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スギのブログ一覧

2012年02月16日 イイね!

貧乏はお金持ち


キャッチーなタイトルで売りまくる橘玲さんの一作。


300頁オーバーのちょっと厚めの本ですが、論点は最初と最後にまとめてあります。

【冒頭】
この時代には、会社はひとを雇おうとしない。その代わりひとが会社そのものになる。これは避けがたいことだ。

【巻末】
会社はもはや社員の生活を保障することができなくなっている。“サラリーマン”は絶滅しつつある生き方であり、彼らの楽園は、いずれこの世から消えていくことになるだろう。


で、橘さんが提唱しているのが「マイクロ法人の設立」です。


マイクロ法人を設立する目的は次の通り。

①1人が個人と法人の2人格を持ち、この2人格間で会計処理を行う。
②それにより資金繰りと節税対策を最適化し、キャッシュフローを最大化する。
③キャッシュフローの最大化 = お金持ち。


これを実現させる前提として、設立したマイクロ法人が現在の給与と同等以上の収益を上げる必要があります。

その手段のひとつとして、会社から個人が給与を受け取るのではなく(一旦退職し)、マイクロ法人として受け取る(会社とは業務委託契約で結ばれる)方法が挙げられています。



この本は2009年の出版ですが、3年経った今でもサラリーマン業界はそれほど大きくは変わっていません。

それは橘さんも当初から織り込み済みだったようで、あとがきにはこう記されています。

「ひとびとはいま、自由な人生に背を向け、安定を求めて会社に束縛されることを求めている。自由の価値がこれほどまでに貶められた時代は無い。 (中略) 私はずっと、自由とは自らの手でつかみとるものだと考えていた。だがようやく、それが間違っていたことに気がついた。自由は、望んでもいないあなたのところに扉を押し破って強引にやってきて、外の世界へと連れ去るのである。」

そろそろかも! 
Posted at 2012/02/16 23:55:45 | コメント(5) | トラックバック(0) | 読書感想文 | 日記
2012年02月09日 イイね!

腑に落ちる話


監督の立場で書かれた落合本。 ※落合信彦じゃないよ(笑)



ナルホド!と思った箇所を引用します。

【リーダーは部下に腹の中を読まれるな】
上司の考えを部下に腹の底まで読まれると、部下はそれに同調するような行動を取る。あまり使いたくない表現だが、上司にすり寄ってくる部下を生み出してしまう。
こういうタイプの人間はどんな組織にもいるはずだ。現場の事を第一に考えず、上司の顔色ばかり見ているような部下を作ってしまったら、組織にとって大きなマイナスを生む。


【明日のために切り替えるよりも、今日という日に全力を尽くせ】
監督の仕事は、ペナントレースの最初から最後までベストを尽くして戦うことである。「来年に向けて気持ちを切り替える」ことなど有り得ない。最下位になれば、監督自身のクビが飛ぶかもしれないのだ。自分がいないかもしれないチームの将来を思う余裕があるのなら、なぜ今、この瞬間にその思いをぶつけないのか。
苦しい状況に置かれたとき、「気持ちを切り替える」という言葉に逃げるのはたやすい。だが、そこで罵声を浴びようが、批判の矢に打たれようが、今日の戦いに全力を尽くさなければ、明日も来年もないだろう。


【オレ流ではない。すべては堂々たる模倣である】
自分がいいと思うものを模倣し、反復練習で自分の形にしていくのが技術というものではないか。ピアニストや画家と同じ。私の記憶を辿っても、プロ入り後にチームメイトや対戦相手の選手を手本にしたのは一度や二度ではない。
模倣とはまさに、一流選手になるための第一歩なのだ。大切なのは誰が最初に行ったかではなく、誰がその方法で成功を収めたかだ。


【職場に居心地の良さを求めるな】
組織の中には、いい思いをしている人とそうでない人が必ず混在している。ならば、職場に「居心地のよさ」など求めず、コツコツと自分の仕事に打ち込んでチャンスをつかむことに注力した方がいい。運やチャンスをつかめる人ほど、このことをよくわかっている。



実践で鍛えられた人の言うことには重みがあります。


因みに私は嫁さんに腹の底を思いっきり読まれてますが、ぜんぜんすり寄って来ません。
ましてや私の顔色を伺うなんて事はあり得ない。 なぜなんだー!?(T_T)
Posted at 2012/02/09 21:59:40 | コメント(3) | トラックバック(0) | 読書感想文 | 日記
2012年02月07日 イイね!

自由な会社員?


会社員の働き方についての考察。

なんで決められた時間に出社して、決められた時間帯にお昼ご飯を食べて、決められた時間までは帰宅しちゃいけないんだろう?

てかそれ以前に、なんで会社に行かなくちゃいけないんだろう?


本書ではそんな疑問に対して、“ノマドワーキング”というスタイルを提案しています。



(本文より引用開始)

ノマドについて、ここでいったん整理して定義し直してみましょう。

第1に、ノマドは本質的なフリーランサーです。会社と社員の契約を結んでいるかどうかという形式的な問題ではなく、その精神において。自宅にいようがカフェにいようが、あるいは公園のベンチであっても、どこでも仕事ができるからこそノマドなのです。

第2に、ノマドは、パーマネントコネクティビティで動いています。オフィスという場所に押し込められているから仕方なくつながっているのではなく、自分から望んで仲間や友人、家族、同僚たち、そして仕事ともしっかりとつながっているのです。

第3に、ノマドはアテンションをコントロールする人たちです。セルフコントロールができてこそ、ひとりの場所でも仕事を完璧に仕上げることができるようになります。

第4に、ノマドは鍛え上げられた情報強者です。顧客や同僚とのメールやメッセンジャーのやりとりで、そして業務分野における膨大な専門情報まで、こうした情報を自由自在にコントロールする力を持ってこそ、自由なワークスタイルを実現させることができます。

(引用終了)


うーん。。。これって新たな定義(提案)というようりも、昔から仕事のデキル人はこんな感じだろって気がするんですけどねぇ。昔からあるやつを今っぽい言葉に置き換えただけというか・・・。


つまり実力のある人が自由っぽく見えてるだけで、ハナから自由を求めてもそこには何も無いというカラクリ。


「自由」よりも魅惑的な言葉を私は知らない。 いや、「お金」もイイ線いってるか(笑)
Posted at 2012/02/07 18:47:51 | コメント(6) | トラックバック(0) | 読書感想文 | 日記
2012年01月27日 イイね!

大阪都?


大阪市長・橋下徹の政見本。(これを書いた当時は大阪府知事)

以前から大阪都構想ってやつに興味津々だったのですが、この本を読んでより理解が深まりました。

橋下市長のやりたい事。
それは政策というよりも構造改革です。
もちろん政策もあるのですが、明治時代に作られた今の統治体制ではどんな政策を持ってきても十分に機能しない。だから、まずは現代の実情に合わせた統治体制に変えたいという事。順番として。
その具体案として掲げている新しい統治体制が「大阪都」なのです。


今回の大阪市長選を振り返るとこんな感じ。

【橋下徹】42歳
 現代の大阪に合う、新しい仕組みを作ります!
 明治時代に作られた今の仕組みに皆さん満足してますか?

【平松邦夫】63歳
 皆さん、ホントに橋下に任せますか?不安はありませんか?
 これまで踏襲してきたものを磨いていきましょう!
 
<結果>
 市民の大多数が橋下陣営の考え方に賛同し、橋下徹がリーダーに選ばれた。


もしかしたら大阪市民はものすごい選択をしたのかも知れません。

これから実行してゆく大阪都構想の成否は、日本の将来を左右する様な気がします。


第二の明治維新かも!
Posted at 2012/01/27 23:45:44 | コメント(1) | トラックバック(0) | 読書感想文 | 日記
2012年01月24日 イイね!

一日一善!


図書館から「予約された本の準備が出来ました」と連絡を受けたので取りに行った時のこと。
貸し出し手続きを終えて帰ろうとしたその瞬間、平置きコーナーに見覚えのある顔が飛び込んで来ました!


「とにかく用心、火の用心♪」「一日ぃ~、一善ぇ~ん!」


そうです、TVCMで有名だったあのおじいさんです。

もちろん迷わず手に取って、貸し出しカウンターまで180度ターン!(脳内ではサイド引いてます)


早速読んでみると…、

〈戦前〉
・大阪の裕福な造り酒屋に生まれる。
・若くして先物取引と株式相場で大儲け。
・そのお金で政党(国粋大衆党)を結成。
・飛行機を買って飛行場も作って、これらを全て軍に寄贈。
・政治と軍部の両面から日本の中枢に入り込んで行く。

〈戦後〉
・政党活動を理由に第二次大戦後はA級戦犯として入獄→不起訴。
・獄中で読んだアメリカの雑誌でモーターボートの存在を知り、出所後に全国モーターボート競争連合会を設立。(現・日本財団)
・全モ連の収益と株式相場を資金源に、政財界の黒幕として活躍。
・社会福祉事業にも莫大な資金を投入する。


行動原理は「日本を良くしたい」「世の中を良くしたい」というもので、根本は超善人。

でも、そのためには現実問題としてお金と権力が必要だから、そっち方面では超悪人も平気で演じられるという感じ。

振り子の振幅が超デカイ人生。カッコイイです。


懐かしい・・・。
Posted at 2012/01/24 10:36:40 | コメント(1) | トラックバック(0) | 読書感想文 | 日記

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