ただいまうちの子はMTオーバーホール中♪
この機会に、プレリュード(BB4)のギヤ比についてちょっと研究してみました。
私の個人的な感想では、プレのギヤは
1速:発進専用。(他に使い道なし・・・。走行中のギヤダウンなんてあり得ない・・・。)
2速:長すぎ。(ベタ踏みでの加速はたまりませんが・・・。)
3速:中高速ではかなり使い勝手がよい。ただし、40km以下はキツイ。。。
4速:使いどころナシ。。。(高速加速用?でも3速のほうが・・・。)
5速:高速巡航用。
ってかんじです。
コレを数字で検証してみました。
BB4プレリュード(EG:H22A)のギヤ比は以下の通り。
コレを以下の条件で、対応速度、シフト回転数等を計算。
※パワーバンドはハイカム切り替わり(5100rpm)付近~リミット前で設定。
カタログのMAX値もこの範囲内。
※タイヤ外周は225/45/17サイズ。うっぷれ号のサイズです。。。
計算結果はこちら。
ここでハッキリ分かるのが、
①1速が低すぎる!!
どんなにがんばっても、1→2速をハイカムでつなぐことは不可能です。。。
発進専用であることが明らか。
これは、ローパワー時代の古い設計みたいですね。(JUN W氏談)
(200ウマEG用とは思えない・・・。)
②速度域から考えると、4速の範囲は3速と5速でカバー可能。
やはり、あまり役に立たないみたい。。。
原因は3速の速度域が高すぎか。。。
では、クロス化されているというアコードユーロR(CL1)用はどうなっているのか。
比較検討です。
まず、ユーロRのギヤ比計算結果はコチラ。
数値だけ見ると、全体的にローギヤ化されているくらいですが、
グラフ比較してみると・・・

速度比較(グラフ①)

回転数比較(グラフ②)
※青がプレ。赤がCL1。
どうですか?
グラフ①を見ると、かなり3速をローギヤ化して、存在価値の薄かった4速に
意義を持たせているのが感じられます。
また、グラフ②では4速へのシフトアップ後、リミットまで300回転近く余裕があり、
4速の使用範囲が広がっています。
つまり、ユーロRギヤは3速がかなりローギヤ化することにより
4速の存在感を与えたというのが一番大きいのではないでしょうか。
また、1速を若干ハイギヤ化してますが、コレでもハイカムでつなげません・・・。
残念!!
さてさて、各ギヤ毎に比較してきましたが、総じてプレ用(CL1もですが・・・)のギヤは、
ハイギヤであるようです。
コレは、アメリカ市場をかなり意識した結果だと思います。
つまり、プレは性格的にはGTなんだと思います。
しかしながら、スポーツ走行をするにはちょっと速度域が高すぎます。
その場合、CL1のミッションに載せ替えという手もありますが、
もう1つ、 全体的にローギヤにする(速度域を落とす)ファイナルギヤ交換
という手もあります。
ちなみに、現在プレ用(H22A用)で出ているアフターパーツは
ATS:4.643
TOPFUEL:4.6、5.1
があります。
評判がいいのはATSです。
TOPの5.1は余りにも低すぎるので、おそらくジムカーナ用です。(^^;
コチラも、プレ純正ギヤ比で組み込んで計算。
グラフ化。

速度比較(グラフ③)
※回転数は変わりません。
なかなか良さそうですね。 (^^)
全体的に速度域が綺麗にばらけ(特に2速、3速)、
3速、4速がそれぞれ中速、高速用になってきました。
おもしろいのは3速のギヤ比が、CL1とほぼ同じになったこと。
興味深いです。
4.643という細かい値はここら辺に秘密がありそうです。
更に、個人的に注目したのは、元々のギヤ比がCL1と比べ、プレ用のほうが、
速度域のグラフ(グラフ①)で見ると、綺麗な曲線(というか直線)を描いていること。
CL1は、GT的要素(高速巡航の燃費とか)を殺さずに、スポーツ化を求めたため、
グラフ化した場合、このように若干いびつな形になったのでしょう。。。
一般的には、こういうグラフは曲線が綺麗なのがいいですので、速度域の推移という点で行くと
何となくプレのほうが良さそうな気がします。
※あくまで個人的な感想ですが。。。
当然、ATSファイナルでも曲線の形は同じです。
ここら辺がどのように影響するのか?
果たしてCL1用ミッションと、ファイナル交換、どちらがスポーツ走行にはよいのか?
試してみたいですよね~~~♪
そう思いますよね~~~♪
思わないはずはない!(><)
というわけで、皆さんのご要望にお応えして(爆) 付けました♪
比較対象はmiyajii号ですかね。
こうご期待♪
計算に使用した謹製EXCELシート有ります。
更に研究されたい方は差し上げますよ(^^)
Posted at 2011/07/23 17:01:10 | |
トラックバック(0) |
CAR-LIFE | 日記