ひとりでできるもん!(e-manage ultimate セッティング編)
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
30分以内 |
1
このサブコンは純正ECU(または社外や追加ROM)に対しての補正を行います。
フルコンに対してのデメリットもありますが、私はダイアグが使えたり純正センサーを使用することに大きなメリットを感じました。
また、サブコンが壊れても車は動くし、逆にECUが壊れても取り替えればまたサブコンが使用できます。
私の場合、追加ROM+銀マネなので、MAPの値は気軽に真似しないでください。
クルマを壊す方が出そうです。
ちなみに以前、銀マネが故障した時メーカーは快く、しかも手早く修理していただきました。
わからないところもTELで気軽に教えてもらえるのでオススメです。
2
私の場合、実走ログ取り→机上検討→実走ログ取り・・・と繰り返します。
あらかじめ基準となる道を決めておかないと、タイヤの外径や空気圧、クルマの重量、気温などの影響でどれが速いかわからなくなってしまいます。
水温も補正の入らない80℃近辺でないといけません。
油温も毎回同じ位がベターです。フリクションが変わります。
下準備として、各データのノイズ除去、センサー類の動作確認を絶対に行ってください。
私は水温センサーの異常に気付かず、無駄なセッティングを延々やってました。
使うギアは3速と4速。それぞれ80~140km/h、120~185km/hあたりです。
点火、燃調共にはじめは全開のセッティングを取ります。
MAPは負荷と回転数の表になっているハズで、低回転から全開にするとナナメにMAPを読んで行きます。
この時低回転高負荷域は使わない(使えない)ので無視します。
その後、アクセルの裏に板でも挟んでスロットル一定でパーシャル域のセッティングを行います。
アクセルを踏み込むと、加速補正が入る可能性があるのでこのような処置をします。
画像の順ですね。
3
必要なもの
・ノートPC
・A/F計
・排気温度計
・燃圧計
・条件のメモ(日付、水温、油温、気温、燃圧、搭載燃料量、ブーコン設定、搭載物重量、リアタイヤサイズ)
4
点火時期の把握、たたき台の設定
無補正状態で全開と各負荷(ブースト)状態のログデータを取ります。
家に持ち帰り、机上検討します。
ログデータを読んで、EXCELシートにコツコツ入力。
WEB等で自分の理想点火時期MAPの作成。
上記の2MAPの差を銀マネ入力用にMAP作成。
・・・で実走に行ってもいいんですが、せっかくの実走なんで有効に使いましょう。
理想点火時期を複数用意するとか、PPAで理想MAP±2°ずつのMAPも用意しとくと安心。
使うのは点火補正MAP1です。
5
点火時期のセッティング
いざ実走!
基準の道で、ログ取り→ロガーでタイム測定。
一番速かったデータを採用とします。
この時、排気温度の高さに悩んでいた人は排気温度の低いものを選びましょう。
私の場合、点火時期だけで980℃→930℃になりました。
この追加ROMを作ったのは誰なんだろう・・・
中速を極端な進角、高回転域は極端な遅角とメチャメチャでした。
基準MAPが決まったら、さらに詰めます。使用するのは点火補正MAP2。
私は基本、MAP1は家でしか扱いません。
気の済むまで実走、ログ取りしたら帰宅して机上検討。
調子がいいならMAP2を加算貼付してもよし。
できるなら毎回理想MAPやMAP1を更新するといいでしょう。
エンジンや走り方で自分にとってのベストを探りましょう。
注意は進角しすぎ=ノッキング、遅角しすぎ=排気温上昇&パワー感なし、となります。
私はノックログが動いてくれず、この辺はかなりマージンとっています。
誰かノックログを動かす方法を教えて~っ!
6
燃調の把握、たたき台の設定
ある程度、排気温度も下がりパワー感も出てきたら燃調を行います。
やり方は点火時期とほぼ同じ。
ログデーター読みと理想MAPの作成です。
注意はこの時、点火MAPは絶対に触らないこと!
ワケわかんなくなります。
データ取りMAPを使うと楽です。が、下にある注意点をアタマに入れておきましょう。
7
燃調のセッティング
ここもやり方は点火とほぼ同じ。
注意点は2つありました。
まず、楽なフィードバック補正を使うと思いますがスロットル100%から0%の間(アクセルオフした瞬間)も補正してしまいます。
なので、アクセルオフした後に通る高回転中~低負荷域がかなりリーンになってしまいます。
銀マネはフィードバック時のスロットル開度を設定できますが、設定開度以上の補正は見逃さない様にしましょう。
もうひとつはタイムラグです。
A/Fセンサーが触媒前についていることもあり、私の場合約0.5秒前後遅れます。
こちらはナーバスになるほどではありません。
8
これらを繰り返し、詰めていきます。
初期投資以外あまりお金のかからないチューニングです。
現時点で高回転高負荷域で80%増量!A/Fは11弱。排気温度は900℃近辺です。
この先に加速補正や水温補正、気筒別補正(GT-Rなんかはカムのねじれが出るそうなので有効なのかな?)等色々遊べます。
とりあえず、現在加速補正に奮闘中です。
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