
友人に誘われてお芝居を観に行きました。
久しぶりの観劇で快い疲労感です^^
お芝居の途中で観客席のどこかで誰かの携帯の着信音が鳴り、情けない思いをしました。
お隣に座っておられたご婦人は『役者さんに申し訳ないわ!』とかなりのご立腹でした。
エレノア役の麻実れいさんは相変わらず美しく圧倒的な存在感でした。
カッコいい女性っていいですね~☆彡
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『冬のライオン』
あらすじ
1183年のクリスマス。
後継者問題で落ち着かない日々を送っているイングランド国王ヘンリー2世は、例年のごとく幽閉の身の王妃エレノア長子リチャード、次男ジェフリー、末子ジョンをシノン城に呼び集めた。
そして今年はフランス国王フィリップとその姉で王の愛人であるアレーが加わっていた。自分への反乱が絶えない家族や、領土を巡るフランス王との長年の争いを解決するためだ。
全員が集まるやいなや、ジョンを溺愛するヘンリーとリチャードを嫡子であると主張するエレノアは、口先の言葉に隠して互いの憎しみをぶっつけ合った。
またジェフリーとフィリップはこの葛藤を利用して、漁夫の利を狙うべくひかえていた。そして、この一族の有様に心を悩ますアレーをよそに、一族の策謀はめまぐるしく変転。
リチャードに愛情を押し売りし、それを盾にアキテーヌの領地返還をヘンリーに迫るエレノア。フィリップと組んで、王と王妃の排撃を計るジェフリーは、ジョンをも仲間に誘いこむ。この茶番劇に失望したアレーは、皆を激しくののしるが、そんな言葉がますます内粉に油をそそぐことになってしまった。
問題解決の鍵を、フィリップとの同盟に求めたエレノアは、リチャードを彼の部屋へ行かせた。政治家としての術策にたけるフィリップは、先にやって来ていたジェフリーとジョンをカーテンの陰に隠し、リチャードの背徳を2人に示した。そこへ現れたヘンリーは、フィリップの底意を知って、これをなじった。だが逆にフィリップはリチャードの堕落ぶり、ジェフリーの裏切り、ジョンの不実をことごとく王の眼前に並べたてた。
傷心の王は孤独をかみしめ、3人の息子を地下牢に閉じ込めてしまった。そして、求婚したアレーの求めで、ヘンリーは3人の息子を処刑するため自ら地下牢へ入って行った。
そこには、危機を知って短剣をしのばせ3人を助けに来たエレーヌがいた。剣を手にして向かい合った親子。
へンリーはリチャードを斬ろうと剣を振りかぶる。だが、ついにわが子を斬ることはできない。
崩れ折れるヘンリーを残し、3人の息子はそれぞれの領地へ戻って行った。
そして宮廷のクリスマスは終わった。アレーが去り、再びソールズベリー塔に幽閉されるエレノアも、ヘンリーと2人の奇妙な愛の形を確かめ合いながら去って行った。後には人生の冬を迎えたヘンリーが、吠えることを忘れたライオンのようにひとり佇んでいた。
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会場:下関市民会館大ホール
ジェームズ・ゴールドマン作
高瀬久男演出
【キャスト】
ヘンリー二世 平幹二朗
エレノア 麻実れい
リチャード 三浦浩一
ジェフリー 廣田高志
ジョン 小林十市
フィリップ 城全能成
アレー 高橋礼恵
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演劇鑑賞。。♪ | 日記
Posted at
2010/03/20 09:45:56