割りそばのブログ一覧

本日、仕事納めのため、定時帰宅です。
時間があったので、ECUを外してROMの素性確認を行いました。
案外すんなりと行けました。

詳しくはこちらで 


ではこれから燃料、点火、リミッター等のマップアドレスの特定に入っていく訳ですが、やり方は２つあります。

【１つ目】
エミュレーターを購入してクルマに繋ぎ、運転状況に合わせてアクセスしていくマップを確認する。

このやり方は不満に感じた所を即座に確認することができ、随時書き換えることで変化を見ることができる。しかしマップの特定にはリスクが掛かります。そのマップにアクセスするのに状況を再現する必要がでてくるからです。例えば、リミッターのマップを特定しようと思うと実際にリミッターに当てるまで回さなければなりません。低温状態の特定が難しい。
流石に危ないが、欲しい情報が確実に得られる方法です。

【２つ目】
既に書き換えられているROMを準備し、比較することでマップアドレスの特定を行う。

安全に書き換えのポイントを押さえることができ、書き換えた値の大きさから点火、燃料等判別できるメリットがある。ただし、全てが分かる訳ではないので、実走での確認が必要となり、前者以上に時間がかかる。

２つ目のやり方が勉強には向いていると思うのでこの方法を採ろうと思います。急いでいる訳でもないので丁度いいです。しかし問題に思われる書き換え済みのROMですが、海外からチューンドROMのバイナリーデータを購入できるようで、これで行こうと思います。国内でROMチューンしようとすると結構高いですが、海外なら1/101/100程度で手に入るようです。

ではサクサクやって行きましょう♪

ちゃくちゃくとROMチューンの準備を進めております。
いろいろ調べているうちに大分わかってきましたよ。
まだ自分の75のデータは吸い出してませんが、代わりに海外の75のデータを拝見して勉強しております。


まずROMの素性の確認をしなければなりません。
これについては年式などは一切当てにならないことがわかりました。


海外のデータでは75はTSだけでも6種類のROMが存在します。それ以外にも後で1つ見つけましたので、全部で7種類！

やっかいなことに、ECUの品番は同じ癖に、ROMのチップナンバーは7種類ある。
さらにむかつく事にチップナンバーが同じなのに、入ってるデータが違うものも存在する。
これは取り外して、データ吸出し、チェックサムしないとわかりません。


チェックサムとはすべてのデータの合計値の下4桁で、データの整合性を確認するためのものです。もちろん数値が違えばエラーが出ます。ROMチューンをして、エラーが残るというものはチェックサムの値を変更していないROMということがわかります。


これだけデータがあるということは、新車販売時、地味に毎年データが変わってたかもしれませんね。
調子のいい年代、悪い年代などいろいろあるかもしれません。



自分のROMの素性を確認した後は、マップアドレスの特定です。
覚悟しとかんとな～。相当骨が折れるだろうな～～。


※75以外にもアルファやポルシェ、アウディ等、その他いろいろのECU品番、チップナンバー、チェックサムを取得しました。これがわからんと、相談するときとかつらいものがあるだろうな・・・