
こんばんは。
なんだか久しぶりのブログです。
どうも、鍋本舗です。
さて、酸素欠乏症にかかってそうなタイトルですが
「こんなもの!」と、にべもなくアムロに投げ捨てられた
テム・レイの回路のように「実はすごいパーツなのでは・・・」
という
ある種のロマンを持って語られるような、そんなお話。
ときに クルマの根底にある一番シンプルな感覚って、いったい何でしょう。
アクセルを踏めば走る、ステアを回せば曲がる、ブレーキを踏めば停まる。
快適機能を一切考慮せず突き詰めればこの三点に尽きるでしょう。
相棒であるBRZとの付き合いも4年となり、
マンネリを打破したいというか、ある種の欲が出てきたというか、
ちょっとした
“かゆいところ”に手を届かせたくなるってもんでして。
赤毛天パのニュータイプも愛機に苦言を呈していたでしょう
「もう少し早く反応してくれ!」 ってさ。
とはいえ、さすがに私はニュータイプじゃございませんし
愛機にマグネットコーティングを施すわけにもいかないので
こちら3つのパーツを準備しました。
【こんなもの! その1 ドアスタビライザー】
どんな物体でもそうなんですけど、
“ひとかたまり”が強度的には一番強い。
継ぎ目や合わせ目や穴があるとそこから曲がる、歪む、ってのがセオリー。
まぁ車のボディも大小さまざまな部品を溶接やボルトで繋ぎ合わせてるんで、
言い出したらキリがないわけなんですけども。 あと、鉄って柔らかいですしね。
まぁ、わかりやすいところで言うなら・・・
車って左右側面にでっかい穴が開いてるでしょう? ドアっていうんですけどね。
ドアとボディって、閉まっていても意外と密着していないんですよ。
(衝突の際に空間マージンによるクッション効果を生む意味合いもあると思います)
はたしてそのドア開口部がどんな現象を引き起こしているかというと
左右に曲がる際の”伸び縮み”です。
たとえば右に曲がろうとしているとして、
車体右側では開口部で”縮み”が起こり、車体左側では”伸び”が起こるので
コーナリングに対する反応は、実は遅延しているのです。
競技車両が溶接増しやロールケージ・各種バーなどで車体を“固める”のは、
それらの伸び縮みを極力減らして遅延を最小限にするためでもあります。
んで、このドアスタビライザー。
ドアとドアストライカの間の空間に“詰め物をしてる”と考えればわかりやすい。
ドアを車両縦方向へ“突っ張らせる(ドアを補強材扱いにする)”ことによって
横方向へのしなりを低減できる
・・・らしい。
委細はパーツレビューを参照されたい。
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【こんなもの! その2 アクセルスペーサー】
ただの鉄板やろ、なんて野暮な突っ込みはおよしなさい。
それでも男ですか、この軟弱者!(ビンタ)
我々が何かに力を加えようとするとき、まず平らなところにモノを置きますよね。
でこぼこした台の上では力を加えたいところに正しく力が伝わらないどころか、
変なところに力が加わって意図しない結果を生んでしまいます。
BRZのアクセルユニット基部は、ぶっちゃけ
“平らじゃないところ”についておりまして。
何が問題って、やわらかい樹脂部品が不安定なところに止められてることなんです。
おかげで
力が深さ(踏込)方向に集中せず、左右にグニャグニャと逃げる逃げる。
先程のドアがステア操作に対する遅延を生じているならば
こちらはアクセル操作に対する力の分散(=遅延)を生じていることになります。
とはいえ樹脂製の部品まではどうしようもないので、せめて取付面を平らにして
左右に逃げている“踏む力”を極力集中させてやろうよというのがこの部品のミソ。
踏んだら“深さ方向のみに力が加わる”というあたりまえのことを
あたりまえにできるように補強しましょうね ってことです。
理屈だけでいけば、スロットルの反応が早くなったように感じる
・・・らしい。
委細はパーツレビューを参照されたい。
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【こんなもの! その3 感度MAX】
感度3000倍の退魔忍テイスト溢れるネーミングですが、織戸さん家の由緒正しきスロコンです。
是非とも、変な誤解はしないでいただきたい んほぉ。
これまた巷でよく言われる
「電スロ制御はラグがあってモッサリ」てな批評。
で、これまた昨今の
「安全対策で、あえてそうなってるんだろう」という理屈。
車はもはや生活の道具なのだから安全マージンをとって万人向けにマイルドに。
致し方ない部分であります。
先程のドアやペダル基部が物理的な遅延を生じているとしたら
こちらは
電気信号でのラグ(遅延)を生じているというわけで。
つまりソフト(制御改善)とハード(物理補強)の両面作戦でいけば
あくまでも快速通勤車レベルですが、ちったぁマシになるだろう と。
で、こちらの感度3000倍・・・ じゃなくてテム・レイの回路・・・ でもなくて。
コンピュータ書き換えではなく
制御信号をなんかちょっといい感じにするやつ(語彙力)で
取付もスロットルボディのカプラーに割込ませるだけなのでお手軽。
敷居も低く、そこはかとなくカジュアルな気持ちでありながらも
その実、スロットルの反応速度を上げ副産物として燃費改善にも寄与できる
・・・らしい。
委細はパーツレビューを参照されたい。
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まぁ私ゃ技術屋でもなんでもないので、本当のところはよくわかりません。
あと
「なんとなく良くなった気がするなー」的なプラシーボ効果もあるので
実際はオカルトだったり話半分程度だったりするのでしょう。
それでも、愛車に対する情がプラスされるなら、まぁ・・・良いんじゃないでしょうか。
新しいパーツの威力だ! ZC6はまだまだ使えるぞォ!
富士重工業バンザーイ! バンザーイ! うおっとぉ・・・
おあとが よろしいようで。