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サイドモールの塗膜除去も終わり、前ユーザーの付けたガリ傷の修復を試みる。

角が削れて、表面にもガリ傷があってボロボロの塗膜を除去すると目立って仕方ない。


一度、重合レジンでやってみたが、ABSと思ってたモールはPPだったようでまったく引っ付かず、成形するとボロッと剥がれてしまう。


ポリプロピレンが修正出来るパテと言えばバンパーパテ、専用のパテでないとダメだと薄付パテ買ってきたて盛って1時間半乾燥後成形と研磨。



こっちは、傷が浅いので修復はそこまで大変じゃなかった。


こっちは傷も深いし角は削れてるしで、柔らかいパテしか買わなかったので厚めに盛って成形してみた、剥がれるか心配したけど、ヤスリで削ってる程度じゃ問題なかったので成功した様子。


ミッチャクロンして、黒サフを3回塗布。
この段階でも言われなきゃガリ傷の痕跡はわからない感じ。
こんなにマクロに寄って眺める物でもないし、目立たない範囲に修復完了。

週末まで乾燥させたら、全体にミッチャクロンマルチを吹き付けて、PP対応つや消しブラックで塗装したら完成。
プライマーしてから濁り消し程度の薄吹き塗装するので、前ユーザーの塗装のような剥がれる事は無いでしょう。

このボロボロのステップがとうとう完成した。
たった2本の復元がこんなに大変だとは。

半田板金後の塗装で、シャシーブラックの防錆効果だけでは、心もとないのでまずは黒染めしその後ワイヤブラシでスラッジ除去しつつ染め返し3回目、いよいよ塗装に進む。。


スラッジ除去しながら3回染め返して、弾きも無くなって真っ黒。
真鍮ブラシで足付けとスラッジ除去して塗装準備。


1度目乾燥後ヤスリでならして重ね塗り2回目。
光沢が有るゴム質塗料で伸びも悪くムラが目立つ、ガン吹きと違ってミストが荒いせいかな、片付け面倒なのでコンプレッサーは、今回のレストアでは使わない。


簡易塗装ブースをそのまま乾燥ブースに、靴乾燥機のぬるい温風は気泡が出ずに気温が低い時期でも早く乾かせて便利。


乾燥完了。

そして完成、あの錆びてボロボロ、錆エクボでボコボコだったステップが新品のように蘇った。




次は、サイドモールのクリーニングして、シートとパンタグラフのレストアに進もうかな。
シートはシャドウの時と同じくタックロールで純正風に作る予定。

#モトコンポ の #トップカバー のレストア完成。
まずは、ビフォアー

ボロボロのステッカー


錆び錆びの金属パーツ

ステッカーはプリンターで出力してUVフィルム貼って切り出す。

気泡が入らず綺麗に貼れた。


それぞれ切り出して完成。

それでは、アフターです。

自作レプリカステッカーも良い感じの再現性。


裏側はシリコーンスプレーでワックスしただけで、
傷も目立たずまるで新品くん。

針金で止めてたロックバーもステンレスのスナップピンにし、
錆び錆びの金属パーツも新品とまではいかないまでも、
そこそこ綺麗に仕上がった。
黒染めの下地にシャーシブラック塗装したので錆はある程度防げるとは思う。
ネジはペンチで摘んだような変形もあったので、いつかステンレスのタッピングネジに変更する予定。

次はステップの仕上げといきますか。

前回買ったトビカ メタルクリンは、黒染めするものでは無く、黒染めした物が錆びないようにする為の仕上げ剤だったorz
勘違い、勘違い。
結局二つとも必要なんで良しと思う事にする。
容量1リットル、漬け込むなら8倍希釈、刷毛で塗布するなら4倍希釈。
ガンブルーとか100ml原液使用で3千円ちょいと思えば、同じ金額で最大8リットルってお得すぎる。
購入にあたって、薬事法に基づく管理者譲渡引取り証明を送り返すような劇薬部類なんだね。
早速指名と住所と捺印して返送した。
テストがてらネジとか、トップカバーのパーツ染めてみよう。

右ステップのサビ取りと錆エクボを埋める作業。
今回はとにかく取り外すのに苦労した。
錆びて、ステップが降りない。
ピンステップバージョインが動かない。
動かないから割りピンも抜けず四苦八苦。
金槌で叩いてベースの錆を落として
隙間に油刺してステップを動かせるようにして、
ピンステップバージョインを叩いて動いたら油刺しての繰り返し。
なんとかピンステップバージョインが回り、割りピンも抜けた。
ワイヤーブラシで錆や火山灰の蓄積を除去して、
ラジオペンチをあててピンを少しずつ抜いていく。
どうにか抜けて取り外した。

とにかく錆が酷い、ラバーステップも抜けず一苦労。
叩いては油刺してなんとか抜いて、油を洗剤で洗い落として錆取り開始。
ワイヤーカップブラシをドリルに付けてひたすら削る。


錆エクボが左ステップよりも深い。


窪みが有るので裏から叩いて平らにする。


あの錆が綺麗に落ちた。


こっちも錆エクボが半端ない、ピンステップバージョインと四角いプレートも錆を削ってCRC556で保護しておいた。

撮影後花咲かGラストリムーバーで細かい錆処理して今日はおしまい。
あとはハンダ板金して錆エクボを埋めて削り出し。