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80年代のレーサーレプリカブームを体験した人は
多分このバイクに心躍らされた事でしょう。

ＧＰレーサーＹＺＲ５００　究極の2stレプリカと呼ぶに相応しいマシンでした。
跨ればケニー・ロバーツやエディ・ローソンの気分になれたに違いありません。

グラマラスなシートカウルにはチャンバーが収められています。
4本のサイレンサーから白煙を吐きながらフル加速する様は凄まじかったです。

しかし、排気量は500ＣＣです。
当時中型免許だった私はこのバイクに乗る事が出来ませんでした。
ただ、羨望の眼差しで眺めるしかなかったのです。

今日の仕事中、RZV500Rが置いてあるバイク屋を見つけました。
それも何台も…。
200万円のプライスがついたものもありました。
当時の新車価格の倍以上ですが、程度は恐ろしい程良かったです。
プレミアがついて高いのではなく、キッチリ整備すればこの金額になるという事ですね。

少しだけ買おうかなと思いました。…無理ですけどね。

このバイクに対する強い思いと、覚悟がなければ所有するのは難しいでしょう。