EK9用純正ラジエーター取付 78500km
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
まずは冷却水を抜くためにドレンコックを開きます。
下には冷却水を受けるための大きめのバケツかなんかを用意しておきましょう。
結構量が出てきます。
次に上のラジエーターキャップを外します。
これで上から空気が入るので下のドレン穴からの水の量が増えます。
勢いも良くなるので、こぼさないようにバケツの位置をうまい具合に調整しましょう。
2
次にドレンコックの隣にあるロアーホースを抜きます。
ここはウォーターポンププライヤーがあると捗ります。
3
アッパーホースを抜く前に、リザーブタンクを取ります。
蓋を開けて、タンク本体を上に引っ張るだけで抜けます。
適当に洗っておきましょう。
リザーブタンクを抜いたら冷却ファンのカプラーが見えるのでそれも抜いておきます。
さて、リザーブが外し終わったらアッパーホースを先ほどのロアーと同じ要領で抜きます。
ちなみにこのホース新品で買うと純正で2本で7000円くらいするようです。
ですが、どうせラジエーターを替えるならホースも替えておいたほうが無難だと思います。
でもホースを変えるならサーモも変えたくなりますね~
う~ん。
とりあえず今回は付くか不安だったのとラジエーターが中古なので見送りました。
さてアッパーが外し終わったら、その手前に付いている固定ステー?を外します。
そうすればエイッと上に引っこ抜くだけでラジエーターは外せます。
4
左が取り外したラジエーター
右が今回買ったEK9純正ラジエーターです。
お値段は某オークションで送料あわせて3000円くらいでした。
私が探した時はちょうどEG用で手頃な値段のラジエーターが無く、EKの純正がいっぱい出品されていたので写真をみて一番状態の良いものを購入しました。
ちなみに型番は
EG:>PA66+PA612-G<
EK:>PA66+PA612-GF30<
と打ってあります。
型番は最後の”F30"以外は一緒ですね。
う~ん何が違うのだろう・・・?
EK用の方にはアッパータンクとロアータンクに耐熱塗料?放熱塗料?らしきものが塗ってありました。
ほとんど剥がれかけてますが・・・
この違いかな・・・?
このラジエーターの前の持ち主が塗っただけかもしれませんが・・
ほかは素人目には違いがわかりません。
ちなみに大きさが違うように見えるのは、EK用の方を車止めの上においてあるだけです。
さて、今回購入したラジエーターにはファンが付いてませんのでEG用から移し変えます。
外し方はボルトを2本外して横にスライドさせるだけ。
5
EK用にドキドキしながら合わせたら、何の問題もなく着きました。
一安心です。
6
ちなみにダメなラジエーターですが、アッパータンクとコアのつなぎ目から全体的にクーラントが滲んでます。
こうなってしまうともうラジエーター内に圧がかからず、水は沸騰するわ、エアは噛むわでいいことはありません。
こうなっていたらすぐにかえましょう。
私はものぐさして半空焚き状態になっていたようですので・・・
7
さて、あとは逆再生で取り付けて、半分は終了。
クーラント液を補充して、ここからはめんどくさいエア抜きに入ります。
まず、リザーブ用の細いゴム配管をラジエーターより高い位置に持って行き固定します。
そんなに高くなくても写真の状態くらいでオッケーです。
これをしとかないと
「おー、クーラント結構入るな~」
なんて言いながらリザーブ配管からジョボジョボ下にこぼすことになります。
あとは、クーラントがラジエーターに入っているかを確認して、エンジンを掛けます。
このときエアコンの暖房も温度、風量共に全開にしましょう。
ヒーターホース側にもクーラントが通ってますので。たしか。
あとはひたすらクーラントの温度が上がるのを待ちます。
10分くらいでアッパーホースは熱くなるのですが、ロアーホースはまだまだです。
ロアーが戻りのホースなのでここの温度が低いうちはまだクーラントがエンジンに戻ってないことになります。
自分は相当クーラントが減ってたせいかなかなか熱くなりませんでした・・・
今回のハンチングの原因はクーラント不足による水温センサー不良なのですが、水温センサーはロアーホースとエンジン本体を繋ぐ位置の当たりに付いています。
ここがクーラントで満たされていないと正常な水温が検出できず、燃料調整が不可能になってしまうわけです。
さて御託は置いておいて、ここからはひたすら冷却水を循環させます。
循環させている最中にラジエーターからエアーが抜けるのでその都度クーラントを補充してあげます。
ファンが3回ほど回ったらクーラントがエンジン内を循環したと言えるようです。
ちなみに自分の場合は
15分後
エンジン「ブオーンブオーンブオーン」
ちょこちょこラジエーターキャップがあった位置からポコポコとエアが出てきました。
「お~やっぱり結構噛んでるな~」
30分後
エンジン「ブオーンブオーンブオーン」
未だにちょこちょこエアが出てきます。
「あれ?まだハンチング治んない・・・もしや、他に原因があるのでは・・・?」
正直泣きそうでした;
そして45分後
エンジン「ブオーーーーーンブオーーーーーンブオーーーーーン」
ラジエーターからは細かい泡状になったクーラントが出てきました!
これが悪さをしていた奴らだったようです。
そして、クーラントもラジエーターにガンガン入るようになりました。
1時間後
通常のアイドリングになり、ファンも3回ほど回りました。
ってな感じで大げさに思えるかもしれませんが、一時間前後エア抜きにかかりました。
エアが噛みすぎていてウォーターポンプが上手くクーラントを圧送出来なかったことも時間がかかった原因だと思われます。
さて、さいごにリザーブタンクのFの位置までクーラントを入れて(クーラントが冷えると体積が少なくなりリザーブタンクのクーラントを吸い上げるため)リザーブタンクを取り付けて、ラジエーターキャップを閉めて終了。
このあとは回りと、あと出来ればラジエーターにも水を掛けてこぼれたクーラントをきれいに落とします。
でないとまた滲んだ時にわからないためです。
8
さて、その日の夜に首都高にテストに行って来ましたが特にラジエーター周りに不具合はありませんでした。
よかったよかった。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク