
気になると試さずにはいられない りのら です。
久しぶりの連休2日目はMINIへ行ってきました。
お目当てはデビューしたばかりのCROSSOVER。
公式HPだと情報が少なすぎてディーラーへ行くしか
調べる道はないという作戦でしょうか・・?(苦笑)
ともあれクラブマンが出た時以来のMINIディーラーです。
実際に対面したCROSSOVERはクラブマンが前後方向だけにストレッチされて
やたらと長く見えるのに対して全方向にサイズアップされてるおかげで
元のMINIとシルエットはさほど変わりません。
こうやって並べると「あ、やっぱり大きいんだ。」ってかんじ。
試乗車はナンバー取得が済んだホヤホヤの状態なMINI COOPER CROSSOVER。
もちろん我が家が最初の試乗者だそうです。
本当はMINI COOPER S CROSSOVERを試してみたかったんですけどね。
では乗り込んでみましょう。
4駆が追加されたということでオフロード色が濃くなったとはいえ
乗り降りが苦になるほど車高は上がってません。
重厚なドアを開けるとお馴染みのラウンドフォルムまみれなMINIのコクピット。
FITは前後方向への伸びを意識したような運転席まわりで広さを感じるのですが、
こちらはウインドウの傾斜角が立っており、インパネも直角に近いためか
モコモコとしたインテリアデザインと相まって、ちょっと狭い印象を受けます。
とはいえなんだか重厚な感じはヒシヒシと伝わってきます。
今回ウリの1つである左右の席を分けて前後に走るレールですが、
正直使い勝手はどうなのかなぁ・・?と。
活用しようとすれば結構な値段がするであろう純正オプションの
ホルダーやケースを買わねばなりません。
我が家は子供2人を乗せる後部座席はガレージの関係で
両方とも右側のドアから乗せ下ろしするため悩むことなく5シーターをチョイスします。
お次は”ちょきんぎょ”みたいなMINIのキーを挿してSTARTボタンを押します。
シートベルトなどの警告音がBMWと共通の『ポォ~ン ポォ~ン』というブザーから
『ペコリ ペコリ』という可愛くて軽いものに変更されてます。
実際に走り出してみると、ちょっとエンジンがガサガサと感じます。
シフトショックが大きかったのもマイナスポイント。
同じBMWのエンジン&ATとは思えないデキです。
走行距離45kmの新車ですので、まだアタリが出てないのかな・・?
ブレーキはチョンと踏んでガオーっ!と効くかんじ。
そして、コーナリング時はやはり車高アップからくるロールというか、
頭部を外側へ持って行かれるような印象が強いですね。
ゴーカートフィーリングとはほど遠い印象ですが、
走り自体は車格もコンパクトなほうなのでSUVとして考えたら結構機敏なほうなのかも。
っちゅーか、ディーラー出てから4回左折するだけで帰還させられる試乗じゃわかりませんて(苦笑)
以前MINI COOPER Sを試乗させてもらった時は野放しで
好きなように好きなだけ運転させてもらったんですけどね・・・。
でも、走りの面に関しては先日試乗したアルファロメオMiToクアドリフォリオの圧勝かな。
後部座席に乗ってた嫁さんは『意外に広い♪』と満足だった様子。
ただ、『結構揺れてた』とも言ってました。
では、お見積もり。
ほぼ素の状態でMINI COOPER S CROSSOVERで諸経費込みの¥400万弱。
FITのちょうど2倍ですか・・・。
「COOPERの走りがアレなら僕は買わないです。」と明言してきました(爆)
買うか買わないかは試乗を終えてディーラーを去る時、
愛車のドライブフィールをどう思うか?で判断することが多いのですが、
今回はFITの勝ちかな。(もちろん個人的な感想です)
官能的な要素はほぼゼロですが、静かで滑らかなエンジン&CVT。
広く見渡せる視界という要素だってモロに運転時の疲労に関わってきます。
そして何より驚くほどのコストパフォーマンス。
では何故CROSSOVERを買うのか?
それはデータや数値に表れない輸入車独特のフィーリングだったり、
何よりMINIの遊び心溢れるデザインや雰囲気でしょう。
FITから下りてくる人とCROSSOVERから下りてくる人
どちらがオシャレな人を予感させますか?
あと、気になるのはやはりMINI COOPER S CROSSOVERの走りですね。