前回のZC32S試乗から本当に久し振りの試乗ネタになります。今回はFMCなので、少々厳しい視点で見ようと思っていました。
アリーナ店に着いたのが暗くなってからなので、じっくりと腰を据えて見るわけにもいかず、結局フィールを確認するに留まりました。街乗りだけの試乗になりましたが、自分なりに思ったところを書いていきます。
1 エクステリア
無難にまとまり感があってカッコいいと思います。リアも先代に比べると幾分かカッコよくなりました。でも、フロントマスクがどっかで見たような…デミオ?っぽい。もう一工夫欲しかったと思うのは贅沢でしょうか。
ライトの光量、可視範囲は文句無し。リアのドアハンドルが上のCビラーと一体化してるのは賛否両論出そうな気がします。後部のドアをそれと見せない工夫をする必要があったのかなあ…
2 インテリア
とくに目立った不具合はありませんでした。シートの形状変更により、乗り降りもいいですし、適度なホールド感もあります。先代までのトラックみたいな腰高感もなし。ちょっとした長距離ドライブでも苦にはならなそうです。見切り、室内からの可視範囲も特に悪いといったことはなく、楽に乗れると思います。
メーター類も特に見辛いということはなく、問題なし。
あとCVTだったんですけど、パーキングブレーキがペダル式ではなくサイドブレーキだったのに好感が持てました。それとシフトレバーのゲートは前後式で、パドル操作用のレンジはDの手前にあります。あ、ここは改善が欲しい部分でした。パドルを長引きで自動でマニュアルモードに入るとかあればもっといいですね。あと、パドルでの変速時、タイムラグが生じます。ちょっと残念な部分でした。シフトレバーそのものは安っぽい作りではないですし、操作感も良かったですよ。
今回は運転席周りが結構広く感じましたね。先代で気になったインパネ下部にスネが当たっていた問題も解消されました。
ステアリングをD型にした恩恵か、足元も余裕があります。あ、ステアリングですが、操作が軽くて切り返しが楽でした。街乗りで操作に不具合になる要素はないと思います。ステアリングの大きさ、太さ、滑り感もちょっと細めかなくらいで、特に気になる部分はありませんでした。
欲を言うなら、今回セーフティオプションが充実していますから、アラウンドビューモニターがあると尚いいと思いますね。ハッチバック故に後ろ特に下部の死角が多いですから。サーキット専用なら不要でしょうけど。
3 動力
ハイブリッドになって、1.2Lとは思えないスムーズで力強い加速になりました。これでリッター20を越えるとか信じられません。CVTの空転感もあまり感じることはありませんでした。
4 足まわり
同じ16インチと思えない軽快感。わざと凸凹がひどい道を通りましたが、フラット感は素晴らしく、ワンサイズ上の車に乗っているような感じでした。ただし街乗りレベルですから、山道でロール量やグリップがどうかが気にはなりますが、これなら高速を含むドライブでも楽にこなせそうです。ブレーキの効きもコントローラブルで特に制動力にも不満はなし。ちょっと強めにブレーキを踏んでもノーズダイブはヒドくなかったので、ダンパーがスカスカということはないと思います。
5 総評
今まで素イフトって自分的に街乗りメイン的なイメージだったんですけど、今回のFMCで完全に走りのイメージが定着すると思います。ちょっと前モデルよりも値段が張りますが、それだけの価値があります。今回のフラッグシップポジションはやはりスポーツグレードになるでしょうけど、売れ筋はこのhybrid RSかhybrid MLになると予想します。廉価版のXLやXGよりも、走る楽しみや燃費という付加価値が大きく出ていると思うからです。これで、swift hybridの購入比較対象は、AQUAになるのかもしれません。今後専門の方々がインプレを出してくると思いますので、楽しみに待っておきます(笑)
Posted at 2017/01/21 22:02:28 | |
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