
都営バスの旧い車輌がまだ展示してあると知り板橋交通公園に訪れました。
そもそも交通公園自体が興味津々。子供にとっての自動車教習所みたいな。
池袋駅前は明るいグリーンの国際興業バスでいっぱい。

なんだかドキドキしながら向かいます。

水道タンクの前で降り、しばらく歩きます。
子供載せが付いたお母さん方の自転車がいっぱいの公園に着くと…
あ、なんか昭和な信号機がある~。自動車学校ぐらいしか見かけなくなったタイプ。
奥には柵ごしに都電や都営バスも見えます。
あ〜なんか懐かしいシルエット。

2速3速の加速時の音がフラッシュバックしてきます。
今日、この「いすゞのバス」を観たくてやって来たのです。外観は長年の露天で荒れ模様ですが…
車内はこんなにキレイで広い!
インテリア家具にしたいほどの美しい座席。非常口前。
運転席もハンドルからメーター周り、床からただの棒で伸びるシフトレバー。運転席もしばらく座ったりして、ここでガラガラガラン、と操縦してたのを想像したり発車シーンを妄想して気絶しそうになりました。
エンジンも撤去されずまだ車体にありました。二つ並ぶヘッドカバーにISUZUの刻印が網越しに見えます。
木の床貼りなこのバスを見て懐かしいって思うのはここに来た子供たちでなく連れてきたお父さんやお母さん方ではないかと思います。
隣接の旧い都電も車内がご覧のとおり。なんとも暖かな雰囲気。
露天展示で年々老朽化が危惧されてるみたい。

少しでも永く「良かった頃」を伝えて欲しいって思います。
幼少期に聴いて染み付いたサウンド。
私の場合 「いすゞフォワード」や「2サイクルUD」のバスやトラック。
数十年前に比べるとエンジン音だけですぐに車種がわかる車両が激減したと思います。
最近、近隣を走る路線バス(元国際興業車)にそのカケラを残すいすゞのエンジン音が聴こえたので早く乗りたくて楽しみです。
Posted at 2016/01/30 00:54:20 | |
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