今年最後の温泉ということで、群馬県の法師温泉まで行ってきました
場所は三国峠の手前ということで新潟県との県境付近になります
時期的にいつ雪が降ってもおかしくないエリアなので、スタッドレスを履いて行くことは最初から決めていました
しかしなかなか時間が作れず、気づけば前日
というわけで、会社から帰ってきてからタイヤ交換です
明るいけど冷えた朝にやるよりは、暗いけど少し暖かい夜にやっといたほうがいいということで先に頑張っておきました
行く前にやるのも疲れそうですしね
1時間ほどで完了です
今回の宿は国道17号線で苗場に向かうときに通る三国峠の手前にあるのですが、前日の夜にライブカメラで見るとこの状態
ちょうどこの橋の下あたりに宿があります
水上市は大雪警報まで出てましたね
スタッドレスを履いておいて正解でした
ただ雪のピークはこの日の夜までということで、翌日には除雪されてるでしょうから影響はあまりなさそうです
9時過ぎに自宅を出発
圏央道から関越道へと乗り継ぎ、一般道へ降りて伊勢崎市へ向かいます
前日の雪の気配はなく、群馬県に入っても良い天気です
到着したのはオレンジハット茂呂店
群馬県と言えば、レトロ自販機王国です
特に寄りたい店もなかったので、昼食はこちらで簡単に済ませることにしました
チャーシュー麺をいただきましたが美味しかったです
でもカップ麺のほうが美味しいと思いますよ
伊勢崎市内を抜けたので、そのまま北上し赤城山へ
赤城山へは険道とも言われる県道16号線で上ります
思ってたより普通の道でしたけど、標高が上がってくると所々に雪が残っています
上に着くころには完全に真っ白な路面になりました
でも除雪はされていたので安心です
鳥居峠に到着しました
見下ろす関東平野がキレイです
キレイなんですが、北風がびっくりするくらい強く飛ばされそうなくらいです
そして気温がマイナスなので、体感は凍てつく寒さです
長時間は外に居られません
このあたりの雪は除雪されたというよりは、強風で全て飛ばされてしまったようですね
実はここに来たのはこの建物の裏を見たかったのです
この建物は昔のケーブルカー山頂駅を別施設に転用したものなんです
なので裏へ回ると巻き上げ室などの建物があり、矢印の先には階段状のホームが残っています
回り込んで見れたらいいなと思っていましたが、寒くて耐えられませんでした
また別の機会に訪れたいと思います
下山は赤城山の北側へ
奥利根ゆけむり街道で沼田市まで出ます
こちら側も除雪はされていますが真っ白でした
今シーズン初のスノードライブを堪能しました
国道17号線へ入り北上し、猿ヶ京温泉を過ぎると法師温泉への分岐です
しばらく進むと民家もなくなり、県道も宿専用の道となります
でも道に雪はなく普通に走れました
長野県の白骨温泉もそうでしたが、今は道も整備され除雪もされるのでかつてほどの秘境ではなくなりましたね
たまにしか雪道を走らない自分にはありがたい話です
14時半には目的の長寿館に到着しました
こちらは全て木造建築の宿になります
雪が積もっちゃったので、余計に秘湯感がありますね
こちらが宿の入口ともなる本館です
本館は明治8年建築だそうで、今年で創業から150年にもなるそうです
外観は当時のままということで、看板一つ見ても雰囲気が出てるわけですね
もちろん今回は本館に宿泊しました
他にも別館や2つほど別棟があり、全て渡り廊下で繋がっています
入口を入るとすぐに帳場がありますが、正面は吹き抜けとなっています
入ってみると15時のチェックイン前にも関わらず人がいっぱい
皆さん温泉をがっつり楽しみに来てるのかなと思いましたが、バスが14時半と15時半に着く便しかないようなので、早く着きすぎて待っているようでした
車で行く場合は15時を回ってから入った方が案内もスムーズにいきそうです
ちなみに帰りのバスは9時半しかないので、その時間のチェックアウトは混みますよ
吹き抜けの隣には囲炉裏の部屋があり、お茶を飲むことが出来ます
今回泊ったのは1階の2間続きの部屋です
外は当時の面影がありますが、中はリニューアルされておりすべてがキレイです
本館はトイレが付いていない部屋も多いので、泊まる場合はよく確認したほうがいいですね
天井が低く1階は2階の足音がダイレクトに聞こえます
公式の予約サイトで見ると各部屋の位置が分かりますので、音が気になる方は2階の方がいいかもしれません
ただ宿泊客は外国の方もいますが年配層が多いので、寝るのが早く21時を過ぎれば静かになりますけどね
今回の部屋のメリットは入り口が近いのと、お風呂がすぐ横にあるというところ
いつでも入りに行けるんですが、逆に他の方がお風呂へ行くときは部屋の前を通っていくので気になるといえば気になりますけどね
こちらの宿はだいぶ前からチェックはしてたんですが、なかなか来る機会がありませんでした
部屋にトイレがないのも今どきとしては不便ですしね
現在は1部の部屋ではリニューアルが進み、トイレ付きの部屋もふえたようです
訪れるのが遅れたおかげで部屋もキレイになり、さらに雪景色のタイミングで来れたのはラッキーでした
こちらの宿での楽しみといえば温泉です
というより温泉以外なにもありません
写真は撮れないので公式から写真を借りてきました
こちらが明治8年からある法師の湯です
皆さん大好きな混浴ですが、夜には女性専用の時間帯も設けられています
昔は脱衣所もなく、周りにある棚が服を入れておく場所だったとか…
洗い場はなく、温泉に入るだけの施設です
こちらの源泉は40℃ちょっと温めのお湯です
そしてこの温泉は風呂の底に石が敷き詰められていて、そこから湧いてきてるんです
つまり源泉かけ流しとかではなく、源泉に浸かる温泉です
源泉でこのちょうどよさは奇跡ですね
でも人によっては温すぎるかもしれません
そんな方には玉城乃湯という加温したお風呂もあります
同じように足元から湧いていますが、循環器で加温しているためちょうどいい湯加減で入ることが出来ます
源泉に直接入るメリットはけっこう早いサイクルでお湯が入れ替わること
いつでも新鮮なお湯に浸かることが出来ます
風呂上りにはやはりビール
館内にはビール等のお酒の自販機はないということなので、カウンターで地ビールを買ってきました
柚子の香りのするビールです
炬燵に入ってのんびりしながら夕飯を待ちます
外が暗くなってきたタイミングで少し探検
明かりが灯るとまた雰囲気が変わりますね
廊下はこんな感じ
梁にこんな手拭いが貼りつけてありました
外人さん用かな
お待ちかねの夕食時間となりました
けっこう品数多めでしたが、さらに上州牛のすき焼きがついてるプランにしちゃいました
今年最後の宿ご飯ですからね
とっても美味しかったです
量は多すぎてご飯はおかわりできないぐらいいっぱいになりました
宿の外に出ると山の上の方を国道17号があるせいか電波は入りますが、中はいるとドコモもauも圏外です
宿のwifiへの接続は必至ですね
速度が落ちることもなく、快適なネット環境でした
再び温泉に入ったりしながら夜は更けていきます
起きて外を見ると少し雪がパラついてました
窓を開けると震えるくらい冷たい空気が流れ込んできます
結局夜はエアコンを止めずに寝ました
さすがに部屋の温度が一桁台になると布団から出れませんからね
温泉に入って目を覚まし、準備したら朝食時間です
右のお鍋は湯とうふです
ご飯が美味しいのは水がいいからなんでしょうね
質素ですが、十分すぎるご飯でした
温泉は十分に堪能できたので、準備して出発です
チェックアウトは10時半までOKですが、やることもないので1時間ほど早く出ました
こちらは宿を反対側(北側)から撮ったもの
なので右側が本館になります
雪も止み、青空になってきました
車は朝方の降った雪が少し積もってました
雰囲気も良く、とってもいい宿でした
ガツンと来るお湯ではありませんが、のんびりと時間を忘れられるお湯でした
やることないっていうのも最高の贅沢ですね
また訪れたいと思いますが、周辺にあまり観光地がないのでルート決めが難しいエリアです
帰りは特に予定もないので、国道を少し下ったところにある道の駅 たくみの里に寄りお土産を購入
関越道に乗り藤岡まで出てきました
ここからはスタッドレスタイヤですが、ひたすら山越えをして秩父を目指します
蛇喰渓谷を通り…
(蛇喰(じゃばみ)ってすごい名称ですね)
道の途中にあった塩ビ管でできた鳥居を見たり…
立派な扁額が付いてましたが、建物はなく道もなし
金比羅大神と書いてありましたが、どこにあるのかしら
道祖神峠では潰れたゴルフ場に敷き詰められたソーラーパネルを見たり・・・
(悲しい風景です)
神流湖では金毘羅橋を見たり・・・
(誰も通りません)
太田部峠を抜けて・・・
無事に秩父まで出てきたんですが、午後2時近くになってしまいました
ほんとはこの先も青梅まで山越えルートを考えていたのですが、あまり遅くなっても実家に寄れないので飯能へ向かい圏央道で帰ってきました
雪で汚れたのと塩カルを浴びてしまったので、水で流しておきました
洗車はそのうちします
総走行距離は479km
燃費は20.9km/Lでした
林道もけっこう走った割には、無給油で行って帰って来れるのは優秀ですね
結果的に大雪と大雪の合間の天気の良い日に行って帰ってこれたようです
今晩からはまた雪が続くようですね
運が良かったです
仮に大雪になったとしても除雪の対応は早いようなので、あまり心配のいらない場所だったのかもしれませんけどね
今年最後の温泉も無事終了しました
もう以降に連休はないので出かけることはないと思います
今年は夏以降に時間が取れず、あまり出かけられませんでした
それでもカウントしてみると…
・白骨温泉
・伊豆高原
・洞川温泉
・赤目温泉
・伊豆高原
・別所温泉
・法師温泉
そこそこ行ってましたね
自分は温泉=宿泊なので、そう考えると多い方なのかもしれません
来年はもっと行けるといいですけどね
詳細はまだ決めてませんが、来年は1月末から行動開始予定です
もちろん冬時期なので、雪があるところへ出かけたいと思っています
ハスラーのおかげで冬も行動できるようになったので助かってます
最近の軽はホイールベースが20世紀末の普通車並みに長くなったので、長距離移動も苦になりませんね
だらだらと長いブログばかりですが、最後まで読んでいただきありがとうございました