ハ リ ーのブログ一覧

２年前から富士山に登りたいと考えていました。

一昨年は事前の準備不足と私が休みを取れないために断念。

昨年は突然家内の両親が遊びに来たために５合目プラスアルファだけで我慢となりました。

今年は、参考書で予習もして、登山が趣味のご家庭からアドバイスを頂き、道具もお借りしました。

仕事の休みも取れて、天気予報もOKでばっちりです。

（ただ、クラブで上級生の引退試合に出るために、長男は不参加。）



当日、タイヤショップを２軒もはしごしてまでタイヤ交換をしたのは、この富士登山へ高速道路での長距離走行を控えていたからです。

予定通り午後10時に最寄りのガソリンスタンドで満タンにして出発です。



今回はお金よりも時間と体力を節約するために、最寄りのインターから高速道路に入ります。



疲れている家内と息子はすぐに眠りに落ちました。第二京阪、京滋バイパスを経て名神高速へ合流、草津JCTにてすぐに新名神へ入ります。

ところが、新名神に入った頃からエンジンから異音がし始めました。加速したり、高めの速度（90〜100m/h）で走ろうとアクセルと少し踏み込み気味にすると、「カラカラ」という音がします。

アクセルを緩めると（平地で80〜90km/h巡航くらいだと）異音がやみます。

ノッキング音に似た、でも明らかに違う音がします。

古い車だから多少の異音は気にしないのが正解の場合もあります。ただ、今回はヤバそうだという直感が働きます。

異音がしない程度の踏み加減で少しでも速度を稼ぐために、トラックの後ろに付いて空気抵抗を減らします。

サービスエリアのガソリンスタンドに見てもらおうかと考えていると、緩い登り坂にさしかかりました。音がしないアクセル加減ではトラックから引き離されます。

トラックの後ろでないと10km/h以上速度を落とす事になります。音がするのを我慢して、アクセルを踏んで付いて行く事にしました。

１分以上連続して音が出る状態で踏み続けたのはこのときが初めてです。記憶が定かでは有りませんが、おそらく２分とたたずに音が大きくなり突然「ぱすん」と言う感じで力が抜けるような感覚がしました。それと同時にエンジンとバッテリーの警告灯が光りました。

それからはアクセルを踏んでも力がでず、完全に慣性で走っています。すぐにハザードを出して路肩へ寄せます。ここでオーバーヒートに気づきます。



家を出発して１時間程の夜11時頃のことです。これで今年も富士山には登れない事が確定しました。



緊急電話で連絡をしてから、保険会社経由でレッカー車を頼みます。

Willcomは完全に圏外。Softbankは会話中に切れてしまいました。予備に持っていたDocomoでやっとまともに通話する事が出来ました。

ガードレールの外でレッカー車を待つ間に、どこへ運んでもらうかをネットで調べます。



故障から約55分後にレッカー車が到着。（レッカー車ではなくキャリアーですね。）MPVを積載する作業を見守ります。



保険会社の電話によると、運び先を指定しないとレッカー会社が車を一晩預かり翌日に提携整備工場へ運ぶ事になり、私たちは放り出されるとの事です。

そのため、最寄りのマツダディーラーの前まで運んでもらいました。



ディーラー前の空き地にMPVを降ろしてもらいます。



ディーラーなら車を見て頂くことも、しばらくMPVを保管してもらうことも柔軟に対応してくれる事でしょう。



このままMPVの中で一夜を過ごします。

メンテナンス不足に加えオーバーヒートに気づかず、全く恥ずかしい大失敗です。

高槻にて３本の中古タイヤへの交換を終えた後、クラブ活動から帰って来た長男を連れて、再度出かけます。

長男のパスポートの有効期限が切れるので更新しました。前回の写真と比べます。・・・んぅ？　５年前の方がハンサムでは？

よく年をとっても目と鼻と口の位置関係（相対位置）は変わらないと言われます。でも５年前より「目」が「鼻と口」より遠くなっているような気がしますが。どうでしょうか？



ちょうど長男がパスポートを受け取りに行っているときに、携帯電話がなりました。昨日中古タイヤを探して訪れたお店の一つから、他の店舗に在庫があるとの連絡でした。

１本のタイヤは交換できていなかったのでお願いする事にしました。ただし、翌日ならば近所の店舗へ配送してもらえますが、当日だと在庫がある店舗まで赴く必要があります。



と言う事でやって来たのがタイヤガーデン抱月の吹田店。

残り１本を中古タイヤへ交換いたします。通常こちらの店舗では中古タイヤは扱っていないのだそうです。今回はたまたま在庫が有ったことと、私が急いでいたことから対応いただきました。



タイヤを外すとサスペンションがよく見えます。リヤのサスってなんだかちゃっちぃというか、すごくシンプルなのですね。



こちらのお店でも作業を見せて頂きました。今回は長男と一緒なので、私が長男に説明しながら見学しました。



こちらのお店でも水に入れてエアー漏れのチェックをします。先ほどのが大阪湾だとしたら、こちらは琵琶湖でしょうか？（なんて言うと滋賀県民に怒られそう）



こちらの店員さんも、古いタイヤの劣化具合を見せてくれたりしてとても親切に対応してくださいました。



これでちゃんと４本ともタイヤ交換を行う事が出来ました。



前日の在庫があるお店さがしと、当日の２店舗巡り＆遠くのお店まで出かけたことから想定よりもかなり時間を要してしまいました。そのため時間切れとなってしまい、タイヤ同様に長らく気にしながらも行っていなかったオイル交換ができませんでした。

タイヤだけでなくオイルも大切です。オイル交換が出来なかった事が大きな反省となります。

仕事が入っていない週末には、たくさん溜まった「やらなければならない事」と「やりたい事」を、どれもやってしまおうとがんばります。しかし、実際は毎回積み残しとなるだけでなく、やれていない事が増えてしまうのが実際です。

この日も、長らく「やらなければならない事」として重要度が高かったのに後回しにして来た事が、是が非でもやらなければならない状態になってやっと着手したのでした．

その為に向かった先は高槻市です。隣の市ですが、滅多に行く機会の無いところです。

向かった先はTSS（ティ・エス・エス）というタイヤショップです。
 

と言うのもMPVのタイヤがこんな状態になってしまい、交換が必要だったのです。



これまで何度も乗り換えを検討して、「あと半年で乗り換え」という状態だったり、車検を取った（＝もう少し乗る）ことになった直後は忙しかったりして、ついついメンテナンスを怠って来てしまいました。

どんな理由であれ言い訳でしかなく、メンテナンスを怠ると言うのはドライバー失格ですね。

さすがに交換が必須です。かといって今後も乗る期間は限られるので中古タイヤを探して装着する事にしました。中古タイヤは１本で4,200円、交換工賃込みで１本 5,250円です。



MPVの205/65R15は今では一般的なサイズではないためなかなか物がなく、やっと上記の高槻のお店に在庫がありました。

上の１本は６〜７分山くらい、下の２本は５分山くらいです。（価格は同じ）



早速MPVをピットに入れて交換して頂きます。



さすがプロ、速い動きで、あっという間に作業が進んで行きます。



外したタイヤを見て、あまりに酷い状態で驚きました。



ワイヤーが露出しているだけでも異常事態ですが、そのワイヤーがすり切れています。いつバーストしても不思議ではない本当に恐ろしい状態です。

車体外側が偏減りして、中央はまだ溝がある状態から、車体内側はもっと溝が残っているものと思い込んでしまい、全く気にしていませんでした。

大事に至らなくて良かったのですが、本当に危険でした。とても恥ずかしい話です。

タイヤの両肩が減った可能性としては、
・空気圧不足
・アライメントずれ（極端なトーアウト）
だそうです。空気圧は燃費を良くするために常に高めに入れていたので、アライメントずれの可能性が高いようです。



そんな事も丁寧に教えて下さり、親切なお店です。

二人での作業のため、どんどん進みます。



中古タイヤなので、念のために水に沈めてエアー漏れをチェックするのだそうです。機器につけられた「大阪湾」というニックネームにユーモアを感じます。



在庫が３本しか無かったため、１本は交換できません。最も状態の良い１本はそのままとなりました。



最後にトルクレンチで締め付けて作業終了です。私へ偏摩耗の説明をしてくれたのにもかかわらず、作業時間はわずか２０分でした。



1999年10月の納車から12年9ヶ月
走行距離：65,624Km
２回目のタイヤ交換（前回の交換は2006年か2007年）
初めての中古タイヤへの交換でした。



繰り返しになりますが、タイヤの確認不足は大惨事にもなりかねない非常に重大なミスです。ロードスターに気をかけすぎて他の事がおろそかになる事がない様に気をつけたいと思います。