皆さんは
サンタクロースはいる!
と、いつまで信じていましたか?
僕は小学5年生まで信じていました…(//△//)ハズカシー
保育所にいた時、僕は初めてサンタクロースに会ったんです。
そのサンタクロースがくれたプレゼントが、僕の宝物だったんです。
プレゼントは、小さな球を転がし迷路を通り移動させ、ゴールさせるという玩具で、サンタクロースから直接もらったプレゼントだったので特別な感じがしました。
僕は、帰るサンタクロースの脚にしがみつき、引き止めようとしたんです!
そしたらサンタクロースは笑いながら僕の頭を撫でてくれたんです。
それを見兼ねた園長先生が僕を引き離しました(笑
なぜかそのサンタクロースは、優しい感じがしたんです。
それから10年以上の月日が流れ、それが親父だと聞かされびっくり…o(゚◇゚)o…しました。
母の話しによると親父は、
あの時凄い嬉しかった

!
と言ってたそうです。
いつも親父が母に、本物のサンタクロースと信じて親父の足にしがみついた話しを、うれしそうにするんだそうです。
何年たっても同じ事を言うので、しつこいと怒ってました(汗
僕も昔、サンタクロースになった事があります。
僕はディスカウントショップ内のおもちゃ屋にいました。
X'masプレゼントにする玩具(デジモン)が在庫切れで、お客様を怒らせてしまい、県外まで取りに行った事がありました。
クリスマスのイベントでサンタクロースの格好をしていたので、帽子を被り変装し自宅へ届ける事にしたんです。
夕方だったので、普通の人がプレゼントを届けるとこを見られるとまずい。
と思い、サンタクロースの格好で行きました。
これでもし子供に見られても大丈夫だ!!
そう思ってインターホンを鳴らしました。
ピンポーン…
「ハイハーイ!」
子供の声が聞こえました。
ガチャッ、と戸を開けた子供はびっくりΣ(゚ロ゚ノ)ノ!!
それもそのはず、目の前にサンタクロースが立っているんだもん(笑
僕
「やぁ!こんにちは!(。・∇・。)ノサンタだよ!」
「…お父さんかお母さんいるかな?(゜ω゜;)」
子供はボー然…
僕はどの子供のプレゼントかわからなかったので、目の前の子供にリアクションできませんでした(笑
そして、お母さんが出てきて、凄い喜んでくれました!
僕は遅れてしまったお詫びに、その子に別のプレゼント(タマゴッチ)をしたんです。
子供は嬉しそうに、
「サンタさんありがとう!」
と言ってくれました。
そして僕が帰ろうとすると子供が近づいてきて、
「サンタさん遊ぼうよ

!
」
と言ってズボンを掴んできたんです。
僕は
「いい子にしてたらまた来年来るからね!」
と言ってサヨナラしました。
嬉しかった~(^O^)。
子供は純粋な眼差しで僕を見て喜んでくれてたし。
僕がその夜家に帰って久しぶりに母親と長話しをしました。
もちろんX'masなのでその日の話しを…
そうすると親父の話しになりました。
母親は
「あんたが保育所の時、サンタクロースから貰った玩具覚えてる?」
僕
「覚えてるけど、どこ行ったんやろ?サンタクロースじゃなくて親父やろ(笑)」
母親
「あれ今、お父さんが隠しもっているんよ(笑。」
僕
「マジ!?なんで?ゴミじゃん。」
母親
「昔ねぇ、X'masプレゼント買ってあげても、全然大切にしないあんたが、最後まで大切にもってた玩具だったから、お父さんが保管するって!。」
「自分がサンタクロースになってプレゼントした物を、あんたが大切にしてた事が嬉しかったんかね~」
僕
「そう言えばあの頃、あの玩具で遊んでいた時に限って、それ面白いか?って嬉しそうに聞いてきたもんなぁ…、」
母親
「お父さんねぇ、X'masは、あんたに見つからないようにプレゼントをあげるために必死だったからね(笑」
「いつまでサンタクロースを信じさせれるか、お父さん毎年X'masは苦労してたわ。」
僕
「そのせいで、俺なんて恥かいたし!気が付いたらサンタクロースなんて信じている友達いなかったからね…」
母親
「お父さん保育所でサンタクロースになってから、ずっとあんたのサンタクロースになりたいって言って、家に帰ってきて泣いてたんよ。」
「お店に欲しい玩具が無くても、出張でも、絶対X'masには用意して家に帰ってきてたでしょ~。」
「見つからないようにしろ!ってお父さん煩いから」
「ハシゴまで使って屋根に隠れたりして(笑」
僕は昔を思い出しました…
そういえば、小学生の時にサンタクロースの顔を見てやろうと、ずっと起きてたんですが、僕が2階で寝てると母親が呼んだんで、下へ降りたんです。
そしてすぐに2階へ戻ると、X'masプレゼントが窓口に置いてあったんです。
多分ハシゴを使い屋根に隠れて、母親と一緒になってやってたんでしょう。
その日、親父は泊まりで家にいませんでした。
仕事を抜け出してきたんだと思います。
僕は小学校6年の時に、プレゼントをもって来る瞬間に親父に遭遇しました。
夜中の3時でした。
親父は
「あぁ~」
と残念そうな顔をして、
「サンタクロースから貰っといたぞ!」。
な~んて言ってX'masプレゼントをくれました。
僕は
「知ってたし!今まで散々騙しやがって!普通にくれればいいじゃん。」
と言うと、親父はそれでもサンタクロースから貰ったと言ってました(笑。
母親は
「お姉ちゃんにはすぐにバレたけど、あんたには言うなと、お父さんがお姉ちゃんにも口止めしてたんよ(笑」
それは初耳…
かなりショック!
姉貴もグルやったんか!!
ガ━(゚Д゚;)━ン
でも、親父凄いなぁ~(汗
僕がサンタクロースになった時に見た子供の笑顔を今も忘れません。
この後には続きがあるんです。
それから玩具屋に子供の母親が来てて、デジモンを探していたんです。
その母親が言うには、プレゼントをあげた子供では無く、お兄ちゃんにでした。
母親は
「デジモンはお兄ちゃんにあげちゃって、今はタマゴッチを大切に育ててるんですよ~(-.-;)」
「サンタさんがくれたから特別なんだ、て言って大切してます。」
と言ってました。
パートのおばちゃん達は、僕の骨折り損だったと笑っていましたが、僕は嬉しかったです!。
僕には分かります。
サンタクロースのプレゼントがなんなのか、、
物ではなく特別な気持ち…
子供達が本当に欲しい物ってなんなんでしょう?
どんなに良い物でも、古くなって壊れたり、形が変わたり色あせたりします。
でも良い想い出は、形も色も変わりません…
母親は2階から親父が大切にしまってある玩具をもってきました。
クリア部分の表のプラスチックにはヒビが入り、中では小さな鉄の球が迷路の途中でさ迷っていました。
僕はそれを見ると目頭が熱くなり、母親から離れ、自分部屋で泣いてしまいました(:_;)ゥゥ
保育所から、ずっと会いたかったサンタクロースに化けて騙しやがって!
なんて思ってた気持ちが今になって
こんな僕の為に、長い間夢を叶え続けてくれてありがとう。
だからあの子供にも大切なプレゼントをできたのかも…
そんな気持ちになり涙がとまりませんでした。
そして思い出しました。
この玩具はサンタクロースがくれたから特別なんだ。、と僕はずっと大切にしていたんですが、
サンタクロースが親父だとわかった時、怒って投げつけてしまったんです。
ヒビはその時のだったんです…
それから玩具がどこへ行ったのか覚えていません。
僕の宝物が親父の宝物でもあったんですね…
僕は、サンタクロースを保育所で見るまで、サンタクロースの格好を知らなかったんです。
最初に見たサンタクロースが親父でした。
そして、その時会ったサンタクロースがずっと僕にプレゼントをくれてたんです…
親父はきっと、サンタクロースからのプレゼントを貰って喜ぶ僕を、ずっと見ていたかったんでしょう…
今思う…
サンタクロースは嘘じゃない!
僕が初めて見たサンタクロースを本物だと思ったんだから、僕にとって親父が本物のサンタクロースだったんです。
そして貰った物は玩具ではなくて、
夢と希望と愛情でした。
X'masに買って貰った玩具はほとんど覚えていません!
が、
朝目が覚めるとプレゼントが置いてあったり、びっくりした事は今だに鮮明に覚えています。
僕もサンタクロースになり、沢山の子供達にプレゼントをしてきました。
僕のプレゼントも親父がくれたような、夢と希望と愛情に満ちたプレゼントであって欲しいと思います。
そして、
サンタクロースは皆の中にいます!
心から大切な人に、X'masプレゼントをするアナタが、
本物のサンタクロースなんですね!