2015年08月23日
慣らし運転。人によって意見が様々ありますよね。最近の車は製造工程における精度も高いため、あまり気にする必要はないという人も多いです(ディーラーでも言われました)。
よほどぶん回すようなことをしなければ、街乗りやちょっとした遠出でも十分慣らし運転になるのでしょうし、意識して慣らし運転をしなくても壊れることもないもでしょう。
ただ、エンジンの持つ性能を最大限に引き出すため、また長くよい状態でその車に乗り続けるのであるのならば、エンジンやギヤといった摺動部分に対して徐々に負荷をかけることでアタリをつけてあげることがとても重要ではないかなと考えてます。
メタル同士でこすれあう部分、つまり摺動部は代表的なものであれば以下のようなところですか。
エンジンであれば、
・カムシャフト
・ピストン
・シリンダー
・クランクシャフト
・コンロッド
ギヤであれば
・ミッション(AT)
・デフ
また、メタルというものは熱が入ると膨張し、冷えると収縮するため、メタルそのものを鍛えるという意味でも、複数日に分けて実施していくことも重要かなと。つまり一気に走り切ってしまうのではなく、温めては冷やしてを意識的に繰り返すということですね。
思い込みもあるとは思いますが、考えに間違いはないかなと思うので、さっそく慣らし運転の計画を考えてみますか(笑)
■慣らし運転時に意識したいこと
①エンジンをかけた後はA/Cを切った状態で3分くらいアイドリング
暖機運転ですね。暖機運転はメタルをエンジン内において最適なサイズに膨張させることが目的です。またエンジンオイルを最適な温度にすることも目的です。A/Cを切っておくのは回転数を抑えておくためです。
②アイドリング後に発進した後も5分くらいは負荷をかけずに走る
暖機が終わっても、まだギヤといった摺動部及びデフオイルは温まってないので、最初は負荷をかけずに走ることでデフオイルやATFの温度を上げることが目的です。
③キックダウンはしない。加速が必要な場合は手動でシフトダウン
キックダウンって4速から一気に2速なり1速までギアダウンして加速する方法ですよね。(ずっとマニュアル車だったのでキックダウンの詳細や原理は詳しくないです)少なくとも、ギアダウンによる加速が必要な場合は手動でギアをダウンさせ、急な負荷をかけないことが目的です。
④1~5速のギアを全て使う
一般道を普通に走ればよいですか。全てのギアを使用し、まんべんなくアタリをつけることが目的です。従って高速道路は慣らし運転が終わった後です。5速ばっかり使って距離を走ってしまうので。
⑤カーブが多い場所を走る
峠などが個人的には最適かなと。これはディファレンシャルギアへのアタリをつけることが目的です。
■慣らし運転における距離と回転数
マニュアル車だといろいろ調整できていいのですが、オートマは基本アクセルワークだけなんですよねぇ。(手動でのシフトチェンジもできますけど)
0 - 500km: 2000rpmまで
500 - 750km: 2500rpmまで
750 - 1000km: 3000rpmまで
こんな感じで。
■慣らし運転が終わった際
1000km走り終わった後は
□エンジンオイルの交換
オイルの劣化はなさそうですが、メタルのバリなどがとれて鉄粉が結構混ざっていると思うので、フィルター込みで交換します。
□デフオイルの交換
エンジンオイルと同じ理屈ですが、デフの場合ドレンボルトに磁石がついているので鉄粉などはあまり気にしなくていいかもなんでしょうけどね。
■慣らし運転後
□負荷をかける
できればあまり回さずにエコな運転を心掛けたいところですが、負荷をかけないと回らないエンジンになってしまうので、意識的に踏みます。高速道路も走ります。
こんなところでしょうか。慣らし運転が終わった後は、以下を心掛けて車をメンテナンスしていくつもりです。
□定期的なメンテナンス
◆エンジンオイル
5000km毎もしくは半年に一回必ず交換。私はフィルターも毎回変えます。
◆ディファレンシャルギヤオイル
20,000km毎もしくは車検時に一回
◆ATF
20,000km毎もしくは車検時に一回
※ATFはほんとにこのスパンで変える必要があるか若干不明です・・・
■最後に
一生をともにする覚悟(大げさ)で購入した車です。長くいい状態で乗り続けたいからこそ、車へのいたわりが必要なのかなぁと思ってます。そういう意味ではJimnyは手放す最後までエンジンもターボも絶好調でしたね(^^)
Posted at 2015/09/16 12:46:33 | |
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