2010年04月20日
まだ見ぬ夢
世界最高峰モータースポーツとして、日本での知名度や私の知識の範囲内で3つ挙げるとすれば、F1、モトGPそしてWRCラリーでしょう。ここ数年はすっかり興味を失っていたのですが、去年から今年にかけてF1とモトGPに俄然興味が再燃です。
F1に関しては1988年(だっけな)にマクラーレン・ホンダがセナとプロストを擁して16戦15勝のまさに神がかり的な圧勝を収めた頃、TVにかじりつき両雄の激しくも美しい戦いに酔いしれました。セナが鈴鹿でスタート出遅れから神の化身の如くドライブし、ライバル車が止まっているかの様な勢いでオーバーテイクを重ね、遂にはプロストさえも抜き去り年間タイトルを獲得したレースでは全身に鳥肌が立ち、感動と興奮に打ち震えました。その後、マンセル、シューマッハの時代へと移りかわり次第に興味を失っていたのですが、シューマッハが3年の沈黙を破りメルセデスで復活。全盛時代にはあまり好きではなかったのですが、40歳を越えての再チャレンジに同年代として応援の気持ちで一杯です。
GPに関しては、最も熱狂したのは1990年前後のシュワンツとレイニーが熾烈な戦いを繰り広げた頃。安定感があるYZRレイニーに対して、天才的だがガラス細工の様なライディングのγシュワンツを手に汗握って応援したものです。TVでGPが放映された曜日は、思い切り触発されて朝まで峠でバイクを走らせていました。時代は、ドゥーハン、ロッシへと移り変わり、ロッシに至ってはファンではあったが余りに強すぎて、見ても見なくてもどうせ勝つでしょうとの思いから次第に観戦から遠ざかりました。 ここで再び興味を呼び覚ましてくれたのが、昨年のモトGP250のワールドチャンピオンの青山博一選手。今年からはホンダを駆り最高峰のモトGPにフル参戦。緒戦カタールではスタートで出遅れ10位フィニッシュでしたが、今後の活躍に期待です。ちなみに同レースでは「カタールの鬼」のストーナーが序盤転倒リタイヤで、ロッシが優勝を飾りました。
さて、「まだ見ぬ夢」とは、上記の最高峰モータースポーツ(モトGPは最高峰クラス)で日本人の年間チャンプ誕生を見届けるということです。GPに関しては125、250クラスでは数名チャンプを輩出するも最高峰は未だチャンプなし(表彰台中央もまだないのかな?片山選手は500勝ったのかな?)。F1然り、WRC然りです。可能であれば、生きているうちに各タイトルで少なくとも一人ずつの日本人チャンプを見たい! 先天的な体格や筋肉分布が結果に大きく影響しそうなスポーツ、例えば100メートル走やボクシングのヘビー級等での戦いとは違い、車の運転というのは日本人にとってそれほど不利(体格や身体能力的に)なものであるとは思いません。むしろ小柄な体格=軽い体重や持久力に優れた体のつくりはアドバンテージであるとさえ思っています。また、反復練習で培った精密な動きを繰り返すという作業は日本人にとって最も得意とするところではないでしょうか。 後は天才の出現(若しくは既存の選手の天才への開花)を待つのみです。
ロッシと一進一退を繰り広げる日本人ライダー、赤い跳ね馬を抑えてポール to ウィンを飾る日本人パイロット、そして最後にはチャンピオンに輝く日本人レーサーを見たいものです!!
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Posted at
2010/04/20 19:05:20
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