
修善寺の奥地、「農機具資料館」を訪れました。昨年看板を目にして一年ほど経ちます。夏休みとかに流行ってしまわないか、荒らされていないか気になっていました。そもそも近隣の石切場のロケーションが通りかかった際、最高にパワーを感じドキドキしたのを思い出しやっと訪れることができました。

到着すると、ちょっぴりレトロなUD車のダンプが絶好の場所に停めてある!なんてコンディションだ、所有の運転手さんはひょっとしたら魅せようと意図して停めてる?

資料館の建屋に到着すると手前に2号館。最初に目にするので必然的に1号館を探してしまいますが、すぐ近くの本家の至近にありました。早速、入館?しました。

わざわざこのために建てた立派な倉庫に古くからこの地域に活躍した農機具たちがある意味「泥と埃」にまみれながらも保管されてました。でもなんか美しいです。

こちらには昔の2サイクルディーゼルの発動機が遺してあると知り、一度見てみたかったのも目的でした。

おお~。
稼働する訳ではないですがその個体やしくみに何か興味を持っていました。
養蚕の道具やシュロのミノをこの歳になって初めて見ました。ヤシが山に生えてるとばかり思ってた場違いなあの木は実は江戸時代から植えられて愛好されてた棕櫚というタワシやホウキになるモノだったんだ、と今さら知って驚きました。

据置からタイヤがついてテーラーに、動力を得て農機具もいろんな進化があったことを知ることができました。

超久しぶりの珍しい来館者に驚かれ、お庭の「すだち」を下さいました。オーナーは90歳超のようです。かわりにおばあちゃんから嫁入り当時からの地域にまつわるいろんなお話を聞きました。今日はどこから来たのか聞かれるとスラスラとクボタとヤンマーの取扱店名を挙げ、あの辺か?て言うあたり、かつてこの地域のプロでやってたのでは?

ありがとう。無料で私設資料館で期待や不安がありましたが、訪れて何か安心感を得ました。でも近くすべてを処分するかどうかが悩みと伺いました。ケルヒャーで器具に水を吹いたりたまに展示品に風を通したりと高齢で維持がなかなか困難だそうです。でも絶対これだけは、の一品は大事に遺して後年に伝えて欲しいです。

日も暮れて日没。今日はmonkeyで来てたのだった…、急いで帰ろう。石切場の看板にん?ってなりながらR136を快調なmonkeyで爆走し帰還しました。
Posted at 2016/11/15 01:27:12 | |
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