
民主党は26日、次期衆院選に向けたポスターとテレビCMを発表した。
いずれも民主党のキャッチフレーズに決まった「今と未来への責任」を強調する内容。ポスターには「動かすのは、決断」の文字とともに、真剣な表情で立つ野田佳彦首相をあしらった。馬淵澄夫政調会長代理は「首相は14日の党首討論で、切迫した状況を切り開くための決断の重要さを示した。それをポスターに表現した」と説明した。
新CMは「消えた年金の回復」「医療の立て直し」「高校無償化」をテーマにした3本で、民主党政権の成果をアピールする狙いがある。
引用おわり
民主党の言ってることってのは景気を回復しつつ実現できれば確かにいいものもある。
ただ、デフレ下の現状では、高校無償化にしたって子供手当てにしたって貯蓄されるだけで経済効果なんてこれっぽっちも期待できず、結局最後は国内産業が倒れての円安。輸入価格高騰による物価上昇。給料は払う余裕なしのスタグフレーションで共倒れの未来しか見えない。
そして実行力も無いから考えを改めたって何もできない。
たとえれば、
みんなみんなみんな、叶えてくれないドラえもん。
それもそのはず、このドラえもんの耳は聞こえず、ポケットはガラクタで満たされている
話が逸れたけど、せっかくなので他もドラえもんに例えて考えてみると・・・
自民
自民党は構造改革一辺倒。小泉時代の夢のような人気を忘れられず、その路線を追いかけてみるも景気は健全な回復をせずじまい。
デフレ下で労働効率を高めれば、労働者余りに起因する給与・雇用低下が景気を押し下げるのは明らか。だって効率改善はインフレ抑制政策です。
デフレの加速は給料以上の働きを労働者に強いていることが原因。
というよりこれは日本人労働者の特質なんかもしれんけどね。
見かけ公務員人件費の圧縮で生まれた官製ワーキングプアは自民負の遺産。簡単には解消できない。
実行力があるから間違った方向に向かった時は手に負えない、四次元ポケットを手にしたジャイアン
問題はこのジャイアンが映画版かテレビ版かといったところ
安倍・麻生は映画版だったのにテレビの影響でジャイアン嫌いの視聴者が大量発生。
映画版は過去最低の興行収入におわる。
(バッシングにより民主党に参院を奪われ、リーマンショックでとどめを刺されて政権を失う)
公明・みんなはスネオ
普段はジャイアンのそばにいるけど、特定の条件下では寝返る。
自分の立ち位置を作るのはうまいが結局大して役に立たない
共産
言ってることは結構まとも。でも実行する気はなさそう。
触れる機会もあまり無いので何を考えているのか解かったものではないが、監視役としては適任(赤旗)
秘密道具を使う機会がほとんど無い彼は出来杉君。
維新は間違いなくテレビ版ジャイアン
気に入らない相手は叩き潰してわが道を行く石原・橋下の強肩は都・府・市政だから発揮できたもの、国でただちに発揮できうるものとは思えないし、小泉自民と同じ強行改革路線でいってもお先は真っ暗。そして出てくる候補は元民主だったり、素人同然の数あわせ橋下チルドレン。
どうせリサイタルを開くためにしか道具は使わないので四次元ポケットは与えちゃいけない
生活は先生だろうか
話の本題に影響力は持たず出番もなさそう。
ポケットを手にすることはもはやありえない
とりあえず現在ある程度議席を持ってるところは批判したかな。
考えてみると意外に面白い。のび太としずかちゃんがいないけど。
で、民主党のCM。
過去のことはほっといて今と未来に責任?反吐が出るわ。
3年前の選挙で消費税は議論すらしないと言っといて、たった1年で言を翻した政党が何言ってんだ。
舌の根も乾かないうちから反故にされた、ガソリン値下げなんてのもあったよね。
馬鹿馬鹿しいったらない。
そしてやっている事もまったく意味が解らない
今年の人事院勧告。今月16日に解散のどさくさにまぎれて退職金関係も不実施の閣議決定をしています。
この勧告にはどう考えたって政治圧力がかかっているのに不実施
意味がわからない。
公務員給与関係でいえば他にも今年はじめ、震災予算への流用のため8%ばかりの給与カットがあるからと2011人勧不実施を決定
そもそも、人勧によらない給与抑制は憲法違反のおそれが指摘されてるわけですが、そんなことより問題なのは、公務員(行政)給与関係を使用者でもない議会(立法)が勝手に決めちゃったこと。
極端かもしれませんが車会社で例えれば、東北の工場が被災して直す金がないってんでダイハツ社員(公務員)の給料を削って費用の一部にすることを親会社のトヨタ本社(議会)がある日突然勝手に決め(議員立法)、子会社ダイハツ経営陣(政府)もなぜか乗り気という状態。労使の合意なんてあるわけが無い。
他人の財布に手を突っ込むこんな行為が許されると思ってるほうがおかしい。
ただでさえ給料の削減ってのは最後の手段で、ほかに手を尽くし労使合意した上で無いと裁判で訴えられれば完全に負けます。事実訴えられてますし、
議会側に勝たれてしまっても、企業が労働者のことを無視した給与削減をする後押しをすることになるので、日本国民全員が他人事ではない事態なのに褒める人間がいることも問題です。
自民がこれをやれば袋叩きでしょう、自民はそれを解かってるのでこんな手段はとりません。
人事院に圧力をかけて勧告させてその実施で対応するはずです。
その方法もどうかと思いますが、公務員も勧告は無視できないので労使合意とほぼ同意。この場合公務員が文句を言う先は人事院になります
人勧不実施は公務員系労組が民主支持するための口実だとの理解も出来ますが、この情勢では民主との約束なんて空手形に等しいうえ、自分達の権利をないがしろにしている(というより仕組みを理解していない)政党を労組が支持する理由も見当たらない。
というか、
公務員にしてみれば、震災で仕事増・税金増・給料減の三重負担を無理やり押し付けられた状態なのに支持とかありえんでしょ。
まったく意味がわからない。
賛成が多いであろう公務員給与の削減の是非を、しかも否定的に書いてまで、何が言いたいかっていうと、こんな全方位敵にまわしてる民主党議員がこんなCMで訴えても全く逆効果。
結局自民しか選択肢は無く、民主と第三極との潰しあいを期待する身としては、たいがいにしておいてもらいたいって事。

トップ画像はこれの改変
背景が真っ赤っかなのは意図的なんだろうね
Posted at 2012/11/28 00:46:14 | |
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