
2008年日本で認可され、GISTの治療に使われる治療薬です。
対GISTの薬は、グリベック(イマニチブ)とスーテントしかありません。
この二つの薬の違いは、攻撃する範囲の違いです。
グリベックは、1点集中型。特定の部分(細胞)を攻撃して治療を進める薬です。
それに対してスーテントは、体全体の細胞を攻撃して腫瘍を壊死刺せる薬。
当然スーテントの方が体に負担がおおきいです。
グリベックも結構な副作用がありました。でもスーテントはグリベックに比べ、危険度が高く
扱いが面倒な抗癌剤です。
わかりやすく書いていくつもりなので、暇な時に読んでもらえるとありがたいです。
スーテントの服用にあたって
スーテントは12.5mgカプセル剤で、通常成人は1日あたり50mgを服用します。
スーテントはGISTと診断され、グリベックによる治療で抵抗性を示した患者さんに有効とされています。
服用には注意が必要で、6週間(42日間)を1サイクルとして、最初の4週間は毎日1回服用し、
次の2週間は服用をお休みします。
このサイクルを繰り返していきます。
補足・グリベックを服用していて、急に薬が効かなくなった人用の治療薬ということですね。
薬代。
グリベック1錠 約2400円×4=9600円(1日分)1ヶ月換算・・・297600円
スーテント1錠 約8500円×4=34000円(1日分) 1ヶ月換算・・・1054000円
もちろん高額医療制度を使っているので、全額支払うことはないんですけどね。この制度がなければ治療なんかできないんですけどね(笑)
副作用について。
血小板・白血球・好中球の減少(出血しやすく血が止まりづらい。抵抗力が無く感染症などの予防がしづらい)
皮膚の変色・皮膚の剥がれや水ぶくれ(手足症候群など)
疲労・だるさ・食欲不振(肝機能障害・感染症・心機能障害・甲状腺機能低下・副腎機能障害・腎機能障害)
動悸・息苦しさ(心機能障害・肺障害)
めまい・頭痛・肩こり(高血圧)
吐き気・腹痛・嘔吐・胸焼け(悪心・下痢・膵機能障害)
痙攣・ふらつき・てんかん様発作(てんかん様発作・可逆性後白質脳症症候群(RPLS))
細かくとりあげるとまだまだ出てきますが、主要な副作用はこれくらいです。
今までと違うのは、全てが重篤な症状になること。
てんかんのような発作もあれば意識がなくなることもあるということ。
自分に近い人にお願いがあります。
もし一緒にいるときに発作や意識がなくなったら迷わず財布をあけてください。
名刺サイズの連絡先を書いた紙が入ってます。
救急隊の人にその紙を渡してくれると助かります。
ブログ一覧 |
闘病生活 | 日記
Posted at
2013/03/08 12:03:40