
⑧エンジニアによるOHも済み、本選用セティングにはいる。
その前にモーターの状況を確認。
感覚的にはタレてきているようにも思える。
タイムが上がりはじめているのはピーキーな特性がなくなってきているから?コントロールしやすくなったため?
それでは早速測定してみましょう。
いつもの通り、まずはニオイから。
以前の油臭さから埃っぽいニオイになっているような。
次にやはり磁力を測ってみる。
前回のように凝った肩にのせるのでは効果が判らないと、オレッチの猿並の脳みそでもわかっている。
そこで今回は、スプーンにくっつけてみる。
うぅ~ くっつかない。
何度もトライするが、そのうち変化が。
スプーンが曲がってきた。
そんなはずない。錯覚だった。
どうやらアルミのスプーンみたいだ。
結局、この測定方法では何もわからない。
最終的に着磁装着による初期測定をすることにした。
以前測定したデータをPCより引っ張り出し、品質誤差があるかもしれないので、新品のスケレモーターのデータも測定し、比較することにした。
結論をさきに。
新品時に比べ、磁力↓
やはり想定通り。
試しに新品モーターを着磁してみる。ついでに左右の磁石の磁力も均一化。
この後それぞれのトルク、回転、消費電力等を測定してみる。
さて本題の出力測定の開始。
今回は下記の味付け。
いずれもスケレモーター。
①ル・マン出走用の現状
②同上の新品時
③着磁モーター
結果から
①のル・マン出走用は新品時に比べ有効回転域が上がっている。
これは磁力↓によりトルクカーブがフラットになった為による効果だろう。
これによりコントローラブルになっているものと思われる。
②はトルクカーブがピーキーで消費電力も大きく、低回転でドッカン。
これは左右の磁力が均一ではなく、回転数カーブにばらつきがあるためと思われる。
③はトルク、ピークもワンランク上のモーター並である。消費電力も更に大きく、発熱量も多い。
はっきり言ってノーマグ耐久向きではない。
以上の結果からモーターの整え方が見えてきた。
まずは水中慣らし。
コミュにカーボンを着けないように、時間の見極めが肝心である。
次に左右磁力の均一化。
モーターマスターにて充分なベンチ慣らし後、再度磁力の均一化。
続きは実走セティングです。

Posted at 2010/01/15 21:56:16 | |
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