BRZ,86　MT車の方の参考に

昨年夏頃でした。
クラッチペダルを動かすと『ギーコ、ギーコ』と異音がし始めました。
ディーラーではミッションを下ろして確認しないと分からないと言われたので、そのままにしていました。

昨年夏から約１００００ｋｍ上乗せしたトータル６５０００ｋｍ以上走行していて外気温４０℃の高速道路でＰＡに入ろうとシフトダウンするとクラッチペダルが２段階くらいの踏力で戻るような感覚がありました。するとエンジンルームから白煙が上がりました。
特にガソリン焼けでもなく、当然エンジンからでもなく、エンジン後方の下側あたりから煙がでているようでしたがボンネットを開けたまま３０秒もしないうちに煙が無くなりました。
取り敢えず様子見でゆっくりとシフトアップしながらＰＡを出ると普通に走れます。
このまま目的地を目指して高速道路を下り一般道を走り始めるとクラッチペダルの踏力の感覚がどんどん怪しくなり停止する前にエンストするようになりました。
この時点でクラッチが切れていない状況が頻発。
最終的にはクラッチペダルを踏み込んだままペダルが戻らなくなりギアが入らなくなり走行不能となりました。

高速道路ではあまりギアチェンジしないのでクラッチのある部品が保ったようで一般道でギアチェンジが多くなりクラッチの部品にトドメを刺した様です。

任意保険の会社へ連絡を取りレッカーを手配し地元のスバルへ修理入庫となりました。

下記が修理明細になります。

修理報告を受けたところクラッチレリーズベアリングの破損・変形が原因との事でした。

恐らく昨年夏頃の異音発生時にはこの部品が破損し始めて約１００００ｋｍで完全に壊れたと思われます。

そこで特に前期ＢＲＺや８６のマニュアルを運転している方にクラッチペダルの操作で『ギーコ、ギーコ』と異音が発生し始めたら私のように１００００ｋｍも放っておかず早めにクラッチレリーズベアリングの交換をお勧めします。

どうしてもミッションを降ろしての修理となるので確認だけでも工賃が５００００円前後と高額になります。

ミッションを降ろすなら滅多に降ろす物ではないのでクラッチレリーズベアリング以外の部品も交換が良いかと思います。

私の様にせっかくの夏休みで東京から山形まで行き走行不能で愛車を修理で預けてレンタカー（荷物が多く新幹線では帰れなかった）で東京へ帰るような事にならないよう注意して下さい。