2014年04月05日
3月12日に慢性副鼻腔炎内視鏡下手術を終え
執刀した教授が病室に来てくださいました。
「この手術ってあんまり出血量多くないのが普通なんだけど、
今回だいぶ出血多かったよ~」
とのこと、
鼻の穴から内視鏡とマイクロデブリッダーやらその他の器具を入れて
前頭洞、篩骨洞、上顎洞を開放する手術ですが
術後の止血は、鼻の奥にガーゼを詰め込んでいます。
傷口を縫ったりするわけではないので、
仰向けに寝ていると、血液が喉のほうに落ちてきます。
これを飲み込まないように、口から吐き出すので
こまめにうがいをしたり口をゆすいだりせねばなりません
そのため、ベッドの隣に洗面台のある個室病室で助かりましたー
うがいをすると、赤黒い血がまじったのが出ます。
まあだんだん血は少なくなってきますけどね。
数時間おきに夜中でも、血圧、体温、SPO2の測定と、
点滴のバッグ交換 (輸液と抗生剤)
痛みは相変わらずほとんど無し
吐き気はだんだん治まってきました。
夜勤の看護師さん、ごくろうさまです。
手術翌日朝からは、普通に食事できます。
鼻の穴が塞がってるから食べにくいけどね。
昼には、うどんが出たけど、鼻が塞がってると麺がすすれないのを知った。
腸も動き出してくるので、血液を飲み込んだぶん
黒いウンコが出ますー
手術翌日の夜には、点滴も外されるので
自由に動き回れます。風呂も入れます。元気になってきます。
鼻の入り口には綿球でふたをしてありますが、
血がにじんでくるので、時々取り替えます。
うがいもまめにやります。
手術翌々日3日目、朝食前に一回目の止血ガーゼ抜去です。
これが痛いと聞かされてましたが、痛みは個人差があるよとのこと
外来診察室に行き、処置を受けます。
キシロカイン(麻酔)とボスミン(血管収縮剤)をスプレーし
汚物受けをあごの下に持ち、
いよいよガーゼを抜きます。
ズルズルズル。
そして副鼻腔に溜まってた液体が、口側にドバドバー。
吐き出して終わり。
痛みは、、まったく無し。。。めでたし
この頃から内服になった抗生剤(フロモックス)のため、下痢腹。。
翌々々日4日目、朝食前に2回目で最後のガーゼ抜去。
ズルズルズルっと万国旗のように鼻から出てきます。
痛みはほとんど無し。
教授いわく、このガーゼはキトサンで出来てる特殊なやつだそうな。
病理の結果が出て、腫瘍は無く、好酸球も少なかったとのことで一安心。
ちなみに「好酸球性副鼻腔炎」は、再発をする難病だそうな。
教授いわく、出血が予想以上に多かったので、腫瘍が隠れてたんじゃないかと
病理の結果が出るまで内心ハラハラだったと。
そして暇つぶしで動画を観たりして過ごし、
入院から7日目、手術から6日目で無事退院。。。。
振り返れば、痛みもほとんど無く、
麻酔後の吐き気はつらかったものの
快適にのんびりと過ごせた一週間の入院でした。。
ただし、退院後しばらくは抗生剤(クラリス)を飲み続けなければならず、
お腹がゴロゴロと。。
整腸剤は、抗生剤耐性の乳酸菌じゃないと菌が死んでしまって効かないらしい。
整腸剤品名の後ろに「R」が付くのは、「resistance」で耐性菌らしいです。
コレが市販では買えなくて、処方箋が無いと買えないときたもんだ。
Posted at 2014/04/06 01:38:29 | |
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2014年04月04日
3月11日、手術の前日の午後から入院でした。
最近の入院は、身の回り品はレンタルです。
これによって、持ち込み品を減らし、感染症を減らせるそうな。
病棟は、整形外科と共用で空きが無く、個室に案内されました。
個室差額がかかるなぁと思ったけれど、個室はベッドの隣に洗面台があり、
この洗面台がのちのち大活躍となるのでした。
前日は、先生がたや看護師さんがたの、ご挨拶とご説明などなど。
大学病院なので、有名な教授の執刀でありますが、
とてもフレンドリーな人柄の良い教授で、お話も興味津々楽しいのでありました。
病棟の看護師さんたちも優しくて好印象。
手術室の看護師さんは、音楽のリクエストを伺いに来てくれました。
食事は前日の夜9時以降は絶食。
さていよいよ手術当日、
この日は耳鼻科の手術が3件あり、わたしが最初。
早朝6時から点滴を始めます。
そして紙パンツに履き替えます。
手術が2時間以内の見込みなので、導尿管は無しです。
2時間を越えてしまう場合は、全身麻酔中に導尿管を入れるそうな。
手術着に着替えて手術室へ。頭にシャワーキャップのようなビニールを被り
ベッドに寝ます。リクエストした音楽が流れてました。
「がんばってくださいねー」と、看護師さんの声。
「がんばるのはオレだー」と、相変わらずフレンドリーな教授さま。
酸素マスクで呼吸しながら、全身麻酔。。。
数秒の後、あと意識が無く。。。。
気がついたら、病室に帰ってました。。。
時間を聞いたら2時間半経ってました。
両足には血栓防止のフットマッサージャーのようなポンプが動いてました。
手術後の痛みは、個人差があるようですが、
もともと慢性病で、痛みが無い状態で手術したからかも知れないが
痛みはまったく無し!
しかし、、、、凄い吐き気、、、
麻酔で動かない胃腸に、喉に落ちた血液を飲んじゃうと吐くよー
と言われてましたが、
それに加えて麻酔酔いしたようです。
口の中苦いし、寝たまま口をゆすがせてもらい。
そして我慢できず、吐きましたー。
吐き気止めの薬を点滴で入れてもらいました。
何度となく 「痛みを10段階であらわすと?」と、聞かれましたが
「ゼロとは言わないが、1まで行かないなー」と答える程度の
ほとんど無痛。
点滴の針の根元が手首の骨に当たり、そっちのほうが痛いくらいでした。
麻酔が残ってるのか夕方までとにかく眠い。。
夕方から水少量は飲めますが、あとはとにかく、うがい
手術後編に続く。。。
Posted at 2014/04/04 22:18:19 | |
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2014年04月02日
手術日が決まり、やらなければならないのは
入院のための各種検査 (採血、採尿、心電図、肺活量などなど)
麻酔科受診 (全身麻酔のための問診と説明)
MRI検査
です。
MRIは、閉所恐怖症の人は怖いのだろうな
私は狭いとこ好きだから大丈夫でした
強力な磁気で検査するので、金属類禁止
差し歯は、外れなければ良いとのこと
ヒートテック下着は、金属を含んでいる素材の物があり、ダメだそうな
騒音がかなりあるので、ヘッドホンをされました
しばらくするとヘッドホンから音楽が聞こえてきました
20分ほどまったりとした時間を過ごし終了
CTでは、副鼻腔が詰まってるのはわかっても
詰まってる物の材質がわからないそうな
MRIだと、固体を識別する画像、液体を識別する画像、などなど何種類もの画像を撮ることによって
詰まってる物の材質がわかるそうな
詰まってる物の違いで、用意する手術用具も変わってくるそうな
…結果
詰まってる物は、
カビでもなく (カビだと石灰化するそうな)、
腫瘍でもなく (上額洞癌は骨を浸潤するそうな)
膿、だとのこと
ほっと一安心
手術編へ続く。。。
Posted at 2014/04/02 23:27:31 | |
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