アウディインゴルシュタット工場に行ってきました。突然でびっくりされた方もいらっしゃるかもしれませんが、仕事でヨーロッパに来ていて、しかも偶然インゴルシュタットで仕事が入り、空いた時間でぎりぎり工場見学が実現しました。
実はすんなり見学が実現したわけではないのです。ミュンヘンからの電車がストップ→急きょ代替えバスに乗り換え→知らない駅で降ろされ→次の電車まで1時間→インゴルシュタットまでいくらかかるかわからないタクシーに乗り→アウトバーンで200kmで飛ばしてもらい→10分遅れで工場ツアーに到着。
英語での工場見学ツアーは1日に午前11時半からのみだったのでどうしても参加しなければならなかったのです。
まずはボディや部品を作る鉄板を切ってパーツにしていきます。たくさんの種類のパーツがシャーシの下側からだんだん作られ、屋根部分ができ、塗装され、配線やドア、ガラスなどの外装部品、メーター、コンソール部分が取り付けられ、トランスミッション、エンジンがインストールされていきます。そのバンパーやフロント部分、ホイールなどが装着され、最後のテストをして出荷となります。
ツアーの時間は約2時間。ガイドの方は流暢で、しかもかなりの早口でどんどん進んでいきます。たくさんの数字を並べられて脳みそが疲れてしまったのですが、この工場では3,4,5番、Qシリーズの一部が作られています。僕のS4アヴァンもこのインゴルシュタットで作られました。僕が見学した間ではラインを見ているとほとんどがAシリーズで、S4とRS5がそれぞれ一台だけでした。一台できるまで約30時間です。工場は24時間動き続けています。工員たちは手際よく組み立ている印象です。ドイツ人のものづくりに対する姿勢をいうものを垣間見たような気がします。
メルセデスのタクシーでアウトバーンを200キロで飛ばし、この工場を見学して、ドイツ車がなぜ優れているのかよ~くわかりました。車好きの僕にとってプライスレスな体験でした。
工場見学時は撮影禁止で写真がありませんが、フォトギャラリーにミュージアムモバイルの写真をアップしたのでよかったらそちらも覗いてみてください。
Posted at 2011/10/10 22:56:29 | |
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