皆様、元気ですか~
久しぶりのブログです。
私の周りで冷却水がシリンダー内に侵入するトラブルが2台ほど発生しており、その2台が私の家に嫁いできました。
素人ですが私なりに故障原因をいろいろ検証してみた結果、怪しい現象を確認しましたのでご報告いたします。
冷却水がシリンダー内に侵入したエンジンを分解清掃組立整備。
エンジンの稼働確認をしたところ、エンジン無事に稼働しエンジン音も正常。
5分ほどすると水蒸気が出てきた。
冷却水ホース取付時に漏れた冷却水がエンジン外装の熱で水蒸気が出ていると思い込んでいましたが、何か様子が変。
しばらくするとサーモスタットカバーにある空気抜き弁?が閉まっているのに冷却水が漏れ始めた。
水温計も上がってきたのでエンジンストップしたが冷却水の漏れはしばらくとまりません。
空気抜き弁を開けると冷却水が1mほど生きよいよく舞い上がる。
冷却水が高温高圧状態状態になっていたようだ。
冷却水がシリンダー内に侵入するトラブルはこれが原因???
<トラブル検証>
・ウォータポンプ確認
・冷却水のパイプ詰り確認
ウォータポンプは正常に稼働していたのを確認したので原因ではなさそう。
冷却水のパイプ詰り確認をウォータポンプの出入パイプを外し片側からエアーを吹き込むと・・・圧が高くなりエアーが抜けていない?
詰まっている箇所を特定する為、各パイプごとに調べるとなんとサーモスタットカバー内で詰りを確認。
うっかり忘れてました(笑) 素人ですのでお許しください?
中のサーモスタットは冷えてると閉まっているのが通常の機能ですので、サーモスタットを外しエアーを吹き込むと・・・スカスカ抜けます(笑)
どこも詰まっていませんでした。(照笑)
念のため、サーモスタットを沸騰したお湯に入れて見たが弁が開きません???
ライターの直火で暫く熱しても変化なし。
これが原因だったのね。
正常なサーモスタットは約80度ぐらいから徐々に弁が開き100度では全開状態になるようだが故障したサーモスタットは全く開きませんでした。
もう1台のエンジンもサーモスタットを確認すると全く開きませんでした。
トラブルを起こした犯人確定!?
<冷却液シリンダー内侵入ストーリー?>
1、サーモスタット弁開かず冷却液循環が停止、ウオーターポンプは稼働し続けシリンダー周辺の冷却水の温度及び圧力上昇
2.エンジン稼働に伴う発熱で時間経過とともに冷却水の高温高圧が進む
3.メータパネル内の水温ゲージは真ん中の状態で高温を感知していないので、ユーザーは異変に気付かない
3、サーモスタットカバー空気抜き弁圧力限界により噴出し冷却水も減少
4、さらに圧力上昇が進みシリンダーガスケットが破損しシリンダー内に冷却液が侵入しエンジン停止
ネット上のサーモスタット故障・トラブル等を閲覧してみると・・・
・サーモスタットは5~10年で交換。
・劣化が進む環境では弁の開閉が徐々に鈍化する。
MP3は2007年からの発売なので初期型車両は約10年が経過しており、点検時には早めにサーモスタットを交換したほうが良いだろう。
サーモスタット部品単体価格は数千円ほどなのでお早めに!
サーモスタット品番 82831R
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Posted at
2018/01/30 19:37:25