますし。

そこでスバルはVDCを利用しようと考えたのでしょう。(個人的見解です)
VDCで、コーナー内輪に制動をかければ、おのずと外側のタイヤの駆動は増えますし。 デフも重くなることもないですし…。
更にVDC故、アクセルON時、アクセルOFF時、問わずアクティブトルクべクタリング出来ます。

スバルのアクティブトルクべクタリング。
今のところ、スバル的にはこのやり方がベストだと考えたのでしょうね。(笑)