社会人二年目にどうしてもバイクにまた乗りたくなり、夏のボーナスを全部つぎ込んで買いました。周りからはアホだの本気でロータス買う気あるのかだのと結構言われた記憶が(笑)
大阪のYSP門真まで買いに行きました。
ZXRやCBRと迷いましたが、年式が古い分、車体が大きめに作られていて腰が楽だった(当社比)のとかなりの程度の良さで、現車を見て即決しました。
走行4,000km程度で35万円と非常に安く、ヘルメットもついでに新調しました。
納車してしばらくは、何故か燃料フィルタが二重に取り付けられていて、「パワーもちょうどよくて乗りやすいな」とか思ってましたが、フィルタが目詰まりしてガソリンが漏れ出した時に一つにしてみたら、激変。
自主規制前なので400ccで60馬力以上出ていて、軽い車体と剛性のあるDELTABOXフレームもあいまって、カプチーノのライトチューン仕様より速かった。
むしろ、速すぎて全開走行を続けるといつか死ぬなとも思いました。
89年式のロートルですが、パワフルで燃費も良く、回した時の気持ちよさは四輪では味わえません。
ピークパワーはTZR250の方が出ますが、EXUPのおかげで低速からきっちりとパワーが出るので回して楽しめます。
これもフルノーマル低走行車だったのが、DIYでコツコツと手を入れて、大分レーサーレプリカらしくなってきました。
マフラーやステンメッシュホース、ブレーキパッドなど、パーツ交換したらその影響がすぐに感じられたので、サービスマニュアルと格闘しながらいじるのが楽しく、自然とメカの知識も付いていった。
ただ、レーサーそのままのポジションは前傾姿勢が本当にきつく、100km以上走ると腰がつらかったです。大体、200kmぐらいで給油してましたが、ガソリンの残量よりも腰痛で給油するタイミングを計っていました。
が、東京に来てからはめっきり乗らなくなり、エリーゼ購入にあたって売却。
走行距離4,000kmで買って、15,000km弱で手放しましたので、1万kmほど乗ったことになります。とはいえ、後半3年は全然乗れませんでした・・・。
真夏に和歌山まで下道で行こうとして力尽きたり、お盆の東京渋滞で東名をひたすら路肩走行したり、と夏の暑い思い出が強いです。
が、冬の箱根を気持ちよく攻めたり、雪が降る前に青山峠の麓で毎朝出勤前に練習したり、名古屋から帰る途中の23号線でオービスを光らせたり、と気持ちよく走った記憶はむしろ秋口~冬にかけての方が多いかもしれません。
騒音規制やらコスト対策やら色々と理由はありますが、もうミドルクラスでこんなにハイスペックなバイクは出ないでしょうね。
ヤマハのバイクは素晴らしい!!