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昨夜、ロードスター時代のお仲間であるみん友のポキールさんから、
LINEで遊びましょうコールが久しぶりにありました。

おー、久しぶりだ。光栄です。

「どこに行くかな？」と思いながら食べログを探すと、「緬羊会館」が現れる。

行ってみたいリストに残していたジンギスカン屋さん。
千葉県の成田市にあります。
なんでも、完全予約制ということらしいので、明日予約することに。

翌朝、眠い目をこすりながら、１０：００にiPhoneから電話をする。
１２：００から営業のはずでしたが、緬羊会館の方が電話に出ました。

私：「今日お伺いしたいのですが、これから予約でもいいですか？」
おじさん：「いいよ、何人？」
私：「二人で１４時頃に行きたいのですが？」
おじさん：「わかたったよ、名前と電話番号を教えてください。」
私：「うんチャラカンタラともうします。電話は、
なんなんなんのなんなんなんなんのなんなんなんなん番です」
おしさん：「お待ちしております」
と少し割愛しましたが、このようなやりとりがありました。

商売ッケゼロ。でも、キット、面白いおじさんだ。

さて、１２：００に志村PAでポキールさんと待ち合わせ。
本当に久しぶり。到着時刻に少し遅れるのは私の定番。



なんやら～、かんやら～と話をしまして、時間がなくなりました。
しゅっぱ～つ。

この時、タバコとジッポを気前の良いポキールさんは、次に個々に訪れる誰かのために、
そっとおいてきました。

首都高速を快調に飛ばし、あっという間に成田へ。

到着は、１３：１０位。少し早すぎました。
時間を潰そうとしましたが、腹が減りすぎて、早めに行くことに。

１３：３０　商売ッケゼロのおじさんと思われる方がやっている緬羊会館は、
建物も商売ッケゼロでした。




正面の入口から、滑りの悪いサッシをあけて、おじさんに声をかけます。

俺：「１４：００の予約をしたものですが、少し早くついたので、来ちゃいました。
大丈夫ですか？」
おじさん：「１４：００の人ね。そこに用意してあるから、入って。」
俺：「すいません。よろしくお願いします。」
ポキールさんを呼んでくる。

店内も、なかなかの様相。

ここは、俗にゆうカウンター、おじさんの職場。居場所？




次に、客席、ほら、テーブルの上にお肉がおいてあるでしょ。見えます？
この席は私達の席じゃなく、他の予約のお客さん。

因みに、店内の床は砂。理由を聞くのを忘れました。



こっちは、物置。　じゃなくて、客席。



とまぁ、不思議な空間に戸惑いを隠せないのですが、ストーブに火を付けられ、やかんが置かれる。

この雰囲気は、昔の小学校だなと思っている家に鉄板が運ばれてきました。



料理は、これで二人前です。

じゅーじゅー始めました。



美味しゅうて、二人で６人前、ご飯４人前いただきました。

ではここで、緬羊会館のおじさんと話した内容をまとめてみます。

「ここは、俺が２代目で６０年ぐらいの歴史がある。この界隈では一番古いかな。最初の場所は、ここから離れたとこにあったんだけど、だんだん、マナーの悪い客が増えてきて、飯食って飲んだ後に、周りの畑にションベンしやがる。そうすると、栄養が過ぎて大根なんか腐ってしまう。だんだん、農家からのクレームが増えてね。最終的には、空港ができて、地代が上がりだし、やってけなくなってこの場所に移ってきたんだ。

この建物かい？元学校の校舎。」

おじさん、気さくで、いい人。

トイレをお借りすると、本当に昔の学校にあるような便所（便所という言い方がぴったり）。

小便器と便器の横に掃除するためのバケツとブラシがおいてありましたが、小便器の汚れ方が半端じゃなく、バケツの中の水がやけに綺麗だったので、これから、そうじが始まるのかと想像し、そのコントラストに笑ってしまいました。

席に戻ると、次のお客さんが顔を出し、「あのー、予約をしていた・・・・。少し早くついたのですが、大丈夫でしょうか？」と私が行ったセリフをそのまま、言ってました。２０代後半から３０代前半の雰囲気のある女性。女の子勝負をまだしている感ですね。

おじさんが、返します。
「今日のお客さんは、皆、はやくくるんだよな。さっきのお客さんもそう言っていた」というやりとりが聞こえました。すぐ隣なので当然ですが。

その女性は、彼氏と楽しくジンギスカンを食べ始めました。そとには、レンジローバー。
でも、砂の上でジンギスカンを食べてることは、公平。

その後、一人の男性が申し訳なさそうに入ってきました。
男性：「あのー、予約して無いんですが」
おじさん：「何人？」
男性：「一人なんですが？」
おじさん：「うち、ふたり以上からだから、そして、完全予約制だから。」

男性も食い下がっていましたが、商売ッケゼロのおじさんには勝てません。
僕らは、ちゃんと予約し優等生としてここで食べています。

いといろと飽きない時間を過ごしました。

おじさん、ごちそうさまでした。

この後、温泉に入り、無事に帰宅しました。

では最後に、「緬羊会館とデミオとロードスター」