
「大事なことは、自分の失敗で仲間に負担をかけないこと」
およそ二年前、友人が、友人の弟の友達たちが家に来て毎日のように夜中までテレビゲームやらカードゲームをして困ってる・・・。挙句の果てに今まで女の子と遊びに言ったことも無い・・・。こいつらこのまま世間知らずのままで居させてええんかな↓と。
そいつらは一応高校時分はサッカー部だったらしい。だから何とかしたいんだけど。という相談を受け、一念発起。
毎週土曜日は近くの公園に夜七時半集合し11時までみんなでフットサルもどきで汗を流すというのを続けてきました。
誘うというよりは拉致です。
月に一度はフットサル場を借りて他所のフットサルチームを友人の紹介やお客様のチーム、インターネットで呼びかけたりして対戦。
こつこつやってきました。
私自身は幼稚園時代からの中学生のときまで一緒にサッカー部で全国を目指した友人たちと大会に出ておりますのでサッカーはすごく真剣にするのですが、この子たちは基本が引きこもってしまう性格のため大会に出ようとすると連絡が取れなくなったりします・・・。
ただ、そのうちの一人はすごく上手でいっぱい試合したい!という子がいました。T君です。T君は唯一私についてきてくれる真剣な子なので、
私が掛け持ちしている4チームすべてに参加させています。
その子と二人相談し、BBQやらボーリング大会やらいろいろ計画しチームの結束力を高めてきました。まぁ餌で釣ってた感はあるのですが。
大会だけはなかなかみんなが出ようとしなかったので、今回の計画がもし、だめだったら私もあきらめて保護観察員をやめさせてもらおうと思ったうえで計画を立て、発表したら・・・、なんと7人で何とか出場できる範囲に人数がそろいました。奇跡です。
それからは意外や意外。初めて練習メニューを立て、試合までの短い時間でできることを練習しようとしたら少し意識革命がおきたのでしょうか。好きなことしかしない子達だったのにやったらできる子達だったのですね^^;みんな足がツるまで頑張ってました。
いざ昨日の本番です。残念ながら12チームの募集に対し参加は6チームと、物足りない大会にはなりましたが、おかげで複数のブロック戦から総当たり戦の後、トーナメントという試合数が多く保障されるコストパフォーマンスの高い大会になりました。
6チーム中、4位までに入らなければ予選敗退です。残った4チームで決勝トーナメントです。
正直、ド素人ばかりの集団です。周りは経験者ぞろいの技術的には上手な人ばかり。全敗だけはしないようせめて引き分けが2回あれば今大会は上々の結果だろうと思って参加していました。
初戦、2戦目はGKを志願した若い子に任せ、試合を外から観察、大声で指示応援しました。
初戦は1-1の引き分けです。やはり雰囲気に飲まれたのでしょうがなかなかの滑り出しでした。
2試合目は0-2で負けました・・・。
次の試合はちょっと感情的になる選手が多くて若いチーム。
メンバーは少しビビリ、いきなり暗い雰囲気に。
このままではまずいと思い、GK交代。私の出番です。
GKをしていた子はフィールドへ。
3試合目やはり相手は強く攻められっぱなし。何とか守りますが2点取られてしまいました。
しかしT君が本領発揮!2点取り返しなんと同点に!このまま試合終了。なんとか面目躍如。士気も上がりました^^
4試合目は一人際立って上手な人がいる比較的年齢層の高いチーム。
これには勝たないとトーナメントには上がれないぞ!とはっぱを掛けます。するとどうでしょうか。チーム一丸となり、結果2-0!!
チーム待望の初勝利!やはり得点はT君のみでしたがみんな頑張って守りましたー!!!!
そしてこの瞬間上位トーナメントに進出が決定!!ますます士気があがりました。
5試合目。このチームに引き分け以上の結果であれば3位で予選通過です。
しかしこのチームはわざわざ四国から遠征してきたチームで、試合を見ていましたが、全く格が違う・・・。上手すぎる。ここまで無失点の全勝でぶっチギリ1位予選通過を決めているチームです。ですが年齢層は高いです。トーナメント1位が決まってますからおそらく気を抜いてくるという予想はしていましたがチームには言わず。
逆に私が指示したことは
「絶対にシュートを打たせないように死ぬ気で守れ!!っていうか死ね!!」
です。
やはりゆっくりなパスで時間を稼いできます。
的確なパスでゴールを脅かします。私も必死で守りました。
そんな中、たった一回だけ得点チャンスがあり、それを見逃さなかったT君がゴール!!
そして試合終了!なんと最強のチームに土をつけたのは初心者雑草野朗集団だったのです。
予想を覆す結果に周りで見ていた他のチームの方々が唖然としているの顔を見て思わず拳を高く上げてしまいましたね。
4位通過してしまうとそのまままたこのチームと対戦だったのでなんとか3位で上がりたかったのです。最高の結果を得ました。
若い子達の力には自分も驚きました。
そして4チームによるトーナメントが始まりました。
準決勝です。
準決勝は2試合目で0-2で負けたチームです。
「絶対に勝ってさっきの借りをかえすぞ!」
とみんなで意気込んだ結果は・・・
3-0!
最高!若い子達も盛り上がっています。すでに筋肉はパンパンに。
疲れ果てているはずなのにすごいエネルギーを感じました。
「よし!ここまで来たら優勝しよう!」
優勝すると上のランクの大会にしか出れなくなります。
自らのハードルを上げることに。でも欲望と情熱が恐怖を乗り越えた。
そんなオーラがみんなから感じれました。
決勝。相手は先ほど1-0で奇跡の勝利をしたあの上手なチーム。
さすがに今回は手を抜いてくれることはありません。本気でかかってきます。しかし気迫で跳ね返します。
T君のシュートは3回もゴールポストにはじき返され、ほかの子の絶好のチャンスもやはり跳ね返され、一進一退の攻防が繰り返されました。
私自身そんな風になるなんて予想もしてませんでしたが、ものすごいアドレナリンが沸きまくってたのを思い出します。
しかし一瞬の隙を見逃さない上手さが相手にはありました。
あっという間に2点取られてしまいました。それでも最後まで必死に戦い、相手も全力で立ちはだかってくれました。
0-2完敗でした。
結果
準優勝。
素人から始めて初出場で表彰されるという奇跡の結果に今までのやりがいを感じました。
しかし、これからが大変です。今回集まった7人が残りの7人にいかに感動を伝え、情熱を感じてもらい、結束し強調していけるか。
アツイ男達になってもらえるまでまだまだ努力は必要。頑張ります。