まだまだ、大変な時期ですが、少しづつブログも再開していこうと思います。
自動車ネタに絞ろうと思っていますが。
本日、気になる記事を見つけましたので、紹介しますね。
<以下転載>
メルセデス・ベンツ日本は、国内のメルセデスベンツの納車が大幅に遅れると発表した。
同社によると、日立港に入港していた新車の多くが日立埠頭などの保管場所で津波による損傷を受けた。
また、港湾施設の損傷により、従来の入荷ルートも使用不能となっている。納車整備済み車両も周辺道路の損傷により出荷が困難となっており、再開には時間を要する見通し。
同社は以前、輸入したメルセデスベンツ車の納車前点検・整備を、茨城県日立市と愛知県豊橋市の2か所で行っていた。が、業務効率化とコスト削減のため、昨年3月に日立市に集約、豊橋の施設は閉鎖した。効率化の取り組みがアダとなって、メルセデスベンツ新車の出荷が当面できない事態となった。
RESPONSEの記事より。
コンピューターの世界では、サーバーは分散配置がリスクマネージメントの上での原則です。
阪神淡路大震災以降、各企業では、事業の継続性を目標に設備投資を行っています。
なかなか難しいのですが、一般的な考え方を紹介します。
・防災時の指揮命令系統の損失を防ぐため、防災拠点の設置。
・防災拠点は、地震の影響を考慮し、免震建物とします。
・建物は無事ですが、阪神の時も今回もそうですが、都市インフラが寸断されますので、自前でライフラインを確保します。
・都市インフラの復旧は「電気」「水」「ガス」の順で復旧していきます。
・電気は3日~5日程度でほぼ復旧します(今回は発電所の問題もあり、簡単ではありませんが)
・次に水。こちらは埋設の水道管の修理に時間を取られます。復旧する場所にもムラがあります。
・最後はガス。これは安全と隣り合わせのため、かなり遅くまで復旧しません。
・そのため、災害拠点では、自家発電機を設置し、必要電力×復旧までの日数分の油を備蓄します。
・水は普段から受水槽を大きくとり上水の確保と、濾過機の整備により、排水を」浄化し、トイレ等の水に利用します。これを中水と呼びます。
・注意しないといけないのが、下水です。下水も再利用水を差し引いて下水が復活するまでは、地下のピット等に蓄えます。
・最後にガスは使用しません。
これで、社会がある程度復旧するまでの間、社員や地域住人の災害拠点として、活躍させます。
そして、当然、全国規模の企業ですので、各地との連絡や業務の分担等の指示を発令し、取引先に対し、納期の遅れやシェアの低下による顧客サービスの低下を防ぎ、企業価値を高めるように努力しています。
おそらく、世界一リスクマネージメントが進歩しているのは、日本企業だと思います(Style調べ)
しかし、今回のような大きな震災においては、はたしてどこまで通用するのか、今後の情報を知りたいところです。
もちろん、私の勤務先にもそのような拠点があります。
緊急時の安否確認システムもあり、ネットへ携帯から安否を報告する仕組みになっています。
今回の地震でも、当然そのシステムが稼働し、従業員1万人超の会社ですが、全員の無事は翌日には確認されています。一部家族の安否が確認出来ない人もいます。
今後は、このようなシステムを国民全員に利用できるような社会の危機管理も行わないといけない時期に来ているのかもしれません。
という訳で、会社の携帯ではなく個人の携帯も会社へと登録しています。
Posted at 2011/03/17 20:56:25 | |
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