9月下旬、澄んだ秋空に誘われて友人とビーナスラインへ向かいました。
みん友さんの多くが訪れているこの道は、やはり特別な魅力があります。今回は蓼科スカイライン、美ヶ原林道へも足を延ばし、高原の風をたっぷり味わう計画を立てました。
当初のルートは、
佐久IC → 蓼科SL → 白樺湖 → 美ヶ原高原美術館 → 美ヶ原林道 → 松本市内 → 別所温泉 → 東部湯の丸IC。
しかし、日が傾くにつれて旅の疲れも重なり、松本市内の「林檎の湯」で温泉に浸かり、塩尻ICから帰路へと舵を切りました。
夜の高速は、まさにオープンカーのためにある舞台でした。
雲ひとつない夜空に、無数の星が瞬き、冷たい空気が肌を撫でる。
BGMには桑田佳祐バージョンの「First Love」。走り抜ける風と旋律が重なり、どこか懐かしくも新しい景色が胸に刻まれていきます。途中のサービスエリアで手にした缶コーヒーの温かさが、指先に、そして心に沁みました。
――季節は確かに、オープンを楽しむための時を迎えています。
そして忘れられない出来事がひとつ。
美術館を抜け、林道へと続くブラインドコーナー。視界の先に、突然あらわれた鹿。
息を呑む間もなく、ギアを落とし「3・2・1 VTEC!」――。
一瞬、時が止まったかのように鹿は動きを止め、次の瞬間には時の流れが一気に解き放たれたように、山の闇へと駆け去っていきました。
自然と人とが交わる一瞬の緊張。高原の夜は、その余韻を深く残してくれました。
Posted at 2025/09/03 09:53:04 | |
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S2000 | 日記