本当あった怖い話し‥続

コーヒーを飲んでいると友達は僕に、

友達
あれ！あれあれ！！



と鐘の方を指しました。

僕は鐘を見てびっくりしました！

鐘をつく棒が、風もないのに揺れていたんです。

友達と鐘の近くまで行って動く棒をじっと見つめました‥

何の変哲もない‥？？

誰かが自動で動くように、とか、悪戯やドッキリでもなく誰もいないのに、

鐘ツキ棒が前後に動いているんです。

友達はその棒を止めました。
鐘ツキ棒の重さは100㌔以上あるので、友達は下に垂れる紐に逆に引っ張られ、振り回されながら止めていました。


変な事ばかり起こるので、僕は友達に早く帰ろう、と言うと、
友達は頭が痛いと言って立ち止まりました、

僕は友達が心配になり車へそのまま誘導しようと連れて行くと、

いきなり、駐車場に設置してある電灯が点滅しだし、自動販売機の明かりも消えてしまいました。

辺りが薄暗くなり生温い風が吹いてきたと感じた時‥



ギィ‥


ギィギィ‥



ギィ‥



ギィギィ‥





後ろを振り返ると、鐘ツキ棒がまた独りでに動いていました‥



僕は早くここから逃げないと危ない！

そんな気持ちになり、友達を引っ張り車に乗せました。

車に乗り込み鐘ツキ棒をもう一度確認しました。

なんと！
鐘ツキ棒は物凄い速さでギィギィと凄い音をたて、前後に動いていていました！

この凄さを例えるなら！
２０トントラックが、ラジコンのような機敏さで前後に動く感じです！！


あの巨大な鐘ツキ棒がそんな動きをするなんて、見ているだけで吐き気がしました。

僕は山に上がってから気になっていた、鐘の音の正体が知りたくなって、ずっと鐘を見ていました。


すると

鐘ツキ棒の動きが遅くなり、ピタッと止まってしまいました。



僕は鐘を鳴らさず止まった事が不気味に感じ、ゆっくりと駐車場を出ようと車を発進させると‥















ゴン！ゴン！ゴン！ゴン！ゴン！ゴン！ゴン！ゴン！ゴン！ゴン！ゴン！ゴン！


いきなり数百㌔あろうか鐘ツキ棒は勢いよく鐘を何度も叩きだし、物凄い音を響かせました！


僕は入って来た道ではなく、山から抜け出す距離が短い方の、墓地側から山を下るように車を走らせました。



いきなり雨が降り出し、風も強くなって来ました。





なんとか無事に帰れると安心した時！


















ドゴッ！！





車の天井らへんから物凄い音が聞こえました。


墓地側の道は周りに大きな木があり、風で木が折れて落ちたのかと思い、後で確認しようと、そのまま車を走らせました‥











ドン！


ドンドン！



今度は車のガラスを叩くようなカミナリが落ちたような大きな音がしました。

僕は助手席の友達になんの音？

と、聞くと、


なんの返答も無いので、友達を見てみると‥




友達はのけ反りながら、目を見開き何かに怯えていました。

目線は真っすぐだったので、僕もその方向を見ましたが、何もありませんでした‥


そして、、








ドンドン！





また、大きな音と車に伝わる振動がありました。


また友達を見ると、
今度は両手で拝みながら、のけ反り震えていました。


僕は早くここから出ようと急いで山を下り墓地を抜けました。


墓地を抜けると、雨なんて降っていないんです‥


空には星が沢山見え、雨雲なんて一つもないんです。



僕は友達に声をかけ辛く、黙ったまま家に帰りました‥、、

友達が最後に僕に、

気をつけて帰ってね！
本当に気をつけてね！


友達は何度も言いました‥。



僕は車の天井落ちた木の後を見る事を忘れ、次の日の朝に天井を確認しました。

天井は無傷でした。



でも気になる箇所を発見しました、フロントガラスのモールが浮き上がっていたんです。

フロントガラスをよく見ると‥


ガラスが歪んでいました(。。；)





僕は気になり、友達に電話して、昨日の事を聞こうとしたんですが教えてくれませんでした‥









それから半年が過ぎた頃、その友達の家で飲む事になり、たまたまその話しになりました‥


友達はその時の事を酔っ払い笑いながら話してくれました！




友達

あの時さ～多分見間違いかもしれないんだけどさ～

車の天井からすっごい怖い顔の人が覗きこんで来て、こっち見ながらガラスを叩いてきてて‥

あの時お前、普通に車を運転してたもんな～

俺さ～恐怖で変なもん見えてたんじゃないかと思って、あの時言えんかったんよ～、、

帰ってからもずっとあれが忘れられなくて‥


今思えば、恐怖で幻覚的なもんが見えたんだろうなぁ～(゜▽゜)

でもあの鐘ツキ棒の仕掛け気になるなぁ～o(^-^o)(o^-^)o






‥‥(汗




僕は、本当の事を彼には言わない方がいい‥


そう思いました。






飲んだ後、一緒に飲んでた彼の友達に聞いたんですが、
彼はあの後、夢で窓を叩く音にうなされ、家に引き込もり仕事をやめていたんです‥、、



やっと落ちついたみたいで、あの時の話しはもうしないで欲しいと言われました。



彼は僕以上に、きっと怖い思いをしたんですね‥




僕の車のフロントガラスの歪みは徐々に直り、モールの浮き上がった状態は、最後まで直りませんでした。


本当に世の中不思議な事だらけですね～‥



では、お休みなさ～い(ρд-)zZZ



ちなみに写真は本物です。