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2014年06月30日

バルブステムオイルシール交換作業

作業2日目~

今日はバルブステムオイルシールの交換にチャレンジしてみました




バルブ周りの構造図です

画像は借り物で2JZではありません

番号で説明すると
18番がバルブ
31番がバルブガイド
34番がバルブスプリング
42番がバルブリフター
40番がカムシャフト
となります

バルブガイドの一番上に付いているものが、今回交換するオイルシールです
またバルブスプリングの一番上に付いているものはリテーナーです



カムを外してバルブリフターを外すとバルブが見えてきます
真ん中の白く見える丸いのはバルブの一番上側です
赤矢印の先にあるコッターという楔でバルブスプリングを縮めた状態で固定しています
このコッターを外すとリテーナーとバルブが分離するので、スプリングを取り出しバルブのみの状態にすることができます



コッターはこんな感じの小さいものです



全てを取り外すとこのような状態になります
ちょっと黒くなってて見にくいですが、矢印の先がオイルシールです

バルブのシャフトから吸気や排気にオイルが垂れないようにシールしています
これがダメになると、いわゆるオイル下がりの状態になります


こちらは外したオイルシールです
左が外したもの、右が新品です
穴の径が広がったままなのがわかると思います
当然ゴム部分も硬化しているので、シールの役目は弱くなっています

2JZでは10万キロを越えるとダメになってくることが多いようです
しばらくエンジンをかけなくて、始動したときのみ白煙が上がるような場合は、このシールがダメになっている可能性が高いです




本来この作業はエンジンのヘッドを取り外して行います
バルブスプリングを縮めるためには燃焼室側から押さえないといけないからです
またヘッド装着状態でコッターを外してしまうと、バルブが燃焼室に落下してしまうので、そうなるとオーバーホールしかありません

どちらにしてもヘッドを外すとなればタービンも外さなければならないので、その工賃たるや覚悟が必要な金額になります
そこで最近はヘッドを外さずにやる方法が出てきました

プラグ穴からコンプレッサーで空気を送り込み、その圧力でバルブが下がってこないように維持します
元々燃焼室は圧縮させて爆発してますから密閉はいいです
そこを逆手に利用した感じですね

しかしウチにはコンプレッサーなどありません
というわけで最も原始的な方法でバルブを落下しないように支えます

ピストンを下死点近くまで下げてナイロンロープを大量投入
そしてクランクを回してピストンを上げてくれば、下から物理的にバルブを支えることが出来ます
今回はこの方法で行いました




それでもコッターを外してまた戻すには更にスペシャルツールが必要です

ハスコーという会社から専用の工具が出ているそうです





このように使うそうです
でも次はいつ使うかも分からない工具を買うのは勿体ないので、ネットにあった代用工具を作成します


まずは20ミリの塩ビ管を用意


中には物を落とした時に使う伸縮の強力マグネットが仕込んであります

これでハスコーの工具とほとんど同じ原理のものが出来上がります
全部で千円もしませんねw


詳しいやり方はハスコーの説明書を読んでいただいたほうが分かりやすいと思いますが、これをリテーナーに当てて叩けば磁石で吸着して取り外すことができます

この外しの方はけっこう簡単に上手くいきました
外れたコッターがどこかへ飛んでいくこともありませんでした
でもこれは磁石の強さ次第なので、強力なものを用意したほうがいいですね



問題は戻しの方です
先ほどの工具では戻せないので、また別の形のものを用意します
これもハスコーの工具と同じ原理です


ネットに書いてあった方法で何回かやりましたが上手くハマりませんでした
ちょっと写真がピンボケで申し訳ないですが、17ミリのソケットに少し出っ張るぐらいでゴムホースを入れています

このゴムホースで仮に入れてあるコッター押しておいて、叩いてスプリングが縮んだ瞬間にコッターを押し込んでしまおうという方法です

これが何回やっても上手くいかず、しまいにはコッターを飛ばしてなくしてしまいました(笑)
もう焦りすぎて一気に脱力でしたね
笑いしか出ません


夕方には部品共販に駆け込んで、さっそくコッターを発注してきました



というわけで、もうローダーを呼ぶことで頭がいっぱいでしたが、なんとか試行錯誤を重ねて辿り着いた失敗しない方法です
スプリングの上にくるリテーナーにコッター2個を仮に入れておいて、上をウレタンスポンジで塞ぎます
このスポンジはたまたま持ってたものですが、裏には粘着シートが付いているので、完全に密閉された状態になります
これで叩き損ねても飛んでいくことがありません



このウレタンスポンジの上から先ほどのゴムホースを仕込んだソケットで叩くと、見事に一発でハマりました
たまに片側しか入らないときもありますが、その時はそのままもう一発叩けば入ります

この方法にしてからはまったく問題なく戻せました
こんなことをやる人は数少ないと思いますが、参考にしてください
手持ち品で作ったので、こちらの工具はタダです



というわけで、今日出来たのは1番と3番の8個のシール交換のみ(笑)
まったく作業が進みません
でも方法は見つかったので気が楽になりました
一時は自分の技量を越えすぎたことをやってしまったと後悔だらけでしたからね
とりあえず次回もオイルシール交換を進めていきたいと思います


ただ6番シリンダーですが、この方法では上からボディが被さっているため作業が難しそうです
また自分の持ってるオイルシール抜きは長さがあるため、これもスペース的に厳しそうです
やれるかもしれないけど、やってみてダメだった時のリスクもあるので、今回は6番は見送ろうかと考えています
それでも5番までやってあれば、少しはオイル下がりも軽減されるんじゃないかと考えています


こういう専門の工具を買えば6番シリンダーのような狭いスペースでも作業できるんですけどね
しかしこのプーラーで25000円、 先ほど登場したコッター用ツールは50000円です
どう考えても素人が買うツールの値段ではありません
それだったら頼んだほうが安いですしね(^_^;)








クランクシャフトに付いている回り止めストッパー
青い方がタイミングプーリー用で、赤い方がクランクプーリー用です

上から見ても分かるぐらい隙間が出来ていて、ズレて叩かれていたのが分かります

この矢印のストッパーを抜いたのがこちら
だいぶ叩かれて摩耗していました

おそらく音を出していたのはこの部分だと思われます
本来はクランクのボルトで締め付けられてズレることなどないんですが、緩んでいたのでこうなってしまいました

幸いにも裏と表で摩耗している場所が段違いなので、ひっくり返せば使えそうです
今思うと部品共販に行ったときに頼んでおけばよかったんですが、忘れてしまったので再使用する予定です



考えてる時間、物を探してる時間が予想以上に多く、結果として2日目はこれしか進みませんでした
まだまだ先が長いです
すでに筋肉痛で気分が乗り切らなかったのもありますかねw



次回は夜勤明けでバルブステムオイルシールを終わらせて、その次でタイベルの戻しに入りたいと思っています

ここまで来たら、投げ出さず頑張りたいと思います
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ブログ一覧 | 作業 | 日記
Posted at 2014/06/30 18:20:48

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この記事へのコメント

2014年6月30日 21:37

お疲れ様です(_´Д`)ノ~~オツカレー

毎回疾風さんには感心させられる事ばかりです!

私もワゴンRのバルブシート交換した時

自己流工具作った事を思い出しました(´∀`)

この先完成まで楽しみにして居ます(*´∀`*)
コメントへの返答
2014年6月30日 22:23
そんなすごいことやっているわけではないですよ(^_^;)
情報は全てネットにあったものをアリストで試しているだけですからね
とは言え失敗ばかりですから、ほんとに最後まで戻せるのか、未だに心配です


残りの作業も頑張ります
2014年6月30日 22:40
ここまで作業出来ると何でも出来ますね♪

流石です((o(^∇^)o))

キーの再使用はやめた方が無難ですよ~(^o^;)
コメントへの返答
2014年6月30日 22:55
いえいえ、こんなことするのは15年ぶりぐらいです
しかも失敗ばかりで(^_^;)
まさか今さらここまで作業するとは思ってませんでした

情報ありがとうございます
やはりすり減ったキーでは危険ですかね
クランクプーリーなら多少ズレてもいいかなぁなんて思ったんですが、心配事は減らしておいた方がいいですね
まだクランクプーリーが付くまでは時間があるので、クランクのキーは新品を手に入れるようにします
営業所にストックがあればいいのですが
2014年6月30日 23:12
お疲れ様です(^o^)


バルブステムシール交換って大変なのですね∑(゚Д゚)
勉強になります(*^^*)


自分もそろそろ交換しないと2〜3日エンジンかけないとエンジンかけた時車庫の中がヤバイです∑(゚Д゚)
コメントへの返答
2014年6月30日 23:34
こんばんはー

そうですね、自分でやると大変です(^_^;)
これでも楽してやってる方だと思いますが、楽してる分リスクもあるので神経使います

このシール劣化はどのエンジンでも同じなんですが、丈夫で長く使われるJZだとついつい多走行になるので経験してしまう部分です
10万キロオーバーでも普通に使われてる車なんて稀ですからね

最近はこの方法でやってくれる車屋もあるみたいなので、まだまだ乗るのであればやっておきたいメニューですね
2014年6月30日 23:32
自分のアリストもオイル下がりの傾向が観られるので、シール交換を考えていましたが、疾風さんの作業を見る限りでショップに任せようと思いました(笑)

オリジナル工具まで出て来るとは思いませんでしたが、無事に終わることを陰ながら祈ってます!
コメントへの返答
2014年6月30日 23:38
はい、やってくれるショップを探してやってもらった方が無難です(笑)
オイルシールに辿り着くまでが大変過ぎます
それに自分でやるには6番シリンダーのリスクが高すぎますね

この工具はネットに出ていたものですよ(^_^;)
多少自分なりの改良はしてますが、効果は同じです
最初に始めた人は神ですね

自分も無事終わることを祈ってます(笑)
2014年7月1日 7:42
バルブステム交換素晴らしい!!
整った設備のある所でも大変な作業なのに・・

私の前のアリストのバルブステムの
状態はもっと酷い状態でした(^_^;)
疾風さんのバルブステムは距離相応に
綺麗に摩耗してる感じですね♪

あと、作業しながらの撮影も感心しますよ!(^^)!

もう少し頑張って作業応援してます♪♪

コメントへの返答
2014年7月1日 7:54
自分で出来るんならやってみよーっと思ったのが大間違い(^_^;)
ヘッドバラさずにやるのがこれほど大変とは思いませんでした
設備どころか青空駐車場でこんなことやってていいのかという感じです(笑)

そんなに酷い状況だったんですか?
前オーナーのオイル管理の甘さですかね(´・_・`)
ウチのは多少スラッジはありましたが、擦り傷もなくまだまだイケる感じでした
暖機やアフターアイドルとか効いてますかね

撮影しながらは正直キツくて、iPhoneが真っ黒になってます(笑)
でも自分の記録でもあるので、頑張って残したいと思ってます(^_-)
2014年9月21日 21:40
はじめまして、チョンボと申します!

今回DIYで自分の車で似たような作業をしたのですが、
疾風さんのこの記事を参考にしたおかげで
スムーズに作業することができました!ありがとうございます!

ついお礼を言いたくてコメントさせてもらいました(^^;)
それでは失礼しました!
コメントへの返答
2014年9月21日 22:35
はじめまして(^^)
お役に立てて良かったです♪

自分はなんとか出費を抑えようと調べ始めて、この方法を知ることができました
みんカラユーザーでもここまでやる人は少ないだろうと思いながら記事を書いたのですが、参考にしていただけて嬉しいです
こういう情報が共有できるところがSNSのいいところですね(*^_^*)

わざわざ連絡まで入れていただきありがとうごさいました(^^)
2014年11月5日 15:30
自分のもオイル下がりが…
駄目元でやって…てゆう部分じゃないだけにとても自分にはできそうにないです…笑
コメントへの返答
2014年11月5日 20:36
始動時の白煙ならほぼバルブステムオイルシールで間違いないと思います
ただ自分でやるにはけっこう大変ですね(^_^;)
失敗した時のリスクを考えると、無理はしないほうがいいかもです

6番は出来ませんでしたが、いまところ以前より柔らかいオイルを入れてますが白煙は止まってますね~

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