オープニングラップで「挙動不審」を確認した僕は、このまま出走(スタート)はするけど、side by side, tail to noseで「レース」をするのは諦めました。だって、運転してる本人が予測できない動きをするクルマと一緒にレースをする他の人たちは大迷惑なはずだからです。ましてや、ココはレース形式走行会。同じクルマ(同じ挙動をする)を使ってレースする、去年のGOLF GTI CUP のような公式戦のような訳には行きません。もし接触などがあった場合でも、形式的には「アクシデントは自己責任」でもJAF公認戦のような「お互いがよく理解した上での割り切った自己責任」って訳にはいきません。必ず禍根を残すからです。
スタート直後の1コーナーでのこの辺りのポジションは最も争いが激しく危険地帯ですが、前述したように争う気がなくても、ある程度みんなのペースに合わせなくては却って危険です。ドライだったらほとんど直線として処理する2コーナーのクリップまでは、できるだけみんなに合わせます。2コーナー進入直前でサッと僕の前に入って来たシルバーのアルファ145、一見危険に見えますが、このドライバー、2003年のLUPO GTI CUP
で年間を通じて戦った、かつてのライバル(超ベテラン)なんです。レース前に久しぶりの再会、そして久しぶりに一緒にレース出来る事を喜びあっていたのでした。だから、ある程度、レースの時の彼の動きは読めていますんで、ああなっても、あまり怖くはないんです。