第10戦リッチモンド
NASCARの2010年シリーズ第10戦はリッチモンドで、5月1日に決勝が行われました。
カイル・ブッシュ選手がポールポジション、前戦タラデガでチームメイト同士で絡んでしまったジェフ・ゴードン選手とジミー・ジョンソン選手が2列目から並んでスタート。
レース序盤、カイル選手が絶好調でトップを快走し、ゴードン選手が2位へ。ジョンソン選手は調子が上がらず、徐々に後退。44周目にジョー・ネメチェック選手がウォールにブラッシュして初めてのフルコースコーションが出ました。
リスタート後もカイル選手の好調さは変わらず、2位のゴードン選手を大きく引き離しました。154周目にはジョンソン選手がラップダウンになりましたが、直後にデブリーによるフルコースコーションとなり、ジョンソン選手はラッキードッグパスでリードラップに復活しました。
171周目にデブリーで再びフルコースコーションとなり、このピットでライアン・ニューマン選手が2タイヤ交換のギャンブルでトップに立ちましたが、リスタート後、すぐにカイル選手とゴードン選手に抜き去られました。その後、4番手でリスタートしたジェフ・バートン選手が2位に上がり、ゴードン選手が3位に後退。ファン・パブロ・モントーヤ選手が4位。一時ラップダウン車にされたジョンソン選手は、再三のコーションによるピットで車をアジャストしてきて6位につけました。
225周目、周回遅れのロビー・ゴードン選手に引っかかったカイル選手のインからバートン選手が一瞬トップに立つも、カイル選手が巻き返してトップを死守。しかし230周目にバートン選手がついにトップに立ちました。このスティントの初めからカイル選手のリアから白煙が出ていて、カイル選手は徐々にスピードを失い、241周目にゴードン選手が2位へ浮上。更に251周目、ゴードン選手がバートン選手を抜いてトップに立ちました。
レース終盤、グリーンフラッグ下でのルーチンピットが終了し、ゴードン選手が久々の勝利を挙げるかと思われましたが、残り34周でエリオット・サドラー選手がスピンしてクラッシュ。フルコースコーションとなり、レースはリセットされました。このコーションでゴードン選手、バートン選手、ケビン・ハービック選手がステイアウトしましたが、カイル選手以下はピットイン。
リスタートでトップのゴードン選手が2位以下を引き離しましたが、残り21周でデイビット・レーガン選手がスピンして再びのフルコースコーションとなり、リードはリセットされてしまいました。残り15周でリスタート。5番手のカイル選手が好スタートを切りましたが、ゴードン選手がトップを守り、ハービック選手、カイル選手のトップ3に。
残り11周でサム・ホーニッシュJr.選手がスピンしてインコース側のウォールに激突。再びのフルコースコーションとなりました。残り5周でリスタートしましたが、カイル選手がゴードン選手を交わしてトップに立ち、ゴードン選手とハービック選手が2位争いを繰り広げましたが、カイル選手、ゴードン選手、ハービック選手の順でゴールしました。
ゴードン選手は調子は悪くないのに、今シーズンもなかなか勝利を挙げられませんねぇ(ー。ー)運も実力のうちと言いますが、ちょっと運に見放され過ぎている気がします。
レース結果(トップ10のみ記載)LL:タップリード+5p、MLL:最多ラップリード+10p
01.Kyle Busch(MLL)
02.Jeff Gordon(LL)
03.Kevin Harvick(LL)
04.Jeff Burton(LL)
05.Carl Edwards(LL)
06.Juan Montoya
07.Martin Truex Jr.(LL)
08.Ryan Newman(LL)
09.Marcos Ambrose
10.Jimmie Johnson
ランキング(第10戦終了時点のトップ12のみ記載)
最近失速気味のジョンソン選手を抜いて、ハービック選手がついにポイントリーダーに。デイル・アーンハートJr.選手がチェイス圏外の13位に後退しました。
01.1467p:Kevin Harvick(1)
02.1457p:Jimmie Johnson(3)
03.1358p:Kyle Busch(1)
04.1348p:Matt Kenseth
05.1334p:Greg Biffle
06.1305p:Jeff Gordon
07.1268p:Denny Hamlin(2)
08.1255p:Kurt Busch(1)
09.1247p:Jeff Burton
10.1242p:Mark Martin
11.1227p:Carl Edwards
12.1213p:Clint Bowyer