華麗なるエレガンスのブログ一覧

430がデビューした、1979年と言ったらあの史上最大の事故が有った年でも有ります。
皆さんは覚えてますか？
そうです。 東名高速、日本坂トンネル旧下り線で起きた火災です。
トラック、乗用車を含む173台の車が全焼する事故で、火の手が消えるまでに炎上、爆発を繰り返しながら65時間を費やした事故です。 この事故により死者は7人、重軽傷3名をだしました。
当時の最先端技術の安全装置を付けてた日本坂トンネルでしたが、それでもこの用な事故は起こってしまいました。
事故の発端、前方で事故による渋滞がおきており走行車線を走っていた大型トラックAが気づくのに遅れ急ブレーキをかけ間一髪で停車、しかしその後ろの大型トラックBが避け切れず大型トラックAに追突、大型トラックBのドライバーは即死、大型トラックBの後ろを走行していたサニーが大型トラックBの後部に追突、その後ろにいたセドリックは三台を避けようとしたもののバランスを失い大型トラックBの側部に衝突、サニーは大型トラックCに100キロ程で追突され大型トラックBとCに押しつぶされ同乗者を含む2名は即死、セドリックも大型トラックCにより側部を潰され燃料が漏れ炎上、乗っていた三名が脱出できず焼死
トラックには油脂類が積んであり、火の手は一気にに上がった。
すぐに進入禁止の表示は出ましたが、追突などを恐れた後続車が次々とトンネルに進入し、立ち往生し動けなくなった車は次々と燃え上がり鉄の側だけになるまで全てを燃えつくした訳です。消防も出動はしましたが、火の手が強すぎた事と、消防車のポンプでは全く出力が足らず、火が消える事をまつしか有りませんでした。
その結果、車だけで無くトンネルの外壁まで焼き尽くし、日本の大動脈の東名高速は一週間通行止めで経済がマヒ状態になりました。
一週間後には上り線を使用し対面通行できましたが、まだ下りトンネル内には焼けただれた車が無造作に残ったままで、処理は完全には済んでない状態だったそうです。
因みにトンネルの完全復帰までには2ヶ月もかかってしまいました。
この事故以来トンネル前には掲示板だけでは無く、信号が設置されるようになりました。