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ミラージュが家に来た時からホイール ベアリングにガタが出ていたので，ホイール ベアリング自体は結構前に部品注文していまして，部品は来ていました。


しかし，ホイール ベアリングの交換はある程度時間がかかるので後回しとなっていました。
ホイール ベアリングが直るまでは高速道路と長距離走行禁止令を出しています。

そして，色々な部品交換が終わり残すところはホイール ベアリングのみ。
そろそろ交換してみようかとナックルを外してみました。

ホイール ベアリングの交換自体は珍しい事ではなく，今までにGC8やVIVIOやSAMBARのホイール ベアリングを交換しています。
それにミラージュのホイール ベアリングはボールタイプでVIVIOと同じだから難しい事は無いであろうと作業開始。

ナックルを外す時点で，ロワーアームのボールジョイントを抜く為の特殊工具が入らず，先にドライブシャフトを少し抜いた状態で特殊工具を挿入しました。
無事にナックルが外れたのでハブを外したいのですが，整備解説書に載っている特殊工具など持っているわけもなく，ソケットとハンマーで抜きとり。　　（整備解説書では，特殊工具のボルトナットで押し出す事になっています。）


ダストシールを取り，いざホイール ベアリングのアウターを抜こうとスナップリングを外しにかかりました。
と，ここで問題発生。

スナップリングは穴無しタイプです。
これはハブではよくある事なのですが，問題はその切欠きと大きさ。


どう考えても普通のスナップリング用工具では外せません。
絶対に特殊工具があるハズだと思い，整備解説書を見るもスナップリングについては何も記載されていません。　　特殊工具の指定もないので，三菱自動車としてはこれは一般品？

色々な物を引っ掛けてみましたが，引っかかる切欠きが逃げる角度になっているので，何をかけても滑ります…
このタイプは普通，切欠きの奥が丸くなっていたりしてスナップリングプライヤーで外せるようになっているのですが，それが無いのです…
スバルの場合は，この切欠きがアウト側にあるのでなんとか引っ掛けて外すことが可能です。

そして，このスナップリング自体が薄ければまだしも，分厚く大きいのでちょっとやそっとではビクともしません…　　これって特殊工具ないと無理なのでは…

普段は自己解決するのですが，これはお手上げなので，ミラージュのフロント ホイール ベアリング交換でググってみても見当たらない…
ランサーの一時期までは同じとの事なので，そちらで見ると少しありましたが，やはりこのスナップリングに手こずったそうで解決していません…　　その方は2人がかりでなんとか外したそうです。

手がかり無しですし，日も暮れてきたのでこの日は中断。


ついでにハブの軸部でベアリングのインナが滑った跡が…
ホイール ベアリングが一度焼き付いているようですが，程度は軽いです。
GC8はここが痩せてしまい，無残な状態でした。
VIVIOはオーバスペックなので問題なかったです。


この日の画像は，ミラージュのナックルを外した時のものです。