スバル BRZ (ZC6) のセッティングの作業です。
今週 新堂メカがBRZに『HKSのスーパーチャージャーKIT』を取り付けしました。
内容はプラグ・インジェクターを強化しての300PS仕様です。
これから『HKSのフラッシュエディター』を使って、ECUのセッティングを行います!
今日のブログでは皆様に『セッティングっていつも何をしてるの?』や『フラッシュエディターでいったい何が出来るの?』を少し解説したいと思います。
『フラッシュエディター』はHKSのHPを見ても詳しい説明はありません。分かる事は、スピードリミッター解除(変更)が出来ることとエントリーユーザーからチューナーまで使用出来る事だけです。
ユーザー様が使われる場合は、車種別のページに書かれているように、あらかじめHKSが用意している『PHASE1、PHASE2』というデータをインストールすることが可能です。
当店の様な(HKSと契約をしているパワーライター店)お店で、セッティングを行う場合はかなり細かい調整が可能です!
今回のBRZでもスピードリミッターの変更以外にも・・・
例えば エンジン レブリミットの変更や電動FANの作動条件の変更(水温に応じて)、ポートインジェクターのサイズ変更などなど・・・
現車合わせのセッティングをしている時は、ログ(車両データの記録)を取りながら車を走らせて結果を確認して、思うような結果になる様にデータを変更。
変更データを純正ECUにインストールして、ログを取りながら車を走らせる の繰り返しです。
こちらが『フラッシュエディター』のログ画面で、0.1秒ごとに車両データ(30項目程度)が折れ線グラフに表示されます。
グラフを見れば、目標としている空燃比と実際がどれくらいずれているか、この瞬間の点火時期が何度なのか、エンジンの吸入空気量はどれくらいなのかなど細かく確認することが出来ます。
パワーライターの契約をしていても、実際にフラッシュエディターの機能を使いこなせるかというのは別問題になりますが、しっかりと使いこなせればほとんどのチューニングに対応可能な素晴らしい商品です。
※車種によって変更可能なデータの内容は異なります。
少しは『フラッシュエディター』やECUセッティングのご理解の一助になれましたか?
気になる方はお気軽にお問い合わせください!
TRIAL 山下
Posted at 2021/04/25 17:18:13 | |
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