
夜明け前の空の色を実際に見たことあります?
この色に惹かれて眠い目をこすりながらわざわざ出かけるわけなんです。
以前より撮ってみたい風景がありました。
そこは山道を登らないといけないポイントなのですが夜景が素晴らしいと言われる場所でした。
夜景を撮るためには夜行く必要があるわけで休みの前にちょっとって訳にも行かず
なかなか行くことができませんでした。
たまたま連休が取れたのをいい事に、初日は自宅でたっぷりの睡眠をとりついに決行することにしました。
深夜2時ごろからヘッドライトと懐中電灯の明かりを頼りに撮影ポイントに向け山道を登り始めます。
ネットで目印となるポイントを調べていたのですが、夜の山道では想像以上にうまくいかず、第1のポイントにたどり着いたのですが次のポイントに向かったつもりが何故か第1ポイントに戻ってきてしまいました。
おかしいな?と思いつつ、再度次のポイントへ歩を進めました。
今度は違うルートで・・・
しばらく山道を彷徨いましたが、また第1ポイントに戻ってきてしまいます。
体力的にも厳しくなり、このままでは遭難するかもしれないと思い諦めて戻ることにしました。
車を停めた場所まで息を切らしながら何とか戻りました。
この時点で足はガクガクで立っているのも辛い状態でした。
ふと気付くと山の麓から車が登ってきます。
こんな時間になんでこんなところに?と少し不安になります。
車を降りた方と挨拶を交わし話をしたところ、8が目指した場所へ今から向かうとの事。
『良かったら一緒に行きますか?』
と有り難いお言葉を頂けたのでついていく事にしました。
これを逃したら撮影場所には辿り着けることはないだろうと思ったからです。
2度目の登山の開始ですが、2時間近く夜の山道を彷徨い歩いた後では息は切れ、足が前に進みません。っていうか足が上がらないのです。
数歩歩いては息を整えの繰り返しでした。
第1ポイントに着き、さらに後をついて行ってみると分かれ道の向かう方向が左右逆だったのです。
これでは辿り着くはずもありません・・・
後はひたすら道なりに進むとようやく目的の場所に辿り着くことができました。
目的地に着いたのですが夜景楽しむ余裕なんてありません。
大の字になって寝転がり息を整えるのがやっとでした。
意識も朦朧となりながらカメラを三脚に取り付けなんとかシャッターを切ります。
8が見たかったのは『朝鮮岩からの夜景』です。
到着時間が遅く数枚しかまともに撮れませんでしたが、念願の情景を撮影することができ満足でした。
遥か彼方から初めて清水吉原の雲海が撮れた日でもありました。
今回の件で『夜の山道は危険だということ』・『筋肉痛は翌日ではなくその直後にもなる』ということを身をもって体験することが出来ました^^;
案内してくださった名も知らぬ方にこの場を借りて感謝したいと思います。
2週間後、別のポイントにて
撮らずに死ねるか!!
おしまい。
Posted at 2014/05/15 22:56:04 | |
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