2009年12月19日
パワーFCの設定項目について
皆さんこんばんは☆
連日コメントしにくいようなセッティングネタが続いておりますが・・・意外とこのシリーズ、PV数が高いことに驚いています。
最近ではサブコンでも自分で簡単にPCに繋いで制御できる製品も出てきておりそれとなく気になっている方は多いからでしょうか?
今回はパワーFCでのメインの燃料と点火マップ以外について少し触れてみたいと思います。
説明書にも記載が少なく、どのようなときに、何をどう弄るべきなのか解らない方も多い様です。
逆に折角パワーFCを導入してもその辺をしっかり車両にあわすことが出来ずに「パワーFCじゃ全然だめだよ」なんて言う方も多々目にします。
一応ここではLジェトロ制御の場合について書いています。
Dジェトロについてはその性格上「より使用者の知識への自覚が必要」と考えてますので触れないでおきます。
さて、まずパワーFCの制御についていくつか書きますが、パワーFCの標準はあくまで純正の補器パーツを前提としています。
1:使用するエアフロセンサーについて
2:使用するインジェクターについて
この2点についてまず触れて行きたいと思います。
まずエアフロセンサーですが、純正から変えてしまっている場合は、パワーFCのエアフロデータの予備にいくつかの候補があるかと思います。
その中から選べるのであれば選べば通常はOKです。
これにない場合はそのエアフロメーターに合わせデータを作成しなければいけませんが自力でやるには結構大変ですので、選べる範囲で容量が大きいものにすると楽かと思います。
インジェクター交換についてはインジェクター補正を使います。
例えばER34のターボですと純正インジェクターは370cc/minです。
これをニスモの480cc/minに変更する場合
純正インジェクター容量(370)÷置き換えたインジェクター容量(480)となりおよそ0.77と補正します。
稀にインジェクターや燃料ポンプを変更した車両でムリにマップで補正する方も居ますが、原則としてこちらで補正するほうがパーツ交換などの際にマップの書き換えをせずに済みますし、断然楽です。
燃料ポンプなどを調圧レギュレーターを使用せずに利用する場合もこの係数を調整しますが経路負担を考えると調圧レギュレーターを導入し、イニシャル燃圧を標準車と同じにするのが良いかと思います。
通常ですとこの2点に注意しておくことで比較的安定したアイドルを得ることが出来るはずです。
始動性が極端に悪い時などは温度別始動燃料補正で調整しますが、大抵の場合は濃くなりすぎている事が多く見受けられます。
朝一が弱く、一度始動に失敗するとなかなか掛からない、暖まってしまえば問題なく掛かるのであれば大抵は濃くなりすぎてカブっている状態か、プラグがかなりお疲れになっている状態ですので噴射時間を少し短くして反応をみてみましょう。
またそのような車両ではO2センサーを傷めている事も考えられますのでアイドルも安定しないようならばO2フィードバックを無効にして様子をみるのも良いでしょう。(アイドルは薄すぎても濃すぎても安定はしません)
ちなみに私は変な補正が掛かることを嫌い自分で調整するようになってからはO2フィードバック処理を無効にしております。
とりあえず眠々なので・・・次回はもう一つの燃料マップの考え方について書いてみたいと思います。
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Posted at
2009/12/19 02:13:22
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