クラッチスタートから「ニュートラルスタート」へ　　　エーモンマグネットＳＷ

ＨＮ２２の５ＭＴはクラッチスタートですので、クラッチを踏まないとスターターが回りません。

これでは不便でありますし、リモスタが付けられません。

ただ単純にクラッチスタートをキャンセルするだけならば、
クラッチペダル上部のスイッチに行ってる２本の線をつないでしまえばばよいだけなののですが、

それでは芸がないので、せっかくの安全機能を発展させて、

「シフトレバーをニュートラルにしないとスターターが回らない」
仕組みに改造しました。

センターコンソールを外すと、シフトレバー根元から２本のワイヤーが出ています。
台のところに長方形の切欠きが空いてますので、

ここにマグネットスイッチを埋め込みます。
マグネットスイッチ￥９８０　(エーモン)

センサーと台がツライチになるようにゴム板でかさ上げし、ぐらつかないようにスキマはゴム板で埋めます。
厚ゴム板は、ダイソーバンパーガード流用

接着剤と両面テープでしっかり固定。

ワイヤーにつながる右側のロッドにマグネットを付けます。
ダイソーで買った、強力ゴム板マグネットを手ごろな大きさにカットしてタイラップを通す穴を開け、
ずれないように接着剤とタイラップで固定します。
ゴム板マグネットは、好きな大きさ好きな形に加工できるので便利

マグネット￥１０５

ニュートラル位置で、マグネットがセンサーに近接した写真

シフトレバーが、「１」「３」「５」に入ってる状態の写真。

センサーから、マグネットが離れています。

シフトレバーが、「２」「４」「Ｒ」に入ってる状態の写真。

これもセンサーからマグネットが離れています。

マグネットスイッチの耐用が、「０．２５Ａ」までの仕様

クラッチペダル上部のスイッチにつながるカプラを外し、
テスターでセルを回した時の電流を測定してみると、
「６．５Ａ」位の電流が流れています。

０．２５Ａに６．５Ａでは、マグネットスイッチが壊れてしまいますので、

２０Ａ用のリレーを介して、ＯＮＯＦＦさせます。
マグネットスイッチ側の電源も、クラッチペダル上部スイッチに向かう線の
＋１２Ｖ「黒に赤スジ線」から取ればよいです。
この電線は、スターターを回す時しか電圧がかかりませんので。

リレー￥９８０　(エーモン)

いちおう、マグネットスイッチ不調になった時の非常時に備えて、
直結用の線を２本出しておきます。

これで、「シフトレバーがニュートラル位置でないとスターターが回らない」仕様の完成。

クラッチを踏まなくてもスターターが回ります。

ギヤが入っていると、スターターは回りません。

このほうが便利だし、安全だと思います。

マニュアルシフトにリモスタを付ける目的で
ニュートラル検出する場合や、

クラッチスタートが元々無い車の場合は

リモスタ車種別ハーネスの、スターター線をカットして
リレーを割り込ませれば良いです。