少し動けば、景色は変わる。
あーなーたーにー 会えーてー ほんとーにー よかったー
うれっしくてー うれっしくてー ことーばーにー できーなあーいー
らーらーらー らららー
アメリカの、とある地方に野球観戦の大好きな、でも、目の見えない少年がいました。
少年は大リーグ屈指のスラッガーである選手にあこがれています。
少年はその選手へファンレターをつづりました。
ぼくは、目が見えません。
でも、毎日あなたのホームランを楽しみにしています。
手術をすれば見えるようになるのですが、怖くてたまりません・・・。
あなたのような強い心がほしい。ぼくのヒーローへ。
少年のことがマスコミの目にとまり、二人の対面が実現することになりました。
カメラのフラッシュの中、ヒーローと少年はこう約束します。
今度の試合でホームランを放てば、
少年は勇気をもって手術に臨む、と。
そして、その試合、ヒーローの最後の打席。
2ストライク3ボール。
テレビや新聞を見た多くのファンが、スタジアムで
固唾をのんで見守り、少年自身も、テレビの中継を祈る思いで聞いています。
ピッチャーが投げた最後のボールは・・・、
大きな空振りとともに、キャッチャーミットに突き刺さりました ・・・。
全米から大きな溜め息が漏れようとした、
その時、
スタジアムの実況が、こう伝えました。
「ホームラン!」
「月にまで届きそうな、
大きな大きなホームランです!」
Posted at 2010/05/11 09:20:02 | |
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