飲んでマッタりしてたら、嫁さんが「懐かしいのが出てきたで♪」って
コレを渡されました。
ムッちゃ懐かしい♪
これはH26Aという型式で、550cc・4WDの初期型ダンガンです。
今の嫁さんが乗っていた(無理やり乗せた?)
ダンガン初号機です。
なんだかねぇ・・・懐かしすぎて色んな記憶が蘇ってきました。
リアフェンダーに貼ってる「K-CARスペシャル」のステッカーは、Vol.52号の掲載記念のやつですね。
という事はK-CARスポーツのコンプリート・サスキットで車高を落とす直前の頃ってことかぁ。
ブラック・レーシングにはスタッドレス履かせてました。夏タイヤは赤のスパルコNS-Ⅱでしたね。
95年12月29日・・・ 当時は邪魔だなぁと思ってた写真の日付も、これくらい懐かしくなると時系列を頭で整理するのに便利ですね。
19年前かぁ・・・
自分も嫁さんも、20歳そこそこって頃。
ちょっと昔話を(^^;)
さらに遡ること2年前、1993年くらいかな?
嫁さんは高校出て免許取ってすぐ、CR-X(サイバー)に乗っていたという中々の強者です(笑)ATやったけどね。
でも、最初の夏に事故っちゃったんです(^^;
結構な大金をつぎ込んで修理してしばらく乗っていたけど、次々に調子悪くなっちゃいまして・・
その頃、自分は全身モスグリーンのワークスに乗ってました。
バイト先で、セルボSR-FOURに乗った同級の子が入ってきて、すぐに意気投合。
むっちゃ仲良くなって、毎晩毎晩、その子と走りに行ったり、とにかく遊びまわってました(^^;
古本屋でK-CARスペシャルのバックナンバーを見つけては買いあさり、二人で穴が開くんじゃないかっ?てくらい熟読してましたね(笑)
当時はまだまだハイパワーK-CAR黄金時代。
ヴィヴィオやカプチは発売直後で、気にはなるけどまだまだ高値の花。
とても手が届かない存在だったなぁ・・
そんな中で、二人揃って「これに一回乗ってみたいよな~」って興味を持ったのが
そう
我らがミニカ・ダンガンであります('◇')ゞ
よくバイト終わってから、深夜の中古車めぐりしてました(笑)
セキュリティーの警報鳴らしてしまったのも1度や2度では・・・まぁ時効ってことで(^^;
ダンガンやったら岡山(水島)やろ~って
姫路から岡山の方まで2号線の中古車屋めぐりしてましたねぇ
色々調べたり、毎日理想のダンガンを探してるうちに、すっかり二人して虜になっちゃいました♪
そんな中、たまたま兵庫県・ちょっと北部の実家に帰った時に、近所で発見してしまったのが、この写真のダンガンだったんです。ステッカーやホイールは後で付けたものですけどね。
未だ見たことなかった、ほぼフル・オプションの美しすぎるダンガン・・・
フロントには、これまた当時でも高価だった強力馬力自動車屋のイケイケ・リップスポイラーを装着。
リア・ガーニッシュは「DOHC5VALVE」を誇らしげに演出していて、サイド・ガーニッシュの「MINICA」ロゴもこの時初めて見て感動♪
室内もKENWOODの2DINデッキに、こんなのオプションあったの?ってビックリした、空気清浄機能付きルームランプ(笑)
助手席側ダッシュボードの手すりも(わかる人には(笑))
当時のプライスボードが確か58万だったかな・・・
ダンガンにしては当時でも安くは無かったと思うけど、こんなすげぇダンガンに出会えることはもう2度と無いだろって、しばらくそこを動けなかった・・
すぐにツレも連れていって、これを見せたら無茶苦茶興奮してました(笑)
でも二人とも学生で、お互い今乗ってる車のローンも抱えてたし、とても手が届くシロもんじゃなかったんですよね。
これに「売約済」ってボードが張られることがどうしても許されなかった二人は
・・・これをひろ(嫁)に乗せよう・・・
という陰謀を企ててしまったんですね(^^;
その日から二人で、ダンガンの魅力をたっぷり伝えるための資料と、あー聞かれたらこー答えるという模範回答集を作成し、数日後、ひろをファミレスに呼び出しました。
最初は
「え~ 軽は親も反対してるしー ミッションはよー乗らんしー・・・」って
さすがに全く乗り気じゃなかったですね、、、
粘りに粘って、とにかく一度車を見に行こうって、後日3人で行きました。
するとどうでしょう
・・・
・・・
・・・
なんと!?
ひろは超お気に入りの様子(*'▽')
やっぱりウダウダ言っても、現物見せるのが一番なんよね~
その日のうちに仮契約しちゃいました♪
自分とツレは、そりゃぁもう嬉しくて嬉しくて( *´艸`)
完全に自分もの車を買ったと錯覚してましたね。
ひろもそれからというもの、、親戚のMTのスカイライン借りて、一生懸命練習してましたわ。
なんと健気な子や♪
と感心しながらも
・・・実はわたくし、同時にちょっと嫌なアセかいてたんです(^^;
ダンガンを必死こいてアピールしてた時、ひろには重大な事実を隠しておりました。
それは・・・
ハンドルがちょっとばかり重い・・・
つまり・・・
パワステ付いてませんよって事(爆)
実はツレとの陰謀の最重要機密事項だったんです(笑)
・・・納車当日
走り出してすぐに細い路地でバスと遭遇Orz
一旦停止したあとの退避行動開始。
運転席ひろ「むっちゃハンドル重いんやけど」
助手席ため「あれぇ・・ゆーてなかったっけぇ(汗) こういうよう走る軽四はパワステなんか
ついちょらんよぉ(汗汗汗)」
ひろ「・・・」
退避終了。
更にもう一台・・・バス
ナンデヤネン(>_<)
退避開始
ひろ「おぉ・・もぉ・・・いぃぃぃっっ」
ため「・・・
がんばれがんばれぇ」
むっちゃ嫌な予感 (滝汗)
退避終了
次の瞬間
もーっ こんなんっ よー乗らんっっ
って、大声&大粒の涙流しながら大号泣されたんです(マジな話)
いやぁ・・ これには本当に参った・・・
一生懸命慰めて、なんとか走り出したけど、
とにかくご機嫌直してもらおうって、そのままオートバックスによってKENWOODのイルミ付リアスピーカーをプレゼントって事で買ってあげました。むっちゃ高かったけど、そんな事言ってられるような生易しい状況では無かったです(笑)
それからというもの、しばらくはご機嫌あまり宜しくありませんでしたが、、
一生懸命練習したみたいで、すぐに重ステ車のコツを掴み、平気で運転するようになってました。
それどころか、すっかりダンガンに惚れ込んだみたいで、ボーナスが出たらでプッシュンバルブやパワーフローを買って、知らん間に自分で取り付けもしてしまう強者に進化してしまいました。
手先が器用なので、ステッカーも自分で作りこんで、あっという間にこの写真の仕様ですからね(^^;
地元では「ダンガン娘」と、ちょっとした有名人になってましたよ(笑)
・・・今となっては良い思い出です。
とか言う自分も、このダンガンにすっかりハマってしまい、まったく同じH26Aランプブラックのダンガンを遂に買っちゃったんです(笑) 嫁と2台、ダンガン並べて走ってましたよ~♪
そして19年後・・・
うーん・・・
自分って人間が、この間、どれだけ変わってしまったかは分かりませんが
少なくとも
愛するモノへの気持ちだけは
変わってないみたいです('◇')ゞ