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2/20放送のテーマは「トヨタで何が起きているのか」。
興味があったので見てみました。

HPはこちら
http://www.nhk.or.jp/tsuiseki/file/list/100220.html

番組中、とりあげられていた事は大きく分けて下記のような内容でした。
1. 全世界で至上最大規模のリコール
　（アメリカ／フロアマット・アクセルペダル　日本／HV車のブレーキ）
2. アメリカで批評が相次いでいる件でのトヨタの対応について
3. トヨタのグローバル化における品質管理と今後の課題

1 について。
アクセルぺダル部品について、アメリカ製と日本製での形状違いから
想定される問題点を専門家が解説されていて、
「アメリカでの製品は設計者の意図と違っても、機能面で問題なければパス
　される事がある」
これには、現地生産での実情を感じました。

つまり想定外の構造上欠陥であり、トヨタの市場拡大における品質管理体制が
追いついていないという事です。
他の言い方では、人材育成などの準備が整わないまま生産を増やす
ような巨大企業になっていった、という事を指摘されていました。
トヨタのグローバル化推進は、非常に危険な賭けだったのでしょうか。

私は金属部品メーカー勤務の経験から、トヨタが品質に求める厳しさは
知っていますが、様々な合格基準や非常に厳しいチェック項目を通る事は
生産側も技術的に大変で、設計と違っても機能チェックを通るという事は
日本ではまずありえないと思います。
アメリカでは、設計者との打ち合わせで決めているという事でしたが、
技術者がたびたび渡米するような事はそうできないでしょうし、連携を
密にできない現地での部品会社の意向には、基準や合格レベルを合わせる
のしかないのかもしれませんね。


2 , 3 について
豊田社長は24日のアメリカ公聴会への出席を決められたようです。
どう説明されるのか、注目していたいところです。
今後の信頼回復におけるキーになるでしょう。


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